人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2026年11月6日

注目のビッグバトル。快進撃の3勝1敗「同志社大学」×4戦全勝の昨季関西王者「天理大学」!ラグビー関西リーグ 2026

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

 

近年の関西大学ラグビーAリーグは天理大学と京都産業大学の「2強」といわれてきたが、今年は断言できない状況だ。

大学ベスト4の常連となった京産大は第5節(11月1日)、4敗の関西学院大学に1点差(26-27)で初黒星を喫した。

試合後、京産大の廣瀬佳司監督は「今年の関西リーグはどのチームも力が拮抗していると思っていました」と明かした。

J SPORTS オンデマンド番組情報

そして昨季関西チャンピオンの天理は、第2節で立命館大学に9点差(28-19)まで迫られると、第3節では関西大学のディフェンス、ブレイクダウンに苦しみ2点差(17-15)の辛勝。

本調子でなくとも勝ち切るのは地力の証明といえるが、圧倒的な差がないことは確かだろう。

そんな今季の関西リーグを盛り上げている一校が、故・平尾誠二さんら数多のスターを輩出してきた名門・同志社大学だ。

 

開幕節では、その後天理を苦しめる関西大にフィジカルバトルを挑んで26-14で快勝。敵将の佐藤貴志監督に「(春から)コンタクトのエリアに関しては大きく成長していると思います」と言わしめた。

ラグビーの根本であるコンタクト、フィットネスのレベルが上がった同志社。

第2節では近畿大学に2点差(24-26)で競り負けたが、第3節では粘り強い立命館大学に40-31で2勝目。第4節では京産大も苦しめた摂南大学に31-5で快勝した。

3勝目を挙げたその試合後、同志社の大黒柱で、日本代表合宿にも招集されたHO荒川駿主将は関西制覇について問われて以下のように語った。

「次の試合からは、昨年度の上位チームと当たっていくので、フィジカルの強度であったり、個々のプレーのスキルが、より高いチームになってくると思うので、個人個人ではなくチーム(組織)として勝てるように準備していきたいと思っています」

同志社は、その「上位のチーム」である天理と土曜日(11月7日)に激突する。天理・親里で13時のキックオフだ。

 

地元で迎え撃つ天理は、前述の通り第3節で関西大に苦しめられたが、第4節では近畿大に42-24で4勝目。無傷の4連勝を飾った。

天理は今週末も、近大戦と同様、武器であるセットプレーからFW勝負を仕掛けて主導権を握りたい。ただ天理が窮地となるシナリオがあるとすれば、それは「ペナルティの多発」かもしれない。

直近2試合で背番号8の太安善明主将は近大戦後、「相手の勢いのあるアタックをいかに出させないかということに取り組み、前半は相手陣での試合ができた」としつつ、課題もあると話した。

「後半は自陣でのプレーが多く、たまに相手陣に入っても、ミスで戻されることが多かったので、規律の部分を反省して直していこうと思います」

ディシプリン(規律)は現状の課題の一つだ。第2節立命大戦でもエリア後退時のペナルティが散見された。ハイタックルの数も気になるところだ。

その一方で、同志社は高い練習強度に支えられた終盤戦が強みの一つ。勝利した3試合はいずれも後半のトライ数が前半と同じか、もしくは上回っている。

プレー精度が落ちやすい終盤に天理のペナルティが増え、逆に終盤を強みとする同志社が逆襲する展開も考えられる。ラスト20分間の攻防は見逃せない。天理としては分厚い選手層を駆使して、相手の“終盤力”に対抗したいところだ。

そして、やはりフィジカルバトルは注目点の一つだ。

本稿執筆時点でメンバーは未発表だが、天理にはアンディー・オモロウなど肉弾戦でパワーを発揮する選手が多数いる。同志社としては鍛えてきたフィジカルを試す絶好機だ。

勝利して3位以内に入れば4年ぶりの大学選手権出場、そして関西制覇へ前進する同志社。全勝キープで関西連覇、そして大学選手権に殴り込みをかけたい天理。今週末は関西リーグが熱い。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

  • Line

あわせて読みたい

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ