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フィギュア スケート コラム 2016年9月6日

【フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋】島田高志郎選手エピソード1

フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
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スポーツテレビ局J SPORTSの人気番組「フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋」2016-2017シーズンがいよいよスタート!日本選手はもちろん、海外選手のプログラムも多数手掛ける振付師・宮本賢二さん(KENJI)が、トップスケーターをゲストに迎えて、楽しく、真剣にトークを繰り広げます!
新シーズン幕開けを飾るゲストは14歳(9月6日現在)の若さで世界の舞台で戦い続ける日本フィギュア界希望の星、島田高志郎選手です。第1回ではスケートを始めたきっかけや、過去大会の思い出など、中学生らしい島田選手のキュートな一面を話してくれました。

スケートを始めたきかっけ

――改めまして、島田高志郎選手です。今回のこの「KENJIの部屋」の一番最年少。今、何才?

島田:今、14才です。中3です。

――中3か。受験生だね。

島田:いや、もう中学受験して入ったんで、そのまま。

――そうや、高志郎くん勉強もできるもんね

島田:いや、できないです。

――いや知ってるよ、聞いてるよ

島田:最初だけがんばりました。受験だけ頑張りました。

――得意科目は?

島田:国語だったんですけど、最近もうわからなすぎて。副教科が好きになりました。

――そうなんや(笑)。で、今回、岡山に縁のある選手を呼んでるんだけど、高志郎くんは岡山出身ではないん?

島田:出身ではないです。

――出身はどこ?

島田:愛媛です。

――愛媛なんだ。なんでまた岡山に来ることになったの?

島田:最初は長沢先生が岡山にいることを知って、教わりたいなということで岡山に引っ越しました。

――最初は愛媛で練習をしてたの?

島田:初めて滑った幼稚園の時から小学4年生まではずっと愛媛で。

――あ、そうなんや、で、一番最初に滑りに行ったのが楽しくて、スケート始めた?

島田:ほんとに楽しすぎて。

――その時はお母さんと行ったの?

島田:そうです。兄も行きました。

――あ、そうか。で、すぐ滑れるようになったん?

島田:いや全く。壁にしがみついて。

――そうなんや(笑)。でも、サッカーと野球してたんやっけ?

島田:サッカーを。他にも体操とか水泳とかテニスとかも。スポーツしかやってなかったです。

――テニス似合いそう、すごい似合いそう。その中でもやっぱりスケートを選んだのはなんで?

島田:単純ですけど、ほんとに一番楽しくて。これが上手になったらどんな風になるんだろう?っていうイメージがつかないのが逆に楽しくて。

――なんか、高志郎くんはいつもきちんとした答えを言ってくれるよね

島田:いえいえ(笑)。

憧れの選手

――たまに話聞いてへん時あるもんな。あんまよくわかってへんけど「はい」って(笑)。スケートで、憧れてる選手は?

島田:ほんとにたくさんいますけど、高橋大輔選手とか、町田選手とか。それこそほんと、羽生選手も。みんな好きです。

――誰かって言うと?

島田:うーん。やっぱり一番最初は高橋大輔選手。ずっと最初からってことです。

――どこの部分が?

島田:ほんと表現者っていうところで。バンクーバーで僕虜になってしまいました。

――虜になったん(笑)?でも、高志郎くんの表現力はすごいやん

島田:ありがとうございます。

――あ、ごめんね、振付中にいつも俺が爆笑してしまって

島田:いえいえ(笑)。

――もうほんとに、こう、すごいんですよ表現力が。練習の時から。ほぼ目つぶってるもんな

島田:(笑)。

――目つぶってほんと気持ち良さそうに滑る。それを見て、良い意味で笑ってる

島田:ありがとうございます。

スケーティングの憧れはパトリック・チャン

――あこがれの選手で表現は、高橋大輔選手。じゃあスケーティングは?

島田:スケーティングは、理想が高すぎるんですけどパトリック・チャン選手。

――ほう、すごいね。じゃあジャンプは?

島田:ジャンプは羽生選手です。

――羽生選手!じゃあスピンは?

島田:スピンは、ランビエール選手。

――もう最強やん(笑)!

島田:よくばりです(笑)。

――よくばり?理想がすごいな。良いと思う

島田:ありがとうございます。

高志郎くんのノービス時代

――2012年ノービス2位。あれ、そん時っていつやろ?

島田:ノービスBの2年目で、まだドン・キホーテも賢二先生の振付ではない時です。

――それでもそのドン・キホーテで覚えてんねん。あ、すごい子いるなーみたいな。

島田:ありがとうございます。

――その時は緊張した?

島田:なんか、ノービスBの1年目が、ケガで全部シングルで出て。ほぼスケーティングだけなかんじで、一応経験だけ積みに行こうってやってたんですけど。もうなんの関係もなく緊張しました。

――それで、その後が?

島田:アジアオープン。

――国際試合でいきなり優勝?

島田:はい、なんか自分でもびっくりしました。

――すごいね。その時初めての国際大会?

島田:はい、初めてです。

――緊張したでしょ?

島田:もう冷や汗がドバドバと。

――冷や汗がドバドバと(笑)?長沢先生はその時になんて?

島田:とりあえずタオルを何枚もくれて(笑)。

――そんなに?

島田:6分間が終わってほんとに汗がすごかったんで。バンコクでやったんで、リンク自体の気温も高かった。あそこでやって冷や汗とほんとの汗と2種類の汗が出てた(笑)。

――2種類の汗が出てたんや(笑)。でも結果はすごい良かった?

島田:はい。

長沢先生との二人三脚

――すごいね。今すごい背高いけど、すごいちっちゃかったもんね。

島田:ほんとチビってかんじだった。

――で、その次の年にノービス?獲っちゃう?

島田:はい。

――すごいね。なんかキャリアっていうか、試合に出始めてそんな経ってないのに優勝とか銀メダルとかすごいね。

島田:ノービスBの1年目がほんとに緊張して。6分間のジャンプの時なんか全然決まんなくて。その時は表彰台とか狙って行ったんで、良い経験だったなと思います。

――その時もやっぱり汗はすごい?

島田:はい、汗はすごかったです。

――高志郎くんさ、ホンマ背伸びたよね。何センチ伸びたの?

島田:今年は12くらい。

――12センチ伸びたん。しかもあれやんね、胴は変わってないやんね。手足だけ伸びたよね

島田:わかんないです(笑)。

――で、その汗だくの試合の時、試合の前になんかしたりするん?

島田:汗が出て体力が奪われるのが心配なんで、とりあえず水分補給と。出て行く時は先生が「落ち着いて」みたいなかんじで、すごく言葉をかけてくださいますけど。

――長沢先生なんて言わはんの?

島田:「大丈夫。できるできる」って。前向きに。

――高志郎くんは練習がすごいまじめやもんね

島田:まあ、やっぱりやらないと不安になるし。やったからこその試合の結果だと思うんで、そこは最低限。

2015年から強化選手へ

――2015年から強化選手に選ばれて、なんかその時に感じたこととかある?

島田:日本スケート連盟のサイトに「僕載ってる~」っていう。ずっと感傷に浸ってました。

――あ、俺だって?なんか趣味とか書く欄あるやん、あれなんて書いたの?

島田:音楽鑑賞と、漫才鑑賞とかいろいろ。

――漫才鑑賞?観に行くの?

島田:いや、動画です。

――動画でか。誰が好きなん?

島田:えーっとですね、サンドウィッチマンとか、わかりますか?

――わかりますよ、それはわかるよ。同じ時代を今生きてるから(笑)。過去の人じゃないから。音楽鑑賞は?

島田:スケートとかもそうなんですけど、他にもJPOPとか。

――JPOP、誰?

島田:backnumber。

――backnumberね。初めて聞いた

島田:(笑)。曲が感動系ですかね。聞いて、ちょいちょい入ってくる歌詞でまた感傷に浸る。

――それ、俺の振付中もそういうことなん?聞いて、はいはい、みたいな(笑)

島田:いえいえ(笑)、覚えようとしてました。

――冗談冗談。高志郎くんほんとにまじめだから、全部ちゃんと受けてしまうねんね。全部冗談やで

島田:今のはわかってます(笑)。

全日本初出場で11位

――それで、その強化選手で全日本ジュニアで4位。すごいやん。まあもう練習の時からすごかったけどね

島田:まあ気持ち的に乗ってたんで。いける気はしてました。

――いける。汗をかきながら

島田:はい(笑)。

――で、初出場全日本で11位。新人賞をもらって、その時はどんな気持ちやったん?

島田:いや、もう新人賞という賞があると思ってなかったんで、もらえて光栄でした。

――今までの試合で、一番印象に残ってるのは?

島田:うーん。やっぱりこの前の全日本ジュニア。フリーで自分でも滑ってて一番気持ち良かったです。

――気持ち良かったんや。やっぱり緊張した?

島田:緊張してたし汗もかいてたんですけど、立ったら汗が引いたかんじがして。

――なんて言うの、ゾーンに入ったみたいな?疲れも感じず

島田:はい。特に、チャップリンのスマイルのところなんかは、曲調もそうなんですけど自分がもうほんとに気持ち良く滑ってた。まあジャンプジャンプ、とは思ってたんですけど、緊張っていうよりはワクワクの方が。

――チャップリン、大変やったよね。どうやったらそんなに足動くの?みたいな。そっか、俺もあのチャップリンは、作ってて涙したくらいすごい良かった

島田:ありがとうございます。

――逆に、悔しかった、すごい嫌な大会とかある?

島田:全日本ノービスAの2年目なんですけど、ジャンプがキックアウトして。そのシーズンで新しく、ダブルトゥループを3回跳んではいけないみたいなのが出たんですけど。それなのにコンビネーションの時にダブルトゥになっちゃって。で、トリプルサルコウダブルトゥだったんですけど、それがキックアウトになっちゃって。全然点数が伸びなかったっていう。

――跳んだ瞬間に気づいたの?

島田:いや、終わって、先生も気づいてなくて。あとから会場の方を見に行ったら、「あれキックアウトだよ」って言われて。自分の点数が低かったのもがっくりしました。

振付で印象に残ってるプログラム

――何曲くらいやったかなあ?

島田:まだ3曲。ラ・マンチャと、チャップリンと、今回のロミオとジュリエット。

――忘れてる。1個忘れてる

島田:ハッピーフィートですか?なんか、自分の中では印象に残ってると言えば、シーズン通してすごい経験が多かったんでチャップリンなんですけど。今はすごい今回のロミジュリも自分で気に入ってます。めっちゃ好きです。

――あ、ありがとう。なんか高志郎くんさ、練習で曲かけただけなのに、「あの子何を思ってるんだろう?」っていうぐらい表現するんですよ。すごいよね。それはもう、なんでなん?

島田:なんか振り付けてもらったことがうれしくて。夢中になってる自分も気持ち入っちゃう、みたいな。

――もうホンマね、毎回言うんですけど、もし自分に子供ができたら高志郎くんみたいな子がいい。毎回言ってるよね、俺ね。ほんとに誰からも愛されるよね

島田:いやあ。そうだとうれしいです。

J SPORTS編集部

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