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ラグビー コラム 2026年3月26日

50キャップのサンゴリアスSO髙本幹也、勝利に導くゲームコントロールを見せられるか。首位ワイルドナイツに挑む

ラグビーレポート by 田村一博
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今季最初の対戦は約2か月前(1月24日)の第6節、熊谷ラグビー場で31-30のスコアだった。
その時に勝ったのは埼玉パナソニックワイルドナイツ。終盤に追い上げた東京サントリーサンゴリアスは、わずかに届かなかった。

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3月28日、同じカードが秩父宮ラグビー場でおこなわれる。第12節終了時点での順位はワイルドナイツが首位で(勝ち点50でクボタスピアーズ船橋・東京ベイと並ぶも勝利数差でトップ)、サンゴリアスは4位。前者は唯一の敗戦後に3連勝してこの日を迎える。後者は直近の3試合で1勝2敗。2つの黒星は前節も含め、三菱重工相模原ダイナボアーズ戦で喫したものだ。

今回ホストチームとなるサンゴリアスは、なかなか上昇気流に乗り切れないシーズンを過ごしている。直近3連戦で負け越す前は3連勝していたものの失速中だ。

 

チームを率いる小野晃征ヘッドコーチ(以下、HC)は、残り20分まで11点をリードしながら敗れた前節の試合後、「接点のプレッシャーと、チャンスに点を取り切られた結果、勝利を持っていかれた」と話した。
特に自陣深いエリアでの防御でシステムと意識を貫けなかったとし、ワイルドナイツ戦へ向け修正していくべき点とした。

その試合ではFBチェスリン・コルビやFL下川甲嗣らが多くのボールキャリーを見せた。アタックの機会はポゼッションが64パーセントと圧倒的に上回っていたけれど、相手の粘り強いディフェンスの前に決定力を欠いた。
こちらも修正必至。ワイルドナイツも防御は厚い。

この試合に臨むメンバーについて小野HCは、「高いパフォーマンスを出せている選手たち。そして、連戦が続いているので(2月14日から始まったバイウィーク無しでの8連戦の7試合目)、自分たちのベストのラグビーがプレーできることを基準に選んだ」とする。
FLのサム・ケイン主将が2試合ぶりに復帰。CTBイザヤ・プニヴァイは3試合ぶりの戦列復帰だ。中野将伍とコンビを組む。

SOの髙本幹也は、今回の試合でサンゴリアスでのキャップが50になる。実質3シーズン目の途中での到達について、本人は「周囲の選手やスタッフの方のサポートあってこそ。感謝の気持ちを勝って届けたい」と話す。
「経験を重ねて、ゲームコントロールの質は上がってきている」との自負がある。試合巧者相手に、結果を出してそれを証明したい。

 

対するワイルドナイツは前節、好調なリコーブラックラムズ東京に31-7と快勝した。スティーラーズ戦で得た教訓を活かして戦っている。
ブラックラムズ戦ではポゼッションで相手に上回られながら、ゲインメーターやディフェンス突破でブラックラムズを圧倒。いかに効率よく攻め、堅実に守ったかが伝わる。
また、後半29分からピッチに立って2トライ、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたモーリス マークスら、フィニッシャーとして投入された選手たちの働きも光った。

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コンディションが整わなかったHO坂手淳史主将が欠場するため、前戦に続き、サンゴリアス戦でもPRクレイグ ミラーがゲームキャプテンを務める。今季は副将に指名されて普段からチーム全体に気を配る。金沢篤HCの信頼も厚い。

3番には今季初出場となる古畑翔が入る。2025年は日本代表やA代表の活動に参加し、ウェールズ戦では初キャップも獲得した。パワーの源となっている逞しい下半身にも注目だ。
6番で先発するユアン ウィルソンはパワフルで、プレシーズンから結果を残して来た。今回も激しい攻守でチームを前に出す。

直近の試合では、SO山沢拓也の好調さが際立っている。自ら走り、キックも精度が高い。金沢HCは、「周囲との連係がこれまで以上に密になっていることが彼の良さを、より引き出している」と見る。

同HCは対サンゴリアス戦で勝利するキーポイントとして、「ディフェンス。相手のアタッキング、彼らのスタイルを消すためにも、まずはコンタクト(の局面)で勝つ」と焦点を絞る。
今季唯一の敗戦の痛みを活かす試合になる。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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