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ラグビー コラム 2026年3月19日

死闘乗り越えた2位「埼玉パナソニックワイルドナイツ」×絶好調の5位「リコーブラックラムズ東京」!ジャパンラグビーリーグワンD1第12節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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優勝候補の埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)か。

絶好調のブラックラムズ東京(BR東京)か。

ジャパンラグビーリーグワンD1第12節。2位(10勝1敗)のワイルドナイツが3月21日(土)、埼玉・熊谷に5位(7勝4敗)のブラックラムズを迎える。

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ワイルドナイツは2位につける優勝候補。前節クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの死闘を32-30で制した実力者だが、ブラックラムズに対しては、直近2試合で6点差(2024年度第16節/27-21)と7点差(今季第7節/13-6)と接戦が続く。

しかもブラックラムズは絶好調。その埼玉WK戦の敗戦から浦安DR横浜EBL東京静岡BRを撃破して目下4連勝。リーグワンでチーム最多となる7勝目に到達し、初のトップ6圏内となる5位につけている。

好調の理由の一つはセットプレーの安定だろう。

昨季の時点で堅守ベースのハードワーク文化にバックスの攻撃力が上乗せされている状況だったが、今季はセットプレーがより強固になった印象だ。モールの決定力も特徴的で、Optaによるとブラックラムズの今季モール成功率はD1トップの93.8%(埼玉WKは3位の87.3%)。敵陣での決定力向上に寄与している。

ただやはりブラックラムズの魅力は、接戦を勝ち切るチームワークと泥臭いディフェンスだと感じる。前節は強烈なフィジカルのブルーレヴズに再三差し込まれたが、勝ち切ってみせた。

「順位は関係なく、選手たちのプレーを見ていると、お互いに対してのコミットメント、そして、ネバーギブアップの精神を垣間見ることができて、本当に誇りに思います」(ブラックラムズ、タンバイ・マットソンHC)

SO中楠一期ら日本代表入りした選手も激増。初のプレーオフ進出へファンの期待は増すばかりだろう。この勢いでワイルドナイツ撃破を成し遂げられるか、注目の一番となる。

先発メンバーを見てみよう。TJペレナラ主将とSO中楠のハーフ団、FBアイザック・ルーカスら11人は変わらず。

前節からの先発変更はPR中村公星、LOマイケル・アラダイス、猛タックルを決めるFL山本秀、前節途中出場からトライアシストもしたCTB池田悠希がスタメンへ。リザーブではPR津村大志が今季初出場に備える。

 

そんな好調の相手を迎え撃つワイルドナイツだが、OptaによるとD1のホストゲームでは現在23試合連続無敗(22勝1分)。どのビジターチームにとっても高い壁であることには変わりない。

前節では秩父宮で37フェーズを重ねた末に大逆転勝利。リーグワン史に残る激闘の主役となった。

最後の37フェーズの末にトライを奪った点について、ワイルドナイツのHO坂手淳史主将が振り返った。

「一人ひとりのプレーの選択が良かったです。ボールキャリーに行くときはしっかりと強いキャリーをしますし、パスをするときも、勝手にパスするんじゃなくて、もらう選手がしっかりと(顔を)出しにいっている」

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「そういう基本的なことができていて、少しずつでもゲインができた。そこがすごく良い点だったと思います」

最後は基本のプレー精度が勝敗を分ける――。これはファンの皆さんも各所で耳にする言葉だろう。ワイルドナイツは試合の最終盤で、その基本的なプレーを遂行する強い意識があった。

選手個人でもなくスペシャルなプレーでもなく、“基本”にこそワイルドナイツの常勝軍団たる理由が存在するのかもしれない。

そんなワイルドナイツの先発を見てみると、フロントローではメンバー外からPRクレイグ ミラー、前節リザーブからはHO佐藤健次が繰り上がり。LOゼイビア スタワーズ、SH萩原周の計4名が先発へ。元天理大主将の島根一磨はリザーブから今季初出場を狙う。

両軍には世界有数のブレイクダウン職人がいる。

ワイルドナイツで今季13回のスティールを記録しているニュージーランド出身のFLラクラン ボーシェー、ブラックラムズにはオーストラリア出身で12回記録のFLリアム・ギル(スタッツ出典はOpta)。NZと豪州を代表するボールハンターの攻防に注目したい。

両軍ともにペナルティが少なくセットプレーも安定しており、乱打戦にはならないと予想する。ロースコアの好勝負が期待できる注目の一戦は、土曜日の午後2時30分、熊谷でキックオフだ。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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