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ラグビー コラム 2026年4月6日

【ハイライト動画あり】強風の中で両チーム合計12トライ。ブルーレヴズSO奥村躍動し、ダイナボアーズに逆転勝ち。

ラグビーレポート by 田村一博
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31-19と前半をリードしたのは三菱重工相模原ダイナボアーズ。後半は26-10と、静岡ブルーレヴズが自分たちの時間を作った。
45-41のファイナルスコアで勝ったのはレヴズ。両チームのファンが楽しめる時間のある試合だった。

4月4日におこなわれたリーグワン2025-26のディビジョン1、第14節のダイナボアーズのホストゲームは、2025年12月にセカンダリーホストエリアとして承認された長崎市でおこなわれた。
同日は前日から降り続いた雨こそ試合開始時にはほぼ上がった。しかし、強い風は試合の間も吹き続け、雨粒が落ちる時間もあった。
両チームとも、その影響を受けた。

先に流れを作ったのはダイナボアーズ。先制点はレヴズに許すも(この時のFLヴェティ・トゥポウのパワープレーにも注目!)、前半4分、7分とトライを重ねて逆転。その後点差を詰められても、PGと2つのトライを重ねて一時は31-12とスコアを大きく開いた。

4分のトライは、フェーズを重ねる中で淡々とパスを放っていたSHブラッド・ウェバーが、パスダミーから急加速でサイドを突いて奪ったもの。若きSHにとっては参考になる動きだった。

7分のトライは自陣から一気に攻め切ったものだったが、風上に立ったダイナボアーズはうまく敵陣に入り、攻めた。キックを使ったものもあったが、レヴズのミスやペナルティをきっかけに好機を掴むことも多かった。
昨年のものより『長崎タータン』柄の面積が多い特別なジャージーをきた選手たちの躍動に、スタジアムが大きく沸くシーンは多かった。

しかし、そんな流れは後半に入って途切れた。吹いていた風はさらに強くなり、前半とは違い、レヴズの選手たちの背中を押す。
前半の最終盤に7点を返していたこともあり、後半7分にHO作田駿介がインゴールに入ると両チームのスコアは近づきレヴズに勢いが出た(ダイナボアーズ31点、レヴズ24点)。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(4月4日)

【ハイライト】三菱重工相模原ダイナボアーズ vs. 静岡ブルーレヴズ|ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第14節(4月4日)#leagueone

11分にPGで加点されたレヴズだったが、ラインアウトからFWが相手トライライン前で攻め立てたアタックをSO奥村翔がフィニッシュして(ゴールキックも決めて)点差を3とする。
その奥村は、直後には50/22キックでチームを敵陣深いエリアに運んだ。

ラインアウトからの攻めを締め括ったのは、インゴールに転がされたボールを押さえた途中出場のWTBジャック・ティムも、状況を見てキックを蹴った奥村の判断が素晴らしかった。
前半9分のトライに繋がる走りも含め、トライを決め、呼び、フィールドキックもプレースキックも冴えたその働きは、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれて当然の働きだった。

J SPORTS 放送情報

ティムのトライ、奥村のゴールキックで38-34と逆転したレヴズは、31分にもNO8クワッガ・スミス主将のトライ、奥村のゴールキックで45-34として勝負を決めた。
ダイナボアーズの反撃を試合終了間際の1トライ、1ゴールだけに抑えた。

逆転勝ちを収めたレヴズの藤井雄一郎監督は、「風下の前半はプレッシャーを受けると分かっていたので、ある程度の失点はプランに入れていた」と試合後に明かした。
「もう少し丁寧に戦わないといけないと思いますが、ハーフタイムにしっかり点を取ろうと話しました」
ポジショニングの乱れや基本的なプレーの精度を修正するよう伝え、「まだまだ走れる状態だったので、しっかりボールを動かしてアタックしよう」と指示を出した。

敗れたダイナボアーズは、吉田杏主将が前半と後半のパフォーマンスの違いを悔いた。
「前半は自分たちがやりたいプラン通り、それ以上のことができたと思います。後半は我慢の時間帯がすごく長く、自分たちの規律の部分が乱れてしまい、相手に多くチャンスを与えてしまった。結果、スコアにつなげられたシーンが多かったと思います」

2月8日の東京サントリーサンゴリアス戦が雪で延期となったため、この日で8週末連続での試合だった。
同主将は「疲れがなかったと言えば嘘になりますが、難しい状況の中でチームとして戦い抜けたことは(今後に向けて)自信になると思う」とポジティブに先を見た。
グレン・ディレーニー ヘッドコーチも、ラストプレーで勝ち点1を得るトライを挙げた選手たちのタフさを称えた。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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