フィギュアスケーターのオアシス♪KENJIの部屋

＜グレゴリ先生（＝グ）からの作品コメント＞
この漫画を読まれている方が、どのくらい天知茂とか、江戸川乱歩シリーズを知っていらっしゃるかわかりませんが、『犬シリーズ』となると さらに知る人は少なくなるでしょう。

もちろんグもリアルタイムでは見てないのだけど、昔はテレビの朝や昼の映画劇場でまたか…っていうぐらい繰り返し放送されていて（関西だけ？）
「明智先生の関西弁面白い」
「タイムショックのおっちゃんの若い頃カッコいい」
と思いながら『宿無犬』『喧嘩犬』『ごろつき犬』…と9本続く『犬シリーズ』が大好きになってしまったのです。

この映画の主演は「タイムショックのおっちゃん」
あるいは「白い巨塔の財前五郎」の田宮二郎。
役どころは、喧嘩は強いが女には弱い、おしゃれでお調子者でガンマニアの一匹狼の鴨井大介（お、名前がダイスケ）。
そして天知茂演じる「ショボクレ刑事」は鋭い眼光を無精ヒゲとよれたコートに隠し、鴨井をキビシク追求したり、利用したりしながらも実はやさしく見守る役で、眉間にしわが似合うはずのええ男二人の関西弁のやり取りが、いやもう、ほんとにテンポがよく、カラッとしていてあんたら実生活でも仲良しやろ！
っていうくらい息ぴったりなんですわ。