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ラグビー コラム 2026年3月30日

【ハイライト動画あり】ブラックラムズ東京は5トライを奪う快勝。 相模原ダイナボアーズは「全緑」出し切れず

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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桜が咲き誇る秩父宮ラグビー場で、ブラックラムズ東京(BR東京)がサポーターを笑顔にするトライを次々に奪った。ディビジョン1(D1)第13節、BR東京が三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原DB)を迎えた一戦は、3月29日(日)、午後2時30分、相模原DBのキックオフで始まった。

TJ・ペレナラ(BR東京)、ブラッド・ウェバー(相模原DB)というオールブラックス(NZ代表)のSH対決は、この試合の見どころの一つ。元チームメイトであり、ライバルの2人が攻守に質の高いプレーで試合を引き締めた。拮抗した展開のなかで最初にトライチャンスをつかんだのは相模原DBだった。前半7分、BR東京陣22mライン付近のラインアウトから攻めて相模原DBは左タッチライン際でディフェンスを崩したかに見えたが、ここでパスミスが出て先制機を逃してしまう。

反撃に出たBR東京は前半8分、NO8ファカタヴァ・アマトがトライを奪ったかに見えたが、映像判定で連続攻撃の中でノックフォワードが見つかってトライキャンセル。それでも攻撃の手を緩めず、前半16分、相模原DB陣22mライン付近のラインアウトから右オープンに展開し、いったん左に折り返した後、すぐに右ショートサイドを攻め、FBアイザック・ルーカスがトライをあげる。

相模原DBも反撃に出るが、BR東京はディフェンスラインを素早く押し上げ、的確なタックルを決めてミスを誘った。前半36分、相模原DBのトライライン直前でスクラムを得ると猛プッシュで反則を誘い、レフリーがアドバンテージを適用する中でSHのTJ・ペレナラが難しいボールをさばいてルーカスがトライ。SO中楠一期がゴールを決めて、14-0とした。圧巻だったのは前半終了間際のトライだ。40分が経過し、タッチラインの外に蹴り出せば終えられるところで、WTBメイン平が自陣から走る。バックスタンドの大歓声の中で右タッチライン際を抜け出すと最後はサポートした中楠がトライ。21-0として前半を終えたのだ。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(3月29日)

【D1 第13節 ハイライト】ブラックラムズ東京 vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ|ジャパンラグビー リーグワン2025-26(3月29日)#leagueone

後半開始直後のファカタヴァのトライは、8,263人の観衆を驚かせた。自陣10mラインのラインアウトからモールを押して20mほど前進したBR東京は、ここから右オープンに展開し、CTB池田悠希の短いパスに走り込んだファカタヴァがディフェンスラインを突破。グースステップで加速すると、タックラーを1人、2人、3人とかわしてトライエリア右中間にトライをあげた。中楠のゴールは決まらなかったが、スコアは、26-0と開いた。

その後、膠着状態となるが、BR東京は相模原DBのハイパントを確実にキャッチして切り返し、チャンスを与えなかった。相模原DBがようやく得点したのは後半31分のこと。CTBルカニョ・アムのトライ、SOジェームス・グレイソンのゴールで7点を加えたが、スコアはこれのみ。BR東京はさらにトライを加える。試合終了間際、後半頭から交替出場のPRパディー・ライアンがタックラーをスピードで振り切ってトライエリアへ。身長190㎝、体重116㎏のスピーディーな動きにスタンドは大いに沸いた。

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勝ったBR東京のタンバイ・マットソンヘッドコーチは、「ハッピーです。トップ6を狙う位置にいることができた。それがすべてです」とシンプルに喜びを語った。後半に課題があったとしながらも、「松橋、TJらリーダーシップグループがしっかりやってくれている。トレーニングの質が安定しているのは彼らのおかげです」と、リーダーたちを称えた。キャプテンのペレナラは、「自分たちの目標に向けて大事な試合でした。前回の神戸戦は(67-21)で悔しかったので、次は大事なチャレンジです」と、神戸スティーラーズとの今季2度目の対戦を見据えていた(4月5日、秩父宮ラグビー場)。

(67-21)で悔しかったので、次は大事なチャレンジです」と、神戸スティーラーズとの今季2度目の対戦を見据えていた(4月5日、秩父宮ラグビー場)。

敗れた相模原DBのグレン・ディレーニーヘッドコーチは、「BR東京は前半も後半も良かった。彼らからたくさんのプレッシャーを受けました」と語った。「きょうは一貫性が足りず、スキルの精度が低かったです」。吉田杏キャプテンも「チャンスは作ることができたのですが、取り切れずに相手に流れを渡してしまいました。プレッシャーを受けた中でのスキルセット、状況判断の部分がスコアできなかった要因です」と反省の弁。雪で順延された試合があった影響で、2月14日からこの日まで毎週試合をしている。次節が終われば1週の休みが入る。疲労も蓄積しているようだが、ここが踏ん張りどころだ。来週(4月4日)はセカンダリーホストエリアである長崎市のべネックス総合運動公園で静岡ブルーレヴズを迎え撃つ。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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