フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋
～4回転と本田コーチの強さ～

フィギュアファン歴が浅いグにとって、本田武史さんといえば、
高橋大輔さんの頼もしいコーチ、今も華麗な滑りを見せてくれる
プロスケーター、そして耳に心地いい声で、理論的に、しかも
わかりやすく伝えてくれる試合の解説者、というイメージでした。
本田さんの現役時代をリアルタイムで見ていないのだけど、
今回の『KENJIの部屋』を見て思いました。本田武史さん、
なんて強い人なんだろう…。

16歳でオリンピックに出ることになったとき、海外に拠点を
移したばかりでホームシックになりながら出場したこと、
つらかったけど、「どうしよう」と思っていても、
その不安を人には見せなかったこと、
コーチになってからは、不安って伝わってしまうものだから、
と自分の緊張を生徒に気付かれないようにしていること、
キスクラで選手の点数が低くても
「点数じゃない、今できなかったことを、
次にはできるようにしよう」と伝えること、
プロスケーターとして、毎朝、選手が来る前に練習していること、
プロになって10年、つらかったことも多かったけど、
今はスケートのことが大好きだと思えること、ほかの選手たちにも、
ずっと、長く滑り続けてほしいと思っていること、
アスリートとして、コーチとして、プロスケーターとして、
努力し続けられる人は、なんて強いんだろう。

現役時代は男子フィギュアを牽引し、引退後もスケーターとしての
生き方を鮮やかに示す本田武史さん。強いから努力し続けられるのか
努力し続けられるから強いのか、そんなことを考えてしまった
今回の「KENJIの部屋」でした。