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序盤の自陣ピンチで活躍。法政大WTB須田琥珀
前半3分。自陣ピンチで相手ラインアウトでの落球を見て、モール最後尾のキャリアーに背後からタックル。法政大FL北村優のスティールを呼び込み、自陣脱出のきっかけを作った。高いラグビーIQを窺わせるクレバーな18歳だ。
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攻守に大活躍。モールの推進力にもなった東海大LOカストン・フォヌア
序盤の展開は、お互いにハンドリングエラーと反則(ノットロール・アウェイやハイタックル等)で膠着。先制点は前半11分だった。
東海大がペナルティから右奥のラインアウトモールへ。ここでLOカストン・フォヌアがFLトゥポウ・ランギと共にジャンパーの両側を固め、くさびを打った。推進力を得たモールを仕留めた東海大が5点を先制した。
さらにLOカストン・フォヌアは前半17分、SH中村直人の仕掛けからロングゲインで2本目を奪取。ディフェンスでは、チームがモールで3本目(同21分)を奪って19-0とした前半24分、ゴールラインを背負ってのピンチで好タックル。味方のスティールに繋げ、法政大の逆襲をシャットダウンした。
劣勢のセットプレーをコントロールした法政大HO花澤祐太
要のスクラムで序盤からプレッシャーを受けた法政大。東海大リードの19-3で迎えた後半も苦しんだが、HO花澤祐太はダイレクトフッキングを前半に続いて度々成功。ラインアウトスローも安定させ、33-8と劣勢の後半12分にも敵陣でスティールを披露した。
盤石セットプレーと決定力で魅せた東海大フォワード
この日東海大のフォワードはセットプレーを優勢に進め、後半序盤の2トライ(後半3分、11分)など、フォワードを中心とした高い決定力で試合を優勢に進めた。
東海大は後半18分、万能FB浦本明惟のグラバーキックをWTB山口廉太がフェンスにぶつかりながらグラウンディングする派手なトライ。この一本の起点は直前のスクラムの強制ペナルティ。チャレンジングなプレー選択の裏にはフォワードの献身があった。
法政大、スクラムターンオーバーから意地のトライ
法政大は敗色濃厚となった終盤、フォワードが巻き返した。
|ラグビー 関東大学リーグ戦2026(10月4日)
【ショートハイライト】法政大学 vs. 東海大学
リザーブPR鈴木心温を投入していた法政大は後半24分、相手ボールスクラムで足を掻き、スクラムから攻守交代を起こす。相手フロントロー全員が替わっていた状況でやり返し、雰囲気を変えた。
ここからセットプレーを避けてタップから2度の連続攻撃。頼れるLO植浦慎仁主将がラック脇にねじ込んでチーム2本目を獲ってみせた。(43-15)
だが肉弾戦の圧力では東海大に軍配。ラストは東海大のLOカストン・フォヌアが、近接戦からハットトリックを決めるなど、終盤に2トライを追加した。そしてノーサイド。
一方の法政大は開幕3連敗。春からの課題であるセットピースは継続的な修正・強化が必要だろう。後半に誘発したスクラムペナルティは一筋の光となった。アタックはさらなる連携強化に期待したい。次戦は同じく2週間後、3連勝中の東洋大学が相手となる。
文: 多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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