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フィギュア スケート コラム 2016年11月22日

【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】川原星選手エピソード1

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2016-2017シーズンがいよいよスタート!日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん(KENJI)が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます!
今回のゲストは、前回の中庭健介先生の対談にも登場した川原星選手がゲストとして登場!エピソード1では、スケートを始めたきっかけや過去に出場した大会の心境などをお話ししてくれます!

スケートを始めたきっかけ

――星くんの私服普段あんまり見ることがないからさ

川原:そうですね、いつもジャージなんで。

――そうやんね、なんかさわやかやね。前回中庭先生いたからしゃべりづらかったことあるかなと思って、今日はもうたっぷりしゃべってもらって

川原:はい。お願いします。

――改めまして、川原星選手です。顔引きつってるやん(笑)

川原:唇の震えが止まらないです(笑)。

――じゃあ、まあどんどん聞いていくから、いろいろ答えてください

川原:はい。

――まずはやっぱりスケートのことから聞きたいんやけど、スケートを始めたきっかけ

川原:2006年のトリノオリンピックで、荒川静香さんが金メダルを獲られて。それで「あんな風に回ってみたい」とか思って、スケート場に遊びに行ってどハマりしたのが一番最初のきっかけです。

――2006年?最近やん!

川原:もう10年目ですね、今。

――そうやけど、こっちからしたらつい最近の出来事。あ、そうか、若いもんね

川原:はい(笑)。

――今、何歳やったっけ?

川原:今、二十歳です。

――あ、二十歳なったんだ。すごいな、じゃあ10歳から始めたの?

川原:はい。

――その荒川静香選手の、どういう所に惹かれたの?

川原:もちろん素人だったので、くるくる回ってるだけでも「どうやって回ってるんやろう」とか、「なんであんな高く跳べるんやろう」って。自分もできるようになりたいって思いました。与えられた時間の中でその選手がどれだけ頑張ったとかもわかるし。すごくおもしろい競技だな、というか。

――そうなんや。バウアーは?

川原:バウアーは、いまだにできないです(笑)。

――それはやっぱ印象には残ってんの?

川原:そうですね。

――俺もテレビで観てて感動したの覚えてるもん。なんかキラキラ光ってたもんね。ということで10歳で始めて、その時はただ遊びに行ったかんじ?

川原:そうです、家族で遊びに行って。その時にバックか止まるのができて、その達成感というか。それで次の日も次の次の日も遊びに行って。

――そんなに?

川原:はい。それくらい当時引き込まれましたね。

――そうなんや。小倉やったっけ?

川原:久留米です。

――久留米にスケートリンクってあったっけ?

川原:はい、オールシーズンの。

――そうだ、あるね。一回行ったことある

川原:少し小さいんですけど。

――じゃああそこに行ってたんや。すごいなあ、そんなハマったんやね

川原:もう、楽しかったですね。一日5時間とかただひたすら滑るだけ。

――5時間?

川原:最初はそうでしたね。

――今の練習時間は?

川原:3時間……。

――減っとるがな!

川原:(笑)。

ノービス時代の思い出

――ちなみに星くんは、中庭先生と同じ福岡県出身になんのかな?

川原:はい、福岡出身です。

――福岡のスケートの環境っていうのはどう?

川原:九州って、あんまり冬季スポーツのイメージがないと思うんですけど、年中あいてるスケート場も3つありますし、あと冬になったらアクシオン福岡っていうリンクもオープンするので、わりと貸し切りがシーズン中は特に取れるので、福岡でもフィギュアスケートは充分、練習環境としては良い方じゃないかと思います。

――そうやね、一般でも滑れるしね。じゃあ、また中庭コーチになんで教わろうと思ったんかな?

川原:一番現役に近くて、4回転やトリプルアクセルをばんばん決めてらっしゃって、なおかつスケート以外の面、国際大会とか出てたくさんの経験もされてるし、いろいろな面で指導をしてもらえるかなと。

――実際教わってみてどうやった?

川原:すごくわかりやすいですね。実際にやってたので、感覚的なことも教えてくれるので。ここをこうしてって言うよりも、たまに感覚的なこと。ここに力を入れるとかこういうリズムで、とか言われることによって、よりわかりやすく。

――じゃあキャリアの話に戻すんですけど、2008-2009年シーズンのアジアフィギュアカップのノービスクラスで2位。エイゴンチャレンジカップ優勝。ノービス時代、どんな思い出がある?

川原:ヨーロッパに行けるっていううれしさ。オランダの街並みとかすごく新鮮だったので、スケートの印象よりそっちの方が、ってかんじですね。海外に行けるっていう。

――しかもヨーロッパ。あんま行かれへんもんね

川原:そうですね。アメリカはあったんですけど、ヨーロッパとか香港に行ったことがなかったので。中学生ですし、海外に行けるだけでわくわくして。

――用意とかもしっかりして。ごはんとか大丈夫やったん?

川原:ごはんは現地で食べたんですけど、おいしくて。オランダも香港もとても印象が良いです。

――良かったやん(笑)。そういう思い出があるんやね

2Aを跳んだのは?

――じゃあ、みんなに聞いてるねんけど、ジャンプは最初からぴょんぴょん跳べるようになったの?

川原:最初は早かったです、覚えは。

――あ、そうなんや、自信満々(笑)

川原:最初は早かったですね(笑)。

――じゃあダブルアクセル跳んだのは?

川原:小5で始めて、ノービス一年目の全日本ノービスでは結構ぽんぽん降りてたので。

――え?まじで?

川原:一年くらいですかね

――スケート始めて一年で?

川原:一年弱ですね。

――早くない?

川原:はい(笑)。

――相当早いよ

川原:最初はぽんぽん跳べるようになりました。

――じゃあトリプルアクセルになった時は?

川原:中3か高1くらいです。

――それでも2年か3年くらい?

川原:3年くらいですね。トリプルは、5種類はノービス2年目の全日本で降りてましたかね。

――すごくない?

川原:早かったですね、最初は。

――まあ4回転とかトリプルアクセルになったら、やっぱりちょっと感覚ちがうもんね

川原:全然ちがいますね。

――でもトリプルアクセル高いの跳ぶもんね

川原:そうですね(笑)。

――4回転の方は?

川原:4回転は、それこそ中庭先生が跳んでらっしゃったので、そのご指導もあってここ最近調子も良くて。今シーズン初戦の飯塚杯でショートから入れることができたんですけど、なかなか成功させるにはシーズンまでに追い込まないといけないなと思っています。

――星くんなんかほんま変わらんな、ちっちゃい時と

川原:ほんとですか。

――全然変わらへん。で、その次のシーズンで全日本ジュニア7位?

川原:はい。

――そのあと全日本にも出ることになって。全日本では28位?

川原:はい、ショート落ちですね、初の。

――ショート落ちしたんだ。俺、あの時いたもんね

川原:長野ですよね。

2010年全日本選手権

――長野いた。どうやった?全日本の時ショート落ちしてしまったの覚えてる?

川原:全日本ジュニアと全日本選手権では会場の規模も全然ちがいますし。もう正直自分が持ってる力っていうのはほとんど出せずにショートが終わってしまったので、とても悔しかったですし、そこで練習拠点を変えてまた一からがんばりたいなと思って、パピオに移りました。

――あ、その時に思ったんだ。ジャンプが全然決まらへんかったの?

川原:はい。

――スリーミス?

川原:ツーミス(笑)。

――ショートのツーミスは結構痛いもんね。そっか、その後も練習してキャリアを重ねて、2014-2015年。ジュニアグランプリ、チェコで3位?いきなりメダル。どうやったその時?

川原:海外での試合にあまり慣れていないというのもあり、現地でスケートの調子を落とすのも多くて、国際大会であまりまともな演技をしたことがなかったので、この時やっとショートもフリーも当時自分が持ってた力は出すことができたので、やっとその感覚を掴んだというか。ここからようやく大崩れしなくなったので、それが大きな自信にもなったのかな、と思います。

――日本にいるときから用意とか、アップの仕方とか全部決めて行ったん?

川原:そうですね。出国の時までにどれだけ追い込むとか、現地に着いてからはこのペースで、最初に走って上げといて、とか。そういう感覚がようやく掴めたぐらいの時期なのかなと思います。

2015年GPシリーズ初出場

――なるほど。で、その次の年にシニア参戦?GPシリーズに初出場、緊張した?

川原:緊張はほとんどなかったです。つくまでは胃が痛いくらい緊張したんですけど、着いてからはパトリック・チャン選手や羽生選手などを見て、「あ、もうちげえ」って思って、世界が。

――あ、ちょっとちがうなって

川原:もうジュニアとちがってくらべる相手というか、負けたくないって気持ちが良い意味でなくなったんですよね。自分が持てる力をすべて出したいっていう気持ちに変わった時に、緊張がなくなったというか。もうこんな機会ができたのだから、楽しもうと思って。

――その時の出来は良かったんだ?

川原:かなり良かったですね。

――そうなんや。これまでに出た大会の中で、印象に残ってる大会は?

川原:全日本ノービスは、初めて全国大会で優勝できたのでかなりうれしかったですし、やっぱりいちばん自分の経験にもなって出ただけでうれしかったんですけど。スケートカナダは、かなりそのあと考え方も変わりましたし、また戻ってきたいって意味で。自分の中ではかなり大きな経験となったので出場できただけでうれしかったですね。

――逆に悔しかったとかは?

川原:たくさんありますけど、昨シーズンの全日本ですね。やっぱりかなり悔しかったです。小さいミスが多くて、大崩れってことはなかったんですけど、3回転3回転が回転不足を取られてしまったりしたのは悔いが残ります。

――ちょっと足らんかった、とか

川原:あと当たり前にあるべき5種類の3回転。前半から転倒があったりだとか、一番ベストを持っていきたい大会なので、とても悔しかったですね。

――もうちょこちょこ

川原:ちっちゃいミスがたくさんあって。

――重なるとね、結構な痛手になるもんね。じゃあ星くんの得意なエレメンツ

川原:僕、3回転3回転のコンビネーションジャンプは、自信持ってスピード出して行ってて、流れは出る方なんじゃないかなと思います。

――じゃあ逆に苦手なエレメンツ

川原:サルコウです。

――サルコウ?サルコウ苦手なん?

川原:トリプルサルコウ。本当に苦手で、昨シーズン思い返したら一度も降りてないです。

――まじで?サルコウの跳び方教えたげよか?

川原:はい、お願いします。

――サルコウは、こうバックで滑ってきて、左足のインサイド乗って、跳ぶねん

川原:それは知ってるんですけど(笑)。

――これをトップ選手に言ったら本気で怒られた

川原:みんな知ってます。

――星くんが一番厳しいツッコミやった、今

川原:(笑)。

同期の選手

――じゃあ同期って誰がいるんかな?

川原:東日本でいうと佐藤洸彬くんとかです。あまり僕の代は少ないんですよね。

――近い歳で、仲良い選手とかいる?

川原:一つ先輩なんですけど、刑事とかフェイはよく頻繁に会います。

――ちょっと待って、一つ上の先輩?刑事とフェイ(日野龍樹選手)?

川原:刑事、くん?フェイくん?ちっちゃい頃から一緒だったので。

――あ、そうやね。合宿とかやといつも一緒にいるようなかんじやね

川原:だいたい一緒ですね。

――なんで3人ともさ、俺が近寄るとさ、目線をそらしてスーッとどっか行くの?

川原:そんなことないです。

――俺の手がグーになってたらみんなだいたい逃げるよね

川原:その3人に限らず(笑)。

――僕がグーをしてると、絶対虫を持ってるって思てんねん。虫が嫌いなんやね

川原:一度、背中にバッタ入れられましたよね?

――入れてない入れてない(笑)。見せて逃げただけでしょ

川原:で合宿中刑事が肉離れするっていう(笑)。

――まじで?逃げて?そんな嫌いなんや

J SPORTS編集部

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