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ラグビー コラム 2026年3月9日

【ハイライト動画あり】D3首位攻防戦はクロスゲームに!「マツダスカイアクティブズ広島」×「狭山セコムラガッツ」ジャパンラグビーリーグワン2025-2026D3第9節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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D3の首位攻防戦は3点差の大熱戦となった。

3月7日(土)に開催された1位(8勝)「マツダスカイアクティブズ広島」×2位(7勝1敗)「狭山セコムラガッツ」。先制点は、攻撃力の高いホストのスカイアクティブズだった。

前半4分、デザインされた移動攻撃からアタックのキーマンの一人であるFBテイン・クレイグランガが突破。クイックラックのモメンタム(勢い)を生かし、CTBノックス クリントンが左中間を破った。(5-0)

一方、開幕戦でスカイアクティブズに今季唯一の黒星(26-40)を喫しているラガッツは、1試合平均約13失点の堅守が武器。開始早々に失点したが、その後はしぶといディフェンスで膠着状態に持ち込む。

2強状態のD3において、この一戦の結果は最終順位に大きな影響を与えうる。攻めあぐねるスカイアクティブズは前半17分、手堅くPGを選択。SO嘉納一千がHポールを射貫き、リードを8点に広げた。

危険なランナーが揃っているスカイアクティブズ。前半20分には相手のチェイスラインの不整備からのキックカウンターで1トライを追加。スコアで圧をかけていく。

しかし司令塔であるSO嘉納が前半27分に負傷後退となり、さらにハイタックルなどのペナルティでエリア後退。守備網は維持できているが反則で後退するパターンで窮地に追い込まれると、対するラガッツは前半31分、東海大卒のSH高橋香成の持ち出しからチーム1本目。

必勝を期する両チームはその後PGを1本ずつ決め合い、スカイアクティブズの8点リード(18-10)で前半を終えた。

開幕戦のリベンジに燃えるラガッツだが、後半の立ち上がりも苦しんだ。

まずは粘りたいラックサイドの肉弾戦をスカイアクティブズのLOアンドリュー・デビッドソンに破られ、後半1本目&ゴールを許す(25-10)。さらにPGと攻守交代からの速攻でショッキングな失点を後半15分に許してしまい、終盤で20点のビハインド(33-13)を背負った。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(3月7日)

【D3 第9節 ハイライト】スカイアクティブズ広島 vs. 狭山セコムラガッツ|ジャパンラグビー リーグワン2025-26(3月7日)#leagueone

が、不屈のラガッツがここから巻き返す。

反撃の土台はスクラムだった。

後半18分に左PR佐藤俊輝を投入したスクラムでペナルティ誘発。反則を重ねた相手に対してラインアウトモールで追撃。交代策も奏功したラガッツが早々に1トライを返し、敗戦ムードが早々に払拭される。

ここまで劣勢気味だったアタックでは、後半24分にクリーンブレイク。抜け出したWTBナイバルワガ トマシがそのまま後半2本目を奪ってみせる。

 

さらに優勢のスクラムで追い打ちをかける。

後半30分には相手ボールのスクラムでペナルティ。攻撃権を獲得すると、帝京大学からアーリーエントリーのSH武智成翔が速攻。ラインアウトを予想してエッジに偏在していた相手FWの隙を突き、CTBカーティス・リードが殊勲のトライ。

J SPORTS 放送情報

怒濤の3連続トライ。ラガッツが3点差(30-33)まで詰め寄った。

残り約7分で3点差。終盤になって大接戦に持ち込んだラガッツだが、ここでラックで2連続のペナルティ。肉弾戦で差し込まれ退転できないパターンを2回続けてしまった。

だがスカイアクティブズも課題のセットピースが不安定。ラインアウトでラガッツに競られてボールロスト。相手のキックで後退してしまう。

だがラスト1分でボールを保持したスカイアクティブズが、セオリー通りのボールキープ。試合時間は残り15秒。ボール保持でタッチに出せば勝利だったが――ラックで痛恨のペナルティ。3点ビハインドのラガッツに大逆転勝利のチャンスが舞い込む。

ラガッツは敵陣左コーナーへ。

ここでモールを確実に組み上げれば逆転勝利が見えてくる――が、ラインアウトのスローイングを確保したものの、モール形成直後にまさかの落球。幕切れはあっけなかった。ラガッツは無念のノーサイド。スリリングな頂上決戦は3点差(33-30)のまま決着した。

開幕9連勝としたスカイアクティブズは1位キープ(勝点42)。7勝2敗となったラガッツは2位(勝ち点36)。その勝点差は、3度目の対決となる最終第15節でラガッツ勝利でも順位が変わらない「6」に広がった。

このままスカイアクティブズが全勝街道を突き進むのか。次戦は3位に浮上した3勝4敗1分けのルリーロ福岡と激突。参入2季目での初昇格に燃えるラガッツは次節、1勝5敗1分けの中国電力レッドレグリオンズを地元埼玉に迎える。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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