【フィギュア欧州選手権】28日　アイスダンスの結果と選手コメント

スイスのベルンで開催されているフィギュアスケートの欧州選手権は28日、アイスダンスのフリーが行われ、アイスダンスではナタリー・ペシャラ、ファビアン・ブルザ組（フランス）が1位となった。

【アイスダンス　ショートダンス結果】
1位　ナタリー・ペシャラ、ファビアン・ブルザ組（フランス）167.4点
2位　エカテリーナ・ボブロワ、ドミトリー・ソロビエフ組（ロシア）161.14点
3位　シネイド・ケアー、ジョン・ケアー組（イギリス）157.49点

◆1位　ナタリー・ペシャラ
滑走前はナーバスではなく、集中していたの。タイトルのことは考えないように努力したけれど、難しかった。だってグランプリシリーズとは違うんだから。コーチからはエキシビションのようなつもりで行けと言われたけれど、なんてまあ重要なエキシビションだったのかしら。
ショートダンス前にはナーバスになっていたけれど、このフリーダンスのことはすごく大好きだから、それほどストレスを感じる理由がなかった。ヨーロッパでは2回4位に入ったけれど、ようやく一番美しいメダルが手に入った。今夜はお祝いなどせずに、むしろゆっくり休みたい気分。だって明日もフランスチームを応援しなきゃならないから！でも親しい人々やスタッフたちとこの喜びを分かち合いたいと思っている」

◆ファビアン・ブルザ
練習のつもりでいいパフォーマンスをしよう、と試みた。コーチからあまり興奮しすぎずに、リラックスして行け、と言われていた。シーズン最初の大会で大失敗したのは、逆にいいことだったと思う。そこから色々なことを変えた。ショートダンスは完全に変えた。新しいバージョンのほうが、多くの人に指示してもらえたみたいだしね。
（世界選に向けて）あらゆる面を向上させていきたい。今夜はかなりいいパフォーマンスができたけれど、もっといい演技ができるはずだ。スタミナ面も上げていく」

◆2位　エカテリーナ・ボブロワ
「以前は、2つのプログラムの間が１日空いてしまうのは嫌だった。大会が始まったら、ただただ滑り続けるほうが楽だから。でも今回ショートで2位になったあとは夢見ごこちになってしまったから、中1日のおかげで一息ついて、気持ちを落ち着けることができた。銀メダルに値する強い滑りができるんだということが分かったわ」

◆ドミトリー・ソロビエフ
「ボクらにとって大いなる成功だ。スゴイ快挙だよ。ボクらにとっては2度目の欧州選手権なのに、たった１年でここまでレベルを上げられたことが本当に嬉しい。支えてくれた人たちにお礼を言いたい。（ロシア選手権優勝が）自信につながった。精神的に楽に滑ることができるようになったよ。優勝がボクらに与えた影響は本当に大きかった。一方で責任も大きくなったけどね。
（Kerr組より上位に入ったことは）これもまたスゴイ快挙さ。ずっと前からTVで見ていた選手を、こうして倒したんだからね。 ショートダンスを終えて、今大会では自分たちにいい滑りができることが分かった。常にこんな滑りができてきたわけではなかったし、今季はツイズルに苦しめられてきた。でもショートのあと、ボクらは練習だけじゃなく、大会でもいい演技ができるんだと自信をつけたよ」

◆3位　シネイド・ケアー
「もちろん世界選手権には出場するつもり。欧州選手権でいい戦いが出来たのは本当に良かった。これは東京へのステップになる。フリーの音楽は、最初はエキシビション用に使っていた。でもこの音楽がすごくお気に入りだったし、もし今年もう一度競技会へ戻ってくるならばフリーで使うのはこの音楽しかない、と決めていた」

◆ジョン・ケアー
去年の世界選手権では、「これがボクらの最後の大会だ」と思っていた。でもコーチや周囲の人々から、もう１年続けるよう説得されたんだ。昨年のオリンピックイヤーは、楽しんで滑ることが出来なかった。だから氷の上での喜びを取り戻したかったし、それを皆さんにお見せしたかった。子供のころは、リンクの上で遊びまわるだけで楽しかった。そんな喜びを取り戻して、スケートを愛する気持ちをアピールしたかった」

※エントリーメンバー・結果等は、ISU公式ページでご確認ください。