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1位 カロリーナ・コストナー(イタリア)
リンクへと向かうとき、少し緊張した。でも、そこで考えた。こんなことは今までもう10回もやってきたんだから、楽しまなきゃって。だって来年もこの場にいられるかどうか分からないから。おかげで随分落ち着いて、練習通りの滑りができた。だから今日の出来には満足している。
グランプリファイナルの後、国内選手権がわずか1週間後に迫っていた。だからイタリア連盟や私のチームシェフと話をして、国内選手権を欠場することに決めた。そこまでに8週間で4つものハイレベルな大会を戦ってきたから、少し練習の集中力が落ち始めていた。イタリアファンの前で滑りたい、と思ってきたから少し残念にも思ったけれど、どうしても休養が必要だった。クリスマス前後は実家で家族と過ごして、体力が再び戻ってきていると感じた。年が明けてから練習を再開して、この欧州選手権に集中した。満足の行く準備ができたし、自信もあった。そして今日、ようやく戦いが始まって嬉しい。ここに来てからの1週間、ずっと、ずっと待っていたから。
2位 キーラ・コルピ(ロシア)
今日のパフォーマンスには好感触を抱いている。今シーズンはあまり思い通りには進めて来れなかった。シーズン序盤の怪我に苦しめられたし、大会を普通にこなしていくことができなかった。でも調子は良いと感じていたし、練習も上手くできていた。だから今日はとにかく集中して、パフォーマンスを楽しもうと考えた。
国内選手権後は質の高い練習を積むことができた。不運にも軽く怪我してしまったし、インフルエンザにもかかったから、計画通りに練習ができたわけではなかったけれど。でもそこまでにこなしてきた練習は質の高いものだったし、より一層メンタル面のトレーニングを行った。だから、問題があったにも関わらず、ここに乗り込んできたときは自信があったし、よく準備できていると感じていた。
3位 クセニヤ・マカロワ(ロシア)
自分のプログラムに満足してる。クリーンで納得できるプログラムを披露することができた。今の気持ちを表現するのは難しいけれど、とにかく分かっていることは、練習で毎日やってきた通りに滑らなきゃならないこと。ただその通りに上手くやるだけ。
国内選手権直後からリンクに戻った。ジャンプひとつひとつを集中して練習した。まるでそのジャンプのためだけに、その瞬間のためだけに生きているかのように。2週間通してプログラムを幾度となく滑って、フィジカルとメンタルの強さを作り上げていった。
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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