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年に一度の鹿児島での公式戦だ。
毎年、同地で強化キャンプを実施している東芝ブレイブルーパス東京にとっては、絶対に勝利を手にしたい一戦が、2月28日におこなわれる。
バックスタンドの後方に、桜島の雄大な姿が見られる白波スタジアムで戦う相手はリコーブラックラムズ東京。直近の2試合で勝利を重ねている好調なチームが相手だ。
ブレイブルーパスは3連敗中。勝利への強い思いはあるが、簡単な80分にはなりそうもない。
J SPORTS オンデマンド番組情報
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ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第10節-1 東芝ブレイブルーパス東京 vs. ブラックラムズ東京
配信日時 : 2026年2月28日(土)午前11:50 ~
昨季まで2連覇中のブレイブルーパスは、開幕戦でクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦に敗れた後に5連勝。不安定な試合内容がありながらも復調したように見えていたが、2月に入ってから三重ホンダヒートに38-44、コベルコ神戸スティーラーズに33-34、トヨタヴェルブリッツに21-52と敗れ、まだ勝利がない。
今季通算でも5勝4敗の5位と、これ以上負けられない状況となっている。
前節、ヴェルブリッツに完敗した後の会見でトッド・ブラックアダー ヘッドコーチ(以下、HC)は、多発したミスを嘆いた。
「プレーの精度が低くなり、試合の流れをもってくることができなかった。ミスから点差をつけられてしまい、追いかける展開の中で無理にアタックしてまたミス…と苦しい状況になってしまいました」
ブラックラムズ戦では、激しさと精度を両立させて戦いたい。
積み上げてきたものを出し切りたいブレイブルーパスだが、開幕から全試合先発を続けてきた木村星南がコンディションが整わずにメンバーから外れた。
代わりに1番のジャージーを着るのは眞壁照男。全9戦中8戦に途中出場してきたスクラメイジャーが、チームに勢いを与えるプッシュを見せる。
FWのセカンドロー以下は、6番のリーチ マイケル主将とNO8の山本浩輝が位置を入れ替わるも、他は同じ。仕事量の多い5人がゲームの流れを引き寄せる。
9番は6戦連続で先発していた高橋昴平がベンチスタートとなり、先発の杉山優平が積極的にチームを動かすだろう。
ワールドクラスの SOリッチー・モウンガにかかるプレッシャーは、TBにパワフルなランナーを揃えたことで分散されるだろうか。
14番には第3節以来の出場となる、ネタニ・ヴァカヤリアが入った。昨季まで在籍していたブラックラムズ相手に燃えている。ロブ・トンプソン、セタ・タマニバルで組むCTB陣がどれだけ前に出られるかで勝負の天秤がどちらに傾くか決まる。
17番のジャージーを着る原渕修人は、眞壁からバトンを受けてピッチに立てばリーグワン初出場となる。「フォワードコーチには誰かが怪我をしたらいくぞ、と言われていました。見せたいのは得意のスクラム、あとは、いっぱい走る」と胸を高鳴らせている。
ブレイブルーパスに加わってからルースヘッドプロップを始めた(摂南大時代は右プロップ)。2023-24シーズン途中にアーリーエントリーで加わった後、揺るぎなき姿勢を取れるまで時間はかかった。しかし、積み上げてきたものを出し切る準備はできている。リーチ主将とともに鍛えてきたタックルも見せたい。
J SPORTS 放送情報
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ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第10節-1 東芝ブレイブルーパス東京 vs. ブラックラムズ東京
放送日時:2026年2月28日(土)午前 11:50 ~ J SPORTS 1
2連勝で今季の通算成績をブレイブルーパスと同じ5勝4敗としたブラックラムズは勢いをつけて、今回の試合に臨む(勝ち点差でブラックラムズが6位)。
前節の試合では浦安D-Rocksから6トライを挙げ、41-19と快勝した。タンバイ・マットソンHCは、選手たちが規律高くプレーしたことを喜ぶ。
「フォワードが特に良いパフォーマンスを続け、それがペナルティの減少につながっている」と勝因の一因となった点を挙げて選手たちを称えた。
実際、同試合での反則は8つだけ。ディフェンス面では、FLリアム・ギルの球際の強さが光った。
アタックではBKが躍動した。ボールタッチの多かったFBアイザック・ルーカスは何度も効果的なランニングを見せ、ラメカ・ポイヒピ、PJ・ラトゥで組むCTB陣も好調。西川大輔、メイン平の両WTBも決定力を見せつけた。
勢いのある攻撃を見せたそのそのBKラインも、前戦で強気にボールを動かしたSHのTJ・ペレナラ主将、 SO中楠一期のハーフ団も、鹿児島で先発する。ブレイブルーパスとの攻防は、必ずエキサイティングな内容となるだろう。
NO8ファカタヴァ アマトのコンディションも、どんどん高まっている。対峙するリーチ主将も「もう一度自分たちらしい試合をするために何が必要か考えていく」と熱い。
桜島に見惚れている時間はないのかもしれない。
文: 田村 一博
田村一博
前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。
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