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スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2016-2017シーズンがいよいよスタート!日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん(KENJI)が、トップスケーターをゲストに迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます!
新シーズン幕開けを飾るゲストは14歳(※収録日時点)の若さで世界の舞台で戦い続ける日本フィギュア界希望の星、島田高志郎選手です。エピソード2では、プライベートな話から今後の目標まで、ファン必見のインタビューをお届けします!
2Aは感覚で跳んだ高志郎くん
――みんなに聞いてるねんけど、ダブルアクセルを初めて跳んだのはいつ?
島田:ノービスBの2年目で急に上がったんですけど、その全日本ノービスの前に、練習でパッと。そこからだんだん安定してきた。
――え、そんな簡単に跳べたの?
島田:あんまり練習はバンバンしてなかったんですけど、感覚でダブルアクセルは跳べました。
――感覚でダブルアクセルはいっちゃうかんじなんだ?
島田:他のジャンプはそうでもないんですけど、ダブルアクセルだけ。
――あ、そうなんや。何回目で跳んだの?
島田:いや、何回目でとかは覚えてないですけど、なんか全然最初らへんはダメだったのに、急に回ってくるようになった、ってなって、降りた。
――やっぱりその感覚が違うね。その、天才肌
島田:いやあ、ダブルアクセルだけは、なんか早かったです。
――それはやっぱり否定せえへんの?
島田:(笑)。天才肌じゃない。でも今トリプルアクセルで結構苦労してるんで。
――あ、そうやな。トリプルアクセル最近調子どう?
島田:体が全然なってないんで。
――だって急に身長伸びたからね
島田:はい。まず練習すらできない、みたいな。ちょっとどこかしら痛くて。
――あ、そうなんだ。成長痛?
島田:はい、そんなかんじです。
苦手なジャンプ
――じゃあさ、ダブルアクセルは終わろう。苦手なジャンプとかってある?
島田:うーん、フリップ。
――あ、フリップなの?
島田:最初にルッツが跳べちゃって、その感覚でいけばいいやって思ってやっちゃったら、アウトになっちゃってましたね。
――そうなんや。でも高さもあるし幅もあるし、跳んだらきれいよね?
島田:でも結局マイナスあげちゃうんで。悲しいです。
――ルッツはもうそのままルッツ?
島田:はい、ルッツは。
――でも一時ちょっとアウトで困った?
島田:ノービスの時は、ルッツが良いんで。フリップはちゃんと跳んでたんですけど。先輩の坪井遥司くんのルッツを見てたら、だんだん感覚的に。滑らし方もすごい教わってたんで。で、参考にしてたらダブルから直っていって、トリプルもそのまま跳べたっていう。
――じゃあ、ルッツは遥司のおかげやけど、フリップは遥司のせい
島田:(笑)。遥司くんもエラーだったんです。
――あっ、遥司もエラーやったんや(笑)。そうか、遥司の後輩やもんね
苦手なスピン
――じゃあ、苦手なスピンは?
島田:苦手なスピン。シットスピンがポジションが汚いです。
――そう?
島田:ポジションが、キャノンボールとかレベルをとるのはいいんですけど、普通のノーマルがすごい汚くて。
――ちょっと形やってみて
島田:反対足が特に汚くて、こうなっちゃうんです。
――これ伸ばしたらええやん
島田:それがなんか伸ばせなくて。
――もうちょっとこっち行って
島田:陸上ではがんばればできるんですけど。
――もうちょっと、こう。こう、こう。できるできる
島田:はい、がんばります。
――やった。高志郎くんのスピンを直した。でもさ、最近の子ってさ、みんなジャンプとかすごいやん、レベルが。
島田:世界ジュニア見てて、すごいなって思いました。
――すごい負けてられへんよね
島田:もう、なんか今まではだんだんトリプルアクセルが必須だねってなってたけど、いきなり4回転が必須になるかんじになってしまったんで。まあできる限りついていって、最終的にはシニアで結局4回転跳ぶと思うんで。
普段は何してる?
――高志郎くんホンマに優等生やけどさ。普段は何してんの?
島田:友達と遊ぼうと思っても、練習で時間がなくて。テストとかでちょっと早めに終わった時には、みんなでどっか遊びに行ったりとかします。
――何に遊びに行くの?
島田:一回カラオケも行ったんですけど。
――カラオケ行くんや
島田:数少ないですけど。行って、全然システムがわからなくて。
――カラオケのシステムが
島田:システムが。とりあえず歌ったんですけど、そのままよくわからないまま帰って。
――何人で行ったん?
島田:7~8人くらいかな。クラスの男子で。
――で、「翼をください」?
島田:それは歌わなかったです(笑)。
――何を歌うの?
島田:小さい時からずっと「栄光の架け橋」が好きだったんで。
――似合う
島田:(笑)。
――1曲だけ?歌ったん
島田:いや、他にも。そのbacknumberとかも歌うし。みんなが歌うのをちょいちょい挟んで。
――ちょっとマイク貸せって?
島田:はい(笑)。
――あ、そうなの?
島田:「あ、いい?」って歌います。
――なんか独特やね(笑)。今のカラオケってどうやって行くんか知らんけど、なんか
島田:他の子ははっちゃけてますけど。
――高志郎くんはタンバリン?
島田:わかんなかったんで、そう、タンバリン(笑)。
――わけのわからんまま?
島田:マラカスとかずっと振って。
――へえ~、なんかちょっとわからへんわ
島田:自分でもよくわかんないです。
――で、楽しかった?
島田:楽しいは楽しいです。
番組からの質問コーナー
Q.子供で良かったなと思うことは?
島田:「子供で良かったなと思う事は?」。スケートやってるんで、同年代の子と一緒に上がっていけるし、一緒に遊んだりできるんで。多分大人になったらできないんだろうなっていうかんじなんで。
――できるでしょ、別に
島田:できるんですかね。
――高志郎くんとかさ、みんなが面倒見てくれるでしょ
島田:ああ。なんかみんなにすごい良くしてもらってるんで。
――よし、次
Q.最近の一番の悩みは?
島田:「最近の一番の悩みは?」。
――最近の一番の悩み
島田:今は…ないです。
――ない?
島田:はい。
――全く?
島田:最近って言ってもずっとなんですけど。ケガのことなんですけど。それは仕方ないなあと思って。
――ケガはね。まあ、アップもきちっとしてるしね、クールダウンもちゃんとしてるしね。まあ、ほんとこれからもケガは気をつけて
島田:はい。
――悩みがないということで。うらやましい限りです。はい、次
Q.一日だけ入れ替わってみたい有名人は?
島田:「一日だけ入れ替わってみたい有名人は?」。一日だけ羽生くんに。
――羽生くんなんだ
島田:羽生くんのちょうどオリンピックの時に行ってみたいです、入れ替わってみたいです。
――それは自分でちゃんと行きなさいよ(笑)。それは高志郎くん努力してるんやから、それは自分で行こうよ
島田:その、ジャンプの感覚もすっごいきれいなんで、あんなに気持ち良く跳べたら、4回転とかもどうなんだろうなあって。
――跳んで、自分との違いを見比べて見たり
島田:はい。でもその感覚で、もう一回自分に戻ったら多分全然。体だけ入れ替わったら全然ですかね?
――いやあ実はさ、俺も人と入れ替わったことないからさ、あんまりアドバイスできへんのよ。ごめんね
島田:(笑)。
――できれば良かってんけど。スケーターじゃない人とかは?
島田:うーん。大統領とか。
――大統領?
島田:なんでもできるんじゃないかなあって。
――そうなんや。やっぱりちょっとぶっ飛んでるよね。
Q.タイムマシンで行ってみたい時代は?
島田:「タイムマシンで行ってみたい時代は?」。ちょっと昔の長野オリンピックとか。
――長野オリンピック、昔じゃないよ?
島田:そうなんですか。
――つい最近よ
島田:最近ですか
――って今みんな思ってる
島田:何年でしたっけ?
――1998年
島田:僕まだ生まれてないんで。
――おおう!昔だ
島田:2001年生まれなんで。
――ええっ!2001年に生まれたん?さっき生まれたん?
島田:さっき生まれました(笑)。アメリカのテロの日、9月11日で。
――そうなんや
島田:なんでもう、そういう長野オリンピックとか、それこそプルシェンコ選手とかヤグディン選手とか、激しい争いを現地で見てみたいです。
――まあそれ、そこで勝ったんはイリヤ・クーリックやけどな
島田:(笑)。
――そっか、すごいな。長野オリンピックを、その時代を昔ってなるんや。だって生まれてないもんな。すごいなあ。
Q.好きな食べ物は?
島田:「好きな食べ物は?」。
――何が好きなん?
島田:さっきの坪井遥司先輩がラーメンが好きなんで。それによく連れて行ったりしてもらって、めっちゃ好きになりました。
――何ラーメン?
島田:岡山で、中華そばみたいな。
――醤油ラーメン?鶏ガラ醤油
島田:はい。みたいなのがすごい好きです。なんか麺類全般好きです。
――でさ、14才の高志郎くん。男の子ですから、好きな女の子とかいるかもしれないけど。え、いるの?
島田:いや、いないです。
――好きな女性のタイプは?
島田:タイプ。まあ、気配りができて、優しくて。
――ちょっと待って。14才やんね?いいよいいよ、で?
島田:優しくて、まあ一緒に楽しめる。まあ何事にも。
――14才やんね?なんか今もう25、6の・・・
島田:まあそんなかんじです。
――一緒にいて楽しい人
島田:はい。一緒にいて楽しい人です。一番はそうかな。
――次!
Q.この世で一番怖いものは?
島田:「この世で一番怖いものは?」。何回もかぶるんですけど、ケガですね。
――ケガ。そうなんや
島田:はい。スポーツやってたら、高橋大輔選手とかすごいケガ乗り越えたじゃないですか。そういう場面も、あったら経験にはなるんだと思うんですけど、やっぱりスケートができないし、今後どうなるかわかんないんで。まあ一番怖いです。
――そうやね。はい、最後
Q.これだけは絶対に負けない事は?
島田:はい。「これだけは絶対に負けない事は?」。負けないっていうより、負けたくないってことは。勝ち負けじゃないですけど、そこは表現力。人それぞれの表現ってあると思うんですけど、その中で自分の演技の中で、表現に負けたくないっていうか。例えば試合で緊張してカチンコチンになったら、その時点で演技っていうのが難しくなると思うんで。そこで自分自身に負けたくないっていうか。
――かっこ良すぎるやろ!
今後の目標・抱負
――じゃあ最後に、高志郎くんの今シーズンの目標と、これからの抱負、教えてください
島田:今シーズンはとりあえず体を作って、そこからリバーズとか4回転とかにまず挑戦するところまで、スタートラインに立てたらなっていうのが、今シーズンの目標です。で、まあ、最終的な目標は、オリンピックで賢二先生に振り付けていただくっていう。
――絶対する!たまに話すもんね
島田:はい。いつか、それでなくとも、世界で活躍して、フィギュアスケート界に名を残せたらなって思います。
――もう~。(拍手)今のちょっと感動で涙が出そうです。本当に、ケガ気を付けて、病気も気を付けて、すばらしい選手に。もうすでにすばらしいけど。これからもがんばってください
島田:はい、ありがとうございます。
【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】
島田高志郎選手エピソード
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J SPORTS 編集部
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