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スイスのベルンで開催されているフィギュアスケートの欧州選手権は27日、ペアのフリーが行われ、アリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)が2年ぶり4度目の優勝を飾った。連覇を狙った川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)は2位に終わった。
【ペア 結果】
1位 アリョーナ・サブチェンコ、ロビン・ゾルコビー組(ドイツ)206.20点
2位 川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組(ロシア)203.61点
3位 ベラ・バザロワ、ユーリ・ラリオノフ組(ロシア)188.24点
◆1位 アリョーナ・サブチェンコ
(スピン失敗は)「何が起こったのか分からない。とにかく、何が起こったのか分からなかったけれど、続けなければならなかった。こういった状況には全く慣れてはいなかった。とにかく立ち続けて、スピンを続けなければならないと思った。プログラムを滑り続けたいと願って、なんとか切り抜けた」
◆1位 ロビン・ゾルコビー
「今回のタイトル獲得で特別なのは……多分、気温だね。全てのチームにとって同じ条件だったけれど、よい条件ではなかったよ。スピンに関しては何が起こったのかは分からない。起こったことは起こったこと。単にこのエレメントに関してのポイントを失っただけ。滑り終えたあと、わずかにリードを保っていた。でも未だ戦いの行方はわからず、ロシアペアにも優勝の可能性があると思った。それから彼らの演技を見た。2人はいいすべりをしていた。クリーンなすべりをしていたし、2人ともミスがなかった。もしかしたら寒さのせいで少し切れがなかったかもしれない。
だから見終わったあと、接戦になりそうだと考えた。それから得点発表まで2分。すごく辛かった。フィギュアスケートの成績はジャッジに委ねられており、ボク自身の考えとジャッジの考えが違うことだってありえるからね。ボクは滑走前のプレッシャーには上手く対処できるんだ。でも滑走後に待たされて、ドキドキするのは神経が耐え難いよ」
◆2位 川口悠子
「フリーでは物語を見せたいと思っていたけれど、まだまだエレメンツの方に集中することが多く、物語を上手く描くことはできなかった。昨日の演技のほうが精度が高かった。今日の出来にはまだまだ満足できない。ドイツペアの失敗は演技前には知らなかった。自分たちのすべりにだけ集中していった。
でもドイツペアはエレメンツ・パフォーマンスの質が我々より高いものを見せたのだと思う。世界選手権は日本開催だからと言って特別な思いはない。どこで開催されるから、ではなく、全ての大会が大切。全ての大会に同じように力を注いでいく。もちろん世界選に向けてプログラムの質を上げていく。この大会が、次に続く大会になることを願っている。」
◆2位 アレクサンドル・スミルノフ
(最初は川口さんがまだ記者会見場に来ていなかったので)「ヨーコは今、お茶を飲んで温まっているところですよ。
今日のパフォーマンスには満足しているフリーはエレメンツの方により集中して、少し振り付けのほうがおろそかになってしまったかも。でもファンの皆さんに感謝したい。会場の皆さんは最後まで応援してくれた。2つのプログラムはそれぞれに難しい。ショートは音楽が力強く、難しいエレメンツに集中する必要がある。フリーの音楽はすぐに気に入ったんだ。でもマスターするのが難しい振り付けだった。今年は非常によいプログラムに恵まれたと思っている。世界選手権ではもっと美しく仕上げたい。
寒さはこたえた。これほど寒いとあらかじめ知っていたら、それに向けて準備してきたのにね。でも全ての選手にとってコンディションは同じ。でもレベルの高い大会でこんな状況になるなんて、ちょっと奇妙だよね」
◆3位 ベラ・バザロワ
「まだ信じられない。だって私たちにとって初めての欧州選手権メダルだから。大会を重ねていくにつれて、レベルを上げていきたいと願っている。今大会はジャンプエレメントに特に集中した。もしも世界選への出場が叶ったら、もっとよいパフォーマンスをしたい。みんなが寒さのことを話しているけれど、そんなに酷かった?私はそれほど酷くは感じなかったけれど」
◆3位 ユーリ・ラリオノフ
「このメダルが本当に欲しかった。でもまずは、プログラムの全てのエレメンツをしっかりとやることだけに集中した。今はすごい感動に襲われている。あまり寒さのことは考えないようにしていた。ボクらアスリートは、みなファイターなんだよ」
宮本 あさか
みやもとあさか。パリ在住のスポーツライター・翻訳者。相撲、プロレス、サッカー、テニス、フィギュアスケート、アルペンスキーなど幼いときからのスポーツ好きが高じ、現在は自転車ロードレースの取材を中心に行っている。
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