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ラグビー コラム 2026年2月26日

新興vs古豪!9位「浦安D-Rocks」が2位「コベルコ神戸スティーラーズ」を迎え撃つ!リーグワン2025-2026D1第10節交流戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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プレーオフ進出(6位以内)をかけたリーグ戦は、折り返し地点を通過。後半戦のスタートとなる第10節を迎えた。

2月28日(土)、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場では、9位(3勝6敗)「浦安D-Rocks」が、2位(8勝1敗)「コベルコ神戸スティーラーズ」を迎え撃つ。

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浦安D-Rocksはチームのスタイル定着を図っている最中だ。

チームは2022年に「NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安」と「NTTドコモレッドハリケーンズ大阪」の再編で誕生。

初代HCは2季指揮した南アフリカ出身のヨハン・アッカーマン。モールを武器とする南アフリカらしいパワーラグビーが目立った。2代目HCはスコットランド出身で「スマートに戦う」と宣言したグレイグ・レイドロー。

そして今季は3代目。イングランド出身で新任のグラハム・ラウンツリーHCは、豊富な運動量をベースとしたタフなチーム作りに着手。開幕4戦で3勝1敗とスタートダッシュに成功した。

その後は5連敗を喫したが、評価は勝ち負けによる相対的なものだけではなく、同時にチームが成長しているかという絶対評価も大切だろう。

5連敗を喫した前節のリコーブラックラムズ東京戦後、D-RocksのHO藤村琉士主将は、何かを大きく変える必要はない、と話した。

「敗戦を理由に何かを大きく変えるのではなく、これまで取り組んできたことを継続し、自分たちを信じることが一番大切だと思います。試合の中でスタイルを体現できている時間帯はあるので、それをやり続けることが重要です」

着実に成長してさえいれば、いずれトップチームを凌駕する瞬間もやってくるはずだ。

懸念材料があることも事実だ。シーズン序盤は粘り強いディフェンスで失点を抑え、進展したブレイクダウンワークで高い攻撃力を発揮していた。しかしここ数試合はプレッシャー下でのミスなどが目立つ。セットプレーの安定性も高めたい。

「今後の課題は、プレッシャーのかかる状況でも高い精度でゲームプランを遂行することです」(D-Rocks、ラウンツリーHC)

 

改善を見せたい今節は、前節からの先発変更が2名。元東京SGのLOツイ ヘンドリック、そして懐の深いフィニッシャー、WTBタナ・トゥハカライナの2名だ。D1最多の128キャリーを記録する南アフリカ代表のFLヤスパー・ヴィーセは引き続き先発となる。

かたや「飛ぶ鳥を落とす勢い」と評すべきなのが、ビジターのスティーラーズだ。

第8節で2連覇王者の東芝ブレイブルーパス東京を1点差(34-33)で撃破。第9節では無敗だった埼玉ワイルドナイツに16点差(40-26)で快勝。第2節からの連勝が「8」に伸びた。

無敵の強さを誇った2018年度の優勝シーズンでも引き分け(第4節トヨタヴェルブリッツ戦/26-26)があり、引き分けを挟まぬ8連勝はトップリーグを通じてチーム初の快挙。ワイルドナイツ戦の勝利はレギュラーシーズンでは2003年度以来だった。

創部は社会人トップでは最古豪となる1928年。「クリエイティブラグビー」が伝統であり、元豪州代表指揮官のデイブ・レニーHCは3季目を迎える。

そのレニーHCもスティーラーズのDNAと矛盾しない、クリエイティブな思考の持ち主だ。ニュージーランドStuff紙の2017年の記事で、Aaron Goile氏が、チーフス(NZ)を低迷から救った名将としてレニーHCをこう評している。

「(デイヴ・)レニーは2012年のプレシーズン開幕直後、(チーフスで)リアム・メッサムとクレイグ・クラークを共同キャプテンに任命し、その名を轟かせた。」

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「当時は共同キャプテン制やリーダーシップグループが流行する前のことだった。眉をひそめる者もいたが、彼は役割分担を望んでいた。そして、大胆な決断を恐れなかった。」

共同キャプテン制の先駆者でもあるレニーHCの下、昨季は3位に到達。そして今季は破竹の8連勝。今週は連勝を「9」に伸ばしての記録更新を狙う。

 

埼玉WK戦からのスタメン変更は4名。LO小瀧尚弘、FL今村陽良、そしてSOブリン・ガットランド、WTBイノケ・ブルアだ。

22歳のルーキーFB上ノ坊駿介は3試合連続のスタメンとなる。だがメンバー最年少は21歳のCTBタリ・イオアサだ。

2023年度に来日したニュージーランド出身のCTBイオアサは、父がサニックスでプレーしたタファイ・イオアサで、幼少期は日本に住んでいた。開幕前まではリーグ3キャップだったが、第6節から先発を続けて毎試合トライを記録。若手の台頭もチームの好調を後押ししている。

スティーラーズとしては、強みのセットプレーから主導権を握りたい。ラインアウトでも積極的に競り合ってプレッシャーをかけたいところだ。D-Rocksとしてはセットプレーの安定が急務となる。

Optaによると、今季のスティーラーズは敵陣22m侵入時のトライ率がD1トップ(56%)。
一方のD-RocksはD1ワースト(32%)。敵陣22m内の攻防にも注目したい。見逃せないキックオフは土曜日の午後1時だ。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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