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フィギュア スケート コラム 2017年1月24日

【ISU欧州フィギュアスケート選手権 2017 男子シングル プレビュー】大注目は5連覇を目指すハビエル・フェルナンデス!ハイレベルな戦いから目が離せない!

フィギュアスケートレポート by 植田広美
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1月23日から29日まで、チェコ・オストラヴァで開催される欧州フィギュア選手権。ロシアを筆頭に、フィギュア選手の層が厚い国がエントリーする大会だけに、GPS(グランプリシリーズ)でもお馴染みの顔ぶれが揃う注目の大会だ。

やはり注目は、5連覇のかかるハビエル・フェルナンデスだ。先月のGPF(グランプリファイナル)では精彩を欠き、台乗りできなかったことへの悔しさ、集中することの大事さを口にしていた彼。今大会にかける意気込みは大きい。SP(ショートプログラム)『マラゲーニャ』は、昨シーズンからの持ち越しということもあり、細部の表現にまで余裕が感じられる。2種類の4回転ジャンプ(4トゥループ+3トゥループ、4サルコウ)が決まれば、昨年に続き100点超えが実現するだろう。またFS(フリープログラム)『監獄ロック』で見せるプレスリー顔負けの伊達男ぶりは、フェルナンデスならでは。こちらは3つの4回転(4トゥループ、4サルコウ+2トゥループ、4サルコウ)がまとまれば200点超えも。4試合ぶりにトータルで300点台を叩き出し、5連覇を引き寄せるか。

ハビエルを追いかけるロシア勢の中では、ミハイル・コリヤダに注目したい。先月のロシア選手権では283.48というハイスコアで優勝し、試合ごとに確実に実力をつけている印象だ。滑ることが楽しくてしかたがない、というようなエネルギーあふれる演技が持ち味。前回からFSに4回転ルッツを入れ、4回転ジャンプはトゥループと合わせて2本の構成となった。加点のもらえる3A(トリプルアクセル)もあり、台乗りの可能性は高い。

同じく、ロシアの若手の星、FSで4回転ジャンプを2本跳ぶアレクサンドル・サマリン。ロシア選手権、JGPF(ジュニアグランプリファイナル)で2位となった勢いで今回も台乗りを目指す。

前回の銅メダリスト、マキシム・コフトゥンは、今季はジャンプに苦しんでいる印象。自信が持てる演技ができれば、また強い彼が復活するはずだ。

スケートカナダではFSで踏ん張り4位となったミハル・ブレジナ。2シーズン目となるSP『The Way You look tonight』は、麗しいタキシード姿と相まって、彼の魅力を最大限に引き出すプログラムとなっている。今回の開催地、チェコ出身ならではの地元からの大きな声援が後押しとなるだろう。それをパワーにした活躍に期待したい。

ステファン・ランビエールをコーチに迎え、技術、表現力ともにめざましい進化を見せているラトビアのデニス・ヴァシリエフスからも目が離せない。ジャンプの安定感を武器に、台風の目になりうる存在だ。

そのほか、前回の銀メダリスト、イスラエルのアレクセイ・ビチェンコ、イタリアのイヴァン・リギーニなど、ベテランから若手まで、個性溢れる選手が多く見られる欧州選手権。スケーティングはもちろん、振り付け、楽曲、衣裳など、さまざまな視点でパフォーマンスを楽しみたい。

代替画像

植田広美

女性誌編集者としてアスリートの取材、インタビューを手がけるうち、どっぷりとフィギュアスケートの沼にはまる。国内外の試合、アイスショーはほぼ観戦。五輪王者を筆頭に日本選手が世界の舞台で活躍する現在の状況にワクワクしつつ、海外選手も全力応援! 全員がベストスコアの神試合がいちばんの望み。趣味は愛機で選手の写真を撮ること。

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