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フィギュア スケート コラム 2017年1月19日

【全米フィギュアスケート選手権 2017 ペア プレビュー】昨年王者のタラ・ケイン/ダニエル・オシェイ組は連覇を目指す

フィギュアスケートレポート by 植田広美
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ペア競技としては世代交代や度重なる選手の故障などによって、世界の舞台から遠ざかっていた感のあるアメリカチーム。ここにきて一気にレベルアップ、頭角を現して来たペアがいくつも見えるのはうれしいところ。実力者、アレクサ・シメカ・ケネリム/クリス・ケネリム組が棄権となり、金メダル争いが面白くなって来た。平昌五輪に向け、強いアメリカの復活のカギを握る、ペアの活躍が期待される。

昨年のチャンピオン、タラ・ケイン/ダニエル・オシェイ組は連覇を狙う。ケインの膝の故障が不安視されるなか、昨年のNHK杯では4位となった。さらに全米に向け調子を上げて来ており、本人たちの意欲も満々。バリエーションのあるリフト、難易度の高いトランジッションなど、加点をもらえる演技でトップを目指す。

昨シーズン、故障によりグランプリシリーズ(GPS)へのエントリーを見送ったヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー組。2015年のスケートアメリカで準優勝するなど、復帰後から安定した成績を残している。安定感のあるダイナミックなジャンプ、パワフルなパフォーマンスが持ち味。マリナ・ズエワ振り付けのフリースケーティング(FS)では、繊細な表現も加わって、さらに深みのある演技となっている。

マリッサ・カステリ/マーヴィン・トラン組も、表彰台に上がる準備はできている。今季のFSに選んだのはロックバンド、ジャーニーのメドレー。得意とするダイナミックなリフトやスケーティングと相まって、会場の盛り上がりは必至。課題であるジャンプがまとまれば、今後、国際試合でのさらなる活躍が期待できるペアだ。

今季から新しくペアを結成した、アシュリー・ケイン/ティモシー・ルデュク組は、ともに元シングルスケーターのキャリアを持ち、ジャンプやスケーティングの上手さが強味である。個人技が際立てばより印象の強いプロになりそうだ。そのほか、2015年オータムクラシックの銅メダリスト、ジェシカ・ファンド/ジョシュア・サンティラン組も結成2年目のシーズンを迎えた。アメリカのフィギュア界を背負う次世代の、若さ溢れる演技とその成長ぶりに注目したい。

泣いても笑っても一発勝負。今回の結果を受けて、3月にヘルシンキで行われる世界選手権への出場選手が決定する。今年のアメリカチームの場合、シングル男子、ペアは2枠、シングル女子、アイスダンスは3枠を争うが、 基本的には2018年開催の平昌五輪メンバーの選考も兼ねているため、どのカテゴリーでも非常にシビアな闘いとなるだろう。いまだかつてないようなプレッシャーをはねのけ、いかに自分のポテンシャルを最大限に引き出すか。それができる選手だけが、その輝かしいチケットを手に入れられるのだ。

☐ 放送予定
全米フィギュアスケート選手権 2017 ペア
2月4日 (土) 午後7:00~ J SPORTS 4

☐ J SPORTSオンデマンド配信予定
SP:1月20日 (金) 午前7:00~(LIVE)
FS:1月21日(土)深夜1:00~(LIVE)
詳細は特集ページで≫

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植田広美

女性誌編集者としてアスリートの取材、インタビューを手がけるうち、どっぷりとフィギュアスケートの沼にはまる。国内外の試合、アイスショーはほぼ観戦。五輪王者を筆頭に日本選手が世界の舞台で活躍する現在の状況にワクワクしつつ、海外選手も全力応援! 全員がベストスコアの神試合がいちばんの望み。趣味は愛機で選手の写真を撮ること。

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