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2012年欧州選手権の最終種目となる女子フリーの公式練習が28日朝、行われた。最終グループは、ショート首位のカロリーナ・コストナー(イタリア)から6位のアリョーナ・レオノワ(ロシア)までが8.72点差で、誰が表彰台に乗ってもおかしくない展開。それぞれジャンプを中心に入念な練習を行った。
ショートで首位に1.42点差の2位につけたキーラ・コルピ(フィンランド)は、「アイガットリズム」の艶やかな音楽に乗って、ショート「虹の彼方に」とは一味違った、大人の演技を披露。ステップやつなぎに複雑なステップが組み込まれた難しいプログラムを、自然に踊りこなせるまでに仕上げてきた。ジャンプは3回転+2回転+2回転などを中心に確認。悲願の欧州女王を目指す。
ショート6位と出遅れたレオノワは、3回転トウ+3回転トウの練習に集中。ショートではアンダーローテと判定され悔しい思いをしただけに、大技での巻き返しを図りたいところ。前日はスピードが出すぎている様子だったが、この日はスピードをコントロールしてクリーンな3回転+3回転を何度も降りていた。
ショート4位で、3位と0.41点差のエレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)は、曲かけでもすべてのジャンプを入れて練習。冒頭の3回転ルッツ+2回転トウをしっかり決め、練習の成果を示した。フリップ、ルッツ、ループなども調子が良く、あとは本番でどこまで好調を維持できるか。2年ぶりの表彰台も射程圏内だ。
ショート首位のコストナーは、ダブルアクセル+3回転トウを曲かけ練習で降りると、笑顔を見せた。大技がなくてもPCS(演技構成点)の点が望めるだけに、ジャンプの好調で大きな自信を手に入れた様子だった。クセニア・マカロワ(ロシア)はショート3位発進。昨年はショート2位発進から表彰台を逃しているだけに、リベンジへの思いは強い。大技の3回転トウ+3回転トウの練習に専念していた。最終滑走となるビクトリア・ヘルゲソン(スウェーデン)は、ステップやスピン、ジャンプなど全体的なエレメンツを確認。プログラム全体をとりこぼしなく演技するよう、落ち着いて練習していた。
男子に比べて、今回は話題の少ない女子シングル。来年は、ソチ五輪を目指すジュニア世代が一気にシニアに上がり、ジャンプ合戦へと時代は変遷するだろう。だからこそ今年は、トリノ五輪時代からしのぎを削ってきた“お姉さん”スケーターによる、本来のスケートの美しさ溢れる優雅な試合を楽しみたい。女子フリーは28日17:30(日本時間29日2:30)から行われる。
野口 美恵
元毎日新聞記者。自身のフィギュアスケート経験を生かし、ルールや技術、選手心理に詳しい記事を執筆している。日本オリンピック委員会広報としてバンクーバーオリンピックに帯同。ソチ、平昌オリンピックを取材した。主な著書に『羽生結弦 王者のメソッド』『チームブライアン』シリーズ、『伊藤みどりトリプルアクセルの先へ』など。自身はアダルトスケーターとして樋口豊氏に師事。11年国際アダルト競技会ブロンズⅠ部門優勝、20年冬季マスターゲームズ・シルバー部門11位。
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