【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】中庭健介コーチエピソード3

スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2016-2017シーズンがいよいよスタート！日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん（KENJI）が、ゲストを迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます！
今回のゲストは、2008～2009シーズンにオンドレイネペラトロフィーで優勝を果たし、現在はコーチを務める中庭健介先生。いよいよ最終章となるエピソード3では、プライベートのお話や、今後の目標について語ってくれます！

番組からの質問コーナー

――では、質問BOXへいきます、どうぞ！

中庭：「スケート以外で生まれ変わったらチャレンジしたいスポーツは？」。やっぱり、小学校の夢にも書いてたんですけど、野球選手だったんで。

――あ、そうなんや

中庭：はい。ずっと野球が好きで。やっぱり野球やってみたいですね、本格的に。趣味ではやってたんですけど、教わってやるとかはなかったし、あと個人スポーツやってたんでチームスポーツやってみたいっていう。

――確かにそれあると思う。健ちゃんだってアンダースローやもんね

中庭：いやいやいや（笑）。どこ情報ですか（笑）。

――じゃあ次

中庭：「タイムマシンで行ってみたい時代は？」。やっぱり江戸時代ですね。刀持ってみたくないですか？そういうのありません？

――俺はちょっと恐いから。じゃあ、次

中庭：「1ヶ月休みが取れたら何をする？」。免許を取りに行きます。

――そやね。1ヶ月あればね

中庭：1ヶ月あれば合宿行けるんで。もうこれで言わせないようにします。

――AT限定でしょ？

中庭：多分そうです（笑）。

――大丈夫、俺もAT限定やし

中庭：ははは（笑）。

――次

中庭：「人生最大の失敗は？」。もうこれね、忘れもしませんよ。先生が手掛けた、メダリスト・オン・アイスという、全日本選手権が終わったあとのあのショーで、僕はぶつかってはいけない人とぶつかってしまって。それが、トリノで金メダルを獲った直後の荒川静香さんとぶつかってしまったことがありまして。

――あったね

中庭：あの時ね、泣きながら賢二先生に謝ってましたもん。

――「どうしよ、どうしよ」ってずっと泣いてたよね

中庭：あの時いちばんぶつかっちゃいけない人に、僕の不注意ですよ。

――俺は実際ぶつかったところを見てなかったけど、見てた人はもう全員がこう

中庭：ひいいいいって。

――ってなって。静香ちゃんはまあなんともなく。「いいよー」って

中庭：言ってくれて。

――その優しさもね

中庭：心に。

――ずっと30分くらい泣いてたよね。今思い出してもゾッとするわ

中庭：はい、ゾッとします。

――まあお互いケガなくて良かったよね

中庭：はい良かったです。

――はい（笑）

中庭：「地球最後の日、何をする？」。やっぱりジャンプ跳びたいっすね。

――そうなんや。それはなんで？別に誰に披露することもなく

中庭：やっぱりあの感触って、人生の中でも経験できる人少ないじゃないですか。

――そりゃそうやね

中庭：なので、4回転とまではさすがにいけそうにないんで、ジャンプ跳んでみたいですね。

――得意のトウループで？

中庭：そうですね、トリプルトウくらいはがんばりたいですね。

――今でもいけるんじゃないの？

中庭：いやあどうでしょうね、まあ機会があれば挑戦してみたいですね。

――じゃああとで

中庭：はい（笑）。じゃあ次いきます。「好きな女性のタイプは？」。僕、透明感のある女性が好きですね。

――あ、幽霊とか？

中庭：それ透明すぎます、さすがに。色が白い子で、身長が158センチの子が好きです。

――158？ちょっと背が高い方なんかな？

中庭：若干。160だとちょっと大きいな、みたいな。でも155だと小さすぎるから間を取って158です。

――意外とワガママやね

中庭：すみません（笑）。

――好きな女性のタイプ、そうなんや。高志郎くん知ってる？

中庭：知ってます。

――高志郎くんの話毎回出してるんやけど、好きな女性のタイプは、気配りができる人

中庭：ふふふ（笑）。

――一緒にいて楽しい人だって

中庭：ちょっと恥ずかしいですね。

――健ちゃんなんて？

中庭：158センチの人（笑）。

――35歳になるんやっけ？

中庭：今年35になります。やばいですね。

――じゃあ次

中庭：「1億円もらったら何に使う？」。1億円て結構な額ですよね。スケート靴を持ってしか海外に行ったことがないので、スケート靴を持たずに海外に行ってみたいです。

――もうほんとに旅行というか

中庭：はい。あとやっぱ普段行けない所に行けるっていうのも、やってみたいことなんで。

――例えばどこ？

中庭：僕、マチュピチュに行ってみたい。

――行ったええやん、別に

中庭：はははは（笑）。なかなか行けなくないですか？個人で行く人ってあまりいないじゃないですか。

――大変やろね、乗り継ぎだどうのこうの

中庭：なので、そういうの気にせずに世界を回ってみたいですね。じゃあ次行きます。「最近の一番の悩みは？」。氷の上なんで寒いじゃないですか。教えてて、ついつい話が長くなって、選手が寒がってんなって感じることがあるんで、話をなるべく簡潔にして、選手が寒がらない方法を考えないとなーってちょっと悩んでますね。

――今まだこう、長く話してしまうんや

中庭：ついつい余計なことまで言っちゃって。

――5℃とか5℃とか寒い所やからね

中庭：自分は着てるじゃないですか。ついついあったかい所でしゃべってる雰囲気になっちゃうんで。

――選手はさっきまで汗かいてTシャツやからね

中庭：ちょっと早く行きたい、みたいな。

――それが悩み。オッケーです、次

中庭：「現役時代の自分に声をかけるとしたら何と言う？」。そうですね、さっきも言ったんですけどもっとできるんだって自分から自分に言いたいですね。もっと上に行けるんだって。こんなとこで終わんじゃないって、ドラマみたいですけど。

――でもすばらしい選手やったと思うけどね。それに勇気づけられた選手もいっぱいいただろうし。今考えてもすごいがんばってたから、それはそれでいいんじゃないかな

中庭：ありがとうございます。「10年後は何をしていると思う？」。僕の期待を込めてでもいいですかね？オリンピックについて、オリンピック選手を輩出したいですね。

――で、一緒に行って

中庭：オリンピックの舞台を経験したいですね。

――やっぱりコーチ業をがんばって

中庭：振付師は宮本賢二さんで。

――ありがとうございます

中庭：それでぜひ。そういう機会が作れるようにがんばります。

――こちらこそよろしくお願いします（笑）

中庭コーチからKENJIに質問！

――「今までに沖縄に来て、良かった場所はどこですか？」。あのー、決められない

中庭：（笑）。

――ほんとに。どこも良かったです

中庭：さすがですね。

――でも、お茶をするなら糸満の美々ビーチのカフェはすごい良かった

中庭：僕もちょっと行ってみたいと思います。

――あ、あと、最南端の浜辺の茶屋？で飲んだコーヒーはおいしかった

中庭：じゃあそれ参考に、今度時間があったら行ってみたいと思います。じゃあ残り二つです。

――「今まで振り付けをしてきて、感心した選手はいますか？」。これもう、ほんとに誰っていうわけじゃなく、その人それぞれにちがった個性があるし、覚えるスピードもちがうから、全員が全員、感心してます。もちろんオリンピックであったり、高橋大輔選手であったり羽生くんであったりあるけれども、それぞれみんないつも感心してる。いつも勉強になるし。星くんだってそう

中庭：ありがとうございます。ちなみに中庭健介はどうでしたか？

――あの人はね、やれば早いんだけどね決断力がね（笑）

中庭：では最後です。

――はい。「振り付けをしている選手の試合を見るのは緊張しますか？」。めちゃめちゃ緊張します。ほんとはリンクサイドで応援したいけど邪魔になるし、リンクの端の方で祈るように

中庭：ははは（笑）。

――いやほんまやで。休憩の時に奥歯痛いもん

中庭：僕もやっぱりそれだけはいまだに緊張します。

――だってもう、なんにもできひんやん。今から

中庭：そうですよね。ぼくらはまだ、その選手と近い位置にいますけど、先生は

――俺はもう、応援しかない。でも、できれば、ノーミス、ってずっとこうしてる

中庭：やっぱりそうでした？先生も。

今後の目標

――中庭健介先生としての、今シーズンの目標、その先の未来への考えを教えてください

中庭：やはり選手にとって、コーチとして、選手が迷ってる時に導いてあげられるような、そういったコーチを目指して。今シーズンはユニバーシアードっていう大会がありまして、そこに川原選手が出れるように。それが、まずひとつも大きな目標で。そしてやっぱり自分が経験できなかった試合に、選手と一緒に体感してみたいなっていう気持ちは強いので、ぜひそれが近い将来に実現できるようにがんばっていきたいです。

――ぜひ、これからもスケート界を盛り上げてください。よろしくお願いします

中庭：はい。ありがとうございました。