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ラグビー コラム 2026年4月2日

ダイナボアーズ、長崎の熱烈応援に応えられるか。ブルーレヴズは押す、そしてハードに。

ラグビーレポート by 田村一博
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1月17日(第5節)、今季1回目の対戦時は47-36で静岡ブルーレヴズが勝った。
4月4日に長崎で実現する第2ラウンドは三菱重工相模原ダイナボアーズのホストゲーム。同地を第2のホストエリアとする猪軍団はリベンジできるだろうか。

レギュラーシーズンの残りは5試合。各試合の結果が重みを増す。前節(13節)を終えた時点でダイナボアーズは10位でブルーレヴズは9位。お互いに必勝の決意を胸にキックオフを迎える。

特にダイナボアーズは、ホストチームとして負けられない。長崎での試合開催は3年連続。地元ファンの応援にも熱が入る。
2023-24シーズンはトヨタヴェルブリッツに20-34と敗戦も、昨季は横浜キヤノンイーグルスと戦い38-28と勝利を手にしている。

長崎はダイナボアーズの母体企業である三菱重工の発祥の地だ。チームと長崎市は2025年11月に連携協定締結。また、同年12月にはセカンダリーホストエリアの承認も受けている。
そんな背景もあるから、選手たちが着用するのは2024-25シーズン同様、通常のものとは違う『長崎タータンスペシャルジャージ』だ。

注目してほしいそのジャージーは、チームのシンボルカラーである緑に「長崎タータン」を襟や脇にあしらったデザイン。チームと長崎のつながりを表現したもので、今季のものは、「長崎タータン」の面積がさらに拡大しているそうだ。

選手たちにとって、熱い応援は背中を押してくれるエナジーとなるだろう。2月7日に予定されていた東京サントリーサンゴリアス戦が雪のため延期となった影響で、2月14日から前週まで、7週連続で試合を戦ってきた。
今週末で8連戦を戦い切る。選手たちに疲労が蓄積しているのは間違いないだろう。

前節のブラックラムズ東京戦に7-33と敗れた際、グレン・ディレーニー ヘッドコーチは連戦中の試合に向けての準備について、選手たちの体力やエナジーを保つために練習量を抑え、試合に向けた取り組みの時間も減らしたと話した。

その影響が試合のパフォーマンスに出た可能性があるとしながら、敗因については、「スキル面の問題」と、根本的な問題から目を逸らさなかった。
今回の試合ではチームの描く勝利のプランを体現するためにも、前戦で不安定だったセットプレーを必ず改善したい。

そこがしっかりすれば、SHブラッド・ウェバーとSO三宅駿で組むハーフバックスが巧みなゲームコントロールを見せそうだ。
4試合ぶりの戦列復帰となる三宅は、出場を重ねるごとに進化している。本人もシーズン中盤を迎える頃、「(周囲に)慣れる、コミュニケーションが取れるようになってきただけでなく、自分の持ち味も出せるようになってきた」と話していた。
そして、その力はウェバーとのコンビでさらに効果的になっている。

チャーリー・ローレンスとルカニョ・アムのCTBコンビも、2人が組むことでプレーの幅を広げる。
FWにはコリジョンに強い選手が何人もいて、バックスリーにもハードなランナーが揃う。今季初めて15番のジャージーを着るマット・ヴァエガの存在も、相手にとっては不気味だろう。

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ブルーレヴズは、2月、3月に負けが込んだ。7戦を戦って、勝ったのは前々節のトヨタヴェルブリッツだけだ。
それでも今季通算成績は4勝9敗、勝ち点21で順位は9位。6位のブレイブルーパスとの差は勝ち点5しかない。ここで勝てばエンジンがかかる。

ダイナボアーズが前節にスクラムで圧力を受けたことは分かっているだけに、チームの看板であるパックの強さを前面に出して流れを掴みたいところだ。
山下憲太作田駿介伊藤平一郎のフロントローを始め、FW8人の先発は2前節と変わらない。20-41と敗れたコベルコ神戸スティーラーズ戦では後半に調子を上げた。長崎では最初からプレッシャーをかけていく。

オフロードパスの達人で、チャンスを作り、広げるCTBセミ・ラドラドラが今回は欠場も、SH北村瞬太郎、 SO奥村翔が高速のテンポを作り、チームの攻撃性を引き出しそうだ。前節からFBで先発に復帰したサム・グリーンの存在も頼りになる。

プレーオフへの進出権を強い気持ちで掴みにいく藤井雄一郎監督は前節の敗戦後、「やるべきプレーをしっかりとやり続けることが大事」と、上昇するために近道はないのだと、あらためて口にした。
ハードに80分を戦い抜くことを誓う。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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