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ペア大国としての歴史が長いロシアですが、オリンピックチャンピオンのタチアナ・ヴォロソジャル/マキシム・トランコフが、ヴォロソジャルの出産のため休養に入り、ロシアペア界も停滞期かと危惧する声もありましたが、今季のグランプリファイナルでは、シニア、ジュニアの部門で6組が出場、3組が表彰台に上がり、ロシアペアの面目躍如を果たしました。
出場組12組の内、最有力候補ペアは、今季キャリア初の金メダルをグランプリファイナルで手にしたエフゲニア・タラソワ/ウラジーミル・モロゾフ。ロシアではときに北米的とも評される彼らのスケートですが、コーチ陣にロビン・ゾルコビーも加わり、魅力の4回転ツイストとともに、更にレベルアップして来るでしょう。
2014年のソチオリンピック銀メダリストで、同年の世界選手権2位の実力者、クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフは、ストルボワの怪我のため今季はグランプリシリーズを欠場したものの、アメリカで治療を受け、本格的な氷上練習に復帰。シーズン後半での遅れの挽回を期しています。モーゼルコーチによると「ショートプログラムを少し変更しました、クセニアはまだトーループが跳ぶことが出来ないのでサルコウに変えました」とのこと。
そして川口悠子/アレクサンドル・スミルノフ。川口のアキレス腱断裂の回復が心配されていましたが、無事エントリーを果たしました。インタビューでモスカビナコーチは「ロシア選手権に向けて練習しており、まだ準備が出来ていないので高難度の要素は加えず、4回転スロージャンプも予定していません。他のエレメンツはある程度安定してきたし、スケーティングのスピードと表現力も向上しました。」、またヨーロッパ選手権出場のチャンスについては「希望はいつでもあります!彼らは悠子の怪我から帰ってきました。悠子は私達にやっと、私の足は痛くない、私は滑れるんだって感じるのと言ってくれました。」と話しました。
グランプリファイナル4位のナタリア・サビヤコ/アレクサンドル・エンベルト、ジュニアグランプリファイナル覇者のアナスタシア・ミシナ/ウラジスラフ・ミルゾエフにも注目です。ミルゾエフは「僕たちは落ち着いていて、初めてのシニア選手権だからといって、特に不安はありません。クリーンに滑れたら最高に幸せ。ロシアで最強の選手達と出場出来るのはすごいことだけど、この一年で僕たちはかなりレベルアップしたし、自信も生まれました。ジュニアグランプリファイナル優勝もあり、ポジティブな気持ちで大会に臨めます。」と落ち着きながらも元気一杯。
他にもジュニアグランプリファイナル3位のアレクサンドラ・ボイコヴァ/ドミトリー・コズロフスキー他、魅力的なジュニア組からも目が離せません。
ボロソジャールとトランコフがベビー用品を揃えている間に、ロシアのペアは更なる進化を遂げるかもしれませんね!
セルゲイ・ヴォルコフスキー
1967年ロシア生まれ。モスクワ大学日本語学科を卒業。
日本人と結婚し、ソ連崩壊を機に日本に移住。フリーランスの通訳・ジャーナリストとして活動。日本文化への関心が高じ、ロシア語で俳句を紹介するブログも執筆。ソチ五輪を始めとするフィギュアスケートの国際大会で、記者・通訳としても活躍している。
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