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フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
【中京大&中京大中京高スペシャル】村上佳菜子 エピソード2
フィギュアスケートレポート by J SPORTS 編集部
第一弾は笑顔が魅力的な村上佳菜子選手。エピソード2となる今回は明るい笑顔の裏側に秘めた葛藤や、浅田真央選手についても語っていただきました。
変顔の話
――佳菜子ちゃんの仲良い選手って誰?
村上:織田くんですね。
――いつも一緒にいるよね。で、いつも変顔してるよね
村上:はい。
――え、今してる?
村上:今ですか?失礼な(笑)!
――それを、いつもノブに言うてたの。「ちょっと変顔やめろって」って
村上:「もともとこの顔や」ですよね(笑)。
――「まだやってへんわ!」っていうのを、佳菜子ちゃんに言ったらどう言うかなーと思って
村上:ちょっと怒りました(笑)。
――まじめやん?基本
村上:え、ほんとですか?初めて言われました
――ほんま?だって練習もきっちりしてるやん。あとアイスショーとかでも絶対時間に遅れないし、荷物もきちっとやるし、すごいまじめなんやなと思って見てた
村上:ありがとうございます、多分まちがってると思いますけど。
――最新の変顔っていうのはどんな感じ?
村上:その時したい顔をするので、最新とかないですね、あんまり。
――それはもう変顔とかじゃなくて表現なんやね。その時の雰囲気。今はどんな感じ?別に変顔じゃなくてもいいけど、顔で表現するなら
村上:ムチャぶりすぎませんか?賢二先生はどんな感じですか?
――俺は、めっちゃ緊張してるし、たまに意識に飛ぶから左眉毛がちょっと上がる感じかな
村上:楽しいので今は笑顔ですね。
――それ変顔ちゃうやん、ただの顔やし
村上:織田くんがいないと発揮できないですね。
――やっぱりライバル?
村上:いや、織田くんがいるからそれができるっていう感じですね。
――じゃあ今度アイスショーの時とかにまた見せて。で、シニアになって、今やもうお姉さんやもんね。ジュニアの時にはどんな感じやったの?最初は氷の上で遊んだりしてて、ジュニアの練習するようになるんでしょ?
村上:小学校くらいから練習すごいさせられるようになって、遊ぶと怒られるようになって、そのくらいはやっぱりスケート大嫌いでしたね。
――嫌いやったんや
村上:大嫌いでした、もうやめるってなるくらいで。もうあがるって言って、普通だったら子供が駄々こねてるだけだからするじゃないですか。だけどほんとにあがって帰りましたし。それくらい嫌いでした。
――何年生くらいの時?
村上:ノービスBとか。
――ちょうど俺が行ってた時くらい?
村上:はい、大嫌いでしたスケート。
――そうなんや。見ててそうは思わへんかったけどね
村上:もうなんでこんな怒られてまでやらなきゃいけないのってのがありました。毎日怒られてたんで。
――そう言われると、笑顔の印象はなかったかも。ちっちゃい時
村上:いつも泣いてたと思います。怒られて泣くか、できなくて泣くか。
――なんて怒られてたの?
村上:「ちゃんとやんなさい」って。やっぱり遊びたいから、サボるんですよ。リンクに乗ってても鬼ごっこしてたりとか。サボろうサボろうとするから怒られてましたし、ジャンプ跳ばないから怒られてましたし、何しても怒られてました。
――誰が怖かったの?
村上:お母さんです。――厳しかったんや
村上:そうですね。
――それが、ジュニアに入ってちょっと意識が変わってきたの?
村上:ジュニアになってからちょっと結果を残せるようになってきたので、それからやっとこういう喜びがあるんだっていうのをわかってから好きになっていきましたね。もっとそういう経験をしたい!って思って。
――試合でも結果が残ってうれしいし、ジャンプ跳べてうれしいし
今聞きたい質問!
村上:いつから釣りグッズ集め始めました?
――釣りグッズ?
村上:昨日たまたま見たじゃないですか。だから、すごいたくさんあったからいつから集め始めたのかなと思って。全くスケートと関係ないことにしてみました。
――釣りはほんまにもう物心ついた時からしてて、スケートをやめて先生になってから自分のお金で買ってやるようになった。釣り行こうよ
村上:佳菜、全然やったことないんですよ
――釣り教えてあげるよ
村上:やりたい
――すごいよ
村上:全然その機会がなくて。
――釣って、食べるねん
村上:釣りたて?
――楽しいよ。釣って、BBQもいいし、捌いたりもできるからさ。お刺身もできるし、天ぷらとかもできるし
村上:えー連れてってほしいです。
世界ジュニアでの思い出
――世界ジュニアに初めて行った時に、初めて出て優勝?その時どやった?びっくりした?
村上:びっくりしたのもありますけど、そのシーズンすごく良かったのでやっぱり獲りたいって気持ちはありました。
――獲った時はやっぱうれしかったんや
村上:うれしかったです。
――1年だけやったっけ?
村上:2年ジュニアにいて、1年目は出られなくて2年目に出ました。
――1年目は誰が出たんやろ
村上:今井遥ちゃんと鈴木真理ちゃん。
――そんで2回目出て優勝して、3回目は?
村上:出てないです。そのあとにもうシニアになりました。
――それで『Jumpin’ Jack』?
村上:はい。
――その時の世界ジュニアで海外行ってメダル獲って、思い出とかある?
村上:世界ジュニアは試合に行ったんですけどすごい観光したのを覚えてます。で、メインは1回しかなくてそのために早く行ったのに、前の日に食べた生ニシンがあたって、泣きながら練習したのをすごい覚えてます。オランダの有名な食べ物で、一口食べただけなんですけど。次の日もうおなかがヤバすぎて。
――そんなん食べたらあかんて
村上:それを食べて次の日、1回しかないメインの練習で一応滑ったんですよ。跳ぶ度にううう~って泣いて(笑)。
――思い出というとおなかが痛かった話?
村上:それはもう忘れられない思い出です。
――じゃあそれは大切にしまっておこうか。佳菜子ちゃんが金で、羽生くんも金で?
村上:なるちゃんとマーヴィンは銀でした。
――その時の印象とかは?
村上:やっぱりみんなでがんばろうっていう感じはすごいありました。優勝しようね、みたいな。
――羽生くんは生ニシンは食べなかったんや?
村上:そうですね。食べてないですね。
――なんかすごいメンバーやね
真央ちゃんとの思い出
――ジュニア時代の浅田真央ちゃんの存在は佳菜子ちゃんの中でどんな感じだったの?
村上:ジュニアの時に真央ちゃんは多分海外で練習してたんですけど、やっぱり目標というか憧れにして過ごしていました。目の前で見ることはなかったんですけど、昔は一緒に練習していたので、その背中を追ってずっと練習はしてました。
――今でもやっぱり仲良いの?
村上:仲はすごく良いです。
――真央ちゃんおらんとさみしいもんね。でも真央ちゃんにもいろいろ苦労があるやろし、それを佳菜子ちゃんも味あわんとね。やっぱり真央ちゃんの存在はでかい?
村上:でかいですね。
――直接なんか教えてもらったっていうことはあったの?
村上:今シーズン良くなかったじゃないですか。でもそういう時は絶対あるからって。あっこちゃんもみんなそういう風に言ってくれて。「また戻ってくるから大丈夫だよ、応援してるし」っていうのは、すごく力になりました。
――愛される選手やもんね、佳菜子ちゃんはね
村上:ありがとうございます。
――結構ジュニアの時には名古屋の村上佳菜子がうまいっていうのがあったやんね
村上:そうですかね。
――いやいやすごかったよ、元気いっぱいのって
村上:やっぱり自分ではそういうのあんまりわかんなかったです。
――で、シニアにあがる時にすごいのがシニアに来るぞっていうので、あの時の勢いもすごかったもんね
村上:あの時が一番良かったかもしれないです。
――今逆にシニアのお姉さんの立場になってるやん。少し前まではほんとに元気いっぱいのジュニアから来た子やったやん。やっぱり世代が変わっていくと気持ちも変わっていくのかなと思って
村上:今は、やっぱりずっと追いかける立場でやってたから、すごくやりづらい感じはします。一気に環境っていうか雰囲気が変わっちゃって、ちょっとやりにくい感じはすごいしました。
――先シーズンとか特に。練習の時でも気持ちはそんな感じあったの?
村上:やっぱり練習の時も真央ちゃんがいつも同じリンクで練習してるんで見てるじゃないですか。だから基準としてっていうか、真央ちゃんがここから追い込んでるなってわかったら、自分もそろそろやり始めなきゃいけないんだって気付かされてる部分がたくさんあったんですけど、そういうのが全くなくなったので。まあ当たり前のことなんですけど。やっぱり背中を見てやってきたので、その背中がなくなっちゃってすごくやりにくくなりました。
――そうなんや。でも逆に今佳菜子ちゃんの後輩が佳菜子ちゃんの背中を見てそういう調整とかもやってるんやと思うで。
村上:いやもうビュンって抜かされちゃいました。――いやそんなことない。もちろんそのジャンプとかいろいろ言ったらそうかもしれないけど、やっぱり長年してるからこそシニアだからこその演技っていうのはあるやん。点数ではない部分かもしれないけど。そういうお姉さんていう演技を後輩たちに伝えていくべきやと思うし
村上:もちろん真央ちゃんとあっこちゃんもそうですけど、コストナーさんとかも見ててすごいそういうものを感じたので、今はできないかもしれないけど、とりあえず次のシーズンやるって決めたので、そこで自分が感じたものをまた見せれたらいいなと思います。
――もうめっちゃ応援してるよ。周りの人はみんな応援してるから
村上:それがほんとに唯一のがんばろうって思える原動力になってますね。ほんとに心折れまくりですもん。
――ボキボキ?
村上:ボッキボキのパリンパリンです。粉々になってサラサラ~みたいな。
――改めて挑戦したいものっていうのはなんかあるの?スケートで
村上:ジャンプも、難しいのをやるからにはできるようにしていかなきゃいけないと思うので。一番自分でやっていきたいって思ってるのはスケーティングとか、さっき言ってたみたいにお姉さんらしい滑りというか、表現ができるようにしたいなと思います。
――例えば4回転とかトリプルアクセルだとかそういうのにも挑戦していこかなっていう?
村上:昔はアクセルがすごく得意だったので、トリプルアクセルを練習してた時もありますし、サルコウがやっぱり得意なので4回転もちょっと練習してたこともあるので。もうちょっとジャンプっていうものを直してから練習はしていこうかなと思ってるんですけど。
――スピンがきっちりとれるからいいよね
村上:とれる時ととれない時とありますけど。
――軸あんまりぶれへんもんね
村上:そうですかね。でもあんまりスピン得意じゃない。
――そうなの?得意やと思ってた。すごいきれいにしてたよ
村上:ほんとですか?いつかアイスダンスやりたいです。
――相手どうすんの?
村上:見つけます。あ、賢二先生お願いします。
――俺復活(笑)?膝とか痛いねんで
村上:いっぱい休んだから大丈夫ですよ。
――わかった、がんばる!
◆フィギュアスケーターのオアシス ♪ KENJIの部屋
【中京大&中京大中京高スペシャル】村上佳菜子 エピソード
» エピソード1の記事はこちら
J SPORTS 編集部
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