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レッドハリケーンズ大阪(RH大阪)は、ホストゲームで勝利するとキャプテンの音頭で手拍子する「大阪締め」をする。「打ちまひょ」から始まる、あれだ。この日は、2月21日に釜石シーウェイブス以来、今季2度目のホストゲーム勝利だった。リーグワン2025-25ディビジョン2(D2)、第11節、4月11日(土)、ヤンマースタジアム長居(大阪市)では、RH大阪対清水建設江東ブルーシャークス(江東BS)の一戦が行われた。
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試合前のコイントスで勝ったRH大阪はキックオフを選択した。午後2時30分、4,150人の観衆が見守るなか、FB山口大輝がボールを蹴り上げる。序盤はRH大阪が思惑通り攻勢に出たが、現在3位の江東BSもアイルラン代表SOビリー・バーンズの好キックなどで地域をばん回し、前半13分にはWTB西端玄汰が2人のタックルをかわして右コーナーに飛び込み、先制トライをあげる。バーンズのゴールは決まらず、0-5。その後は江東BSが攻め、RH大阪が粘る展開が続いた。
前半29分、江東BSはバーンズのハイパントをクリーンキャッチした西端からFBキャメロン・ベイリーに繋がってトライ。バーンズのゴールも決まって、0-12となる。ベイリーは当初の発表では欠場する予定だったが、48時間前の発表後に出場することが明らかになった。江東BSにとっては先発HO立川直道が前半37分に脳震とうで退場したのが痛かった。交代したHOマヘ・ヴァイラヌはカテゴリーBの選手のため、出場枠の制限で、攻守にパワフルなプレーを披露していたCTBテレンス・ヘプテマを交替させなくてはいけなかった。立川が代わったことで、そこまで健闘していたスクラムもバランスが崩れたようだ。
RH大阪はD2でもっとも安定したスクラムを組む。前半終了間際、スクラムで反則を誘い、ゴール前のラインアウトを得ると、モールを上手くずらしながらFLブレイク・ギブソンがトライ。山口がゴールを決めて、7-12とした。後半3分、江東BSのSH金築達也にスクラムサイドを破られてトライを奪われたが、9分、再びスクラムで反則を誘い、その後のラインアウトからギブソンが2つ目のトライをあげて、12-19とする。
ジャパンラグビー リーグワン2025-26(4月11日)
【D2 第11節 ハイライト】レッドハリケーンズ大阪 vs. 清水建設江東ブルーシャークス|ジャパンラグビー リーグワン2025-26(4月11日)#leagueone
試合の流れは行ったり来たり。15分、江東BSのLOイカ・モツラロ・タカウにトライされ、12-26と突き放されたが、18分、山口のキックチャージでチャンスを作ると、LO金子琉聖がトライして、19-26と追いすがる。25分にはリーグワンデビューとなったWTB東海隼のパスを受けたSO呉嶺太トライ。山口がゴールを決めて、26―26の同点に追いつく。33分には呉が東にキックパスを送り、東のリターンパスを受けた山口がトライして、33-26と勝ち越し。しかし、37分、江東BSのベイリーにトライを奪われ、再び33-33の同点となる。
一進一退の攻防を制したのはRH大阪だった。最後のチャンスにかけたRH大阪は、失点後のキックオフのボールを東が値千金のクリーンキャッチ。モールを押し込んで江東BSのオフサイドを誘うと、山口が決勝PGを決めた。今季のホストゲームで2度目の勝利だった。しかも、1月10日の第3節(対江東BS)以降は8試合連続7点差以内での4勝4敗と惜敗も多かっただけに貴重な白星になった。
プレーヤー・オブ・ザ・マッチは2トライをあげたマイク・ギブソンが受賞。試合前まではディビジョン1との入替戦進出にわずかに可能性があったのだが、同日、上位2チームが勝利したため希望は絶たれた。その事実は試合後の記者会見で島田久満キャプテンが知ることになり、空気は沈んだ。だが、最後は前を向いた。「僕たちのチームの良さは、目の前の一戦一戦にしっかりフォーカスして戦い、最後まであきらめないところです。残りの試合でも応援してくださる皆さまの前で自分たちの思いをしっかりぶつけられるよう戦っていきたいと思います」。
敗れた江東BSの仁木啓裕監督兼チームディレクターも、反省点を話した上で次節の花園近鉄ライナーズ戦に向けて気持ちを切り替えた。「きょうはビジターゲームでしたが、弊社の大阪支店のみなさんを中心に2,000人近い方が来てくださり感謝しかありません。次戦も同じくらいの応援をしていただけると聞いています。東大阪市花園ラグビー場は弊社が施工しております。そうした思いもあるスタジアムでの試合ですので、必ず勝ちたいと思っています」。D2の熱い戦いはまだ終わらない。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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