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ショーン・マクマーン(東京サンゴリアス)
東京サンゴリアス(東京SG)に根付いたアタッキングマインドが全開になる試合だった。レギュラーシーズンの折り返しとなるディビジョン1 第9節、2月22日(日)の秩父宮ラグビー場(東京都港区)には、11,790人の観衆が集った。イエローとレッドに彩られたスタンドには強い日差しが降り注いだが、観客席にも、フィールドにも強く冷たい風が吹き抜けた。
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序盤は横浜キヤノンイーグルス(横浜E)が攻め込むが、そのなかでFB武藤ゆらぎが負傷退場し、小倉順平に交代。東京SGでリーグワン初先発となるPR山本敦輝もHIA(脳震盪チェック)で一時退場となり、森川由起乙が入り、結局山本がそのまま退場。前半10分までは、両チームに予期せぬアクシデントが起こった。
中野将伍(東京サンゴリアス)
最初にスコアしたのは、東京SGだった。前半13分、CTB中野将伍のラインブレイクでチャンスを作ると、トライライン直前でFLショーン・マクマーン、NO8テビタ・タタフ、初先発のFLパトリック・ヴァカタが次々に縦に走り込んでトライ。22分には、FBチェスリン・コルビが変化自在のステップで抜け出してチャンスを作り、最後はLOハリー・ホッキングスからのパスを受けたCTBイザヤ・プニヴァイがトライラインを駆け抜ける。コルビが2本のゴールを決めて、14-0とリードを広げた。
ヴィリアメ・タカヤワ(横浜キヤノンイーグルス)
その後、横浜Eに何度も攻め込まれるが、タタフのスティールなどでしのぎ、前半32分、コルビがPGを決めて、17-0とする。しかし、ここからは横浜Eに主導権を握られた。35分、第5節以来の出場となったFLビリー・ハーモンにディフェンスを破られると、LOコルマック・ダリーにトライを奪われ、39分にもWTBヴィリアメ・タカヤワに左コーナーに飛び込まれた。
前半終了間際に1本PGを返した東京SGだが、後半開始早々にLOサム・P・ジェフリーズがラックで相手の足を跳ね上げる危険なプレーでイエローカードを受け、14人になってしまう。後半5分、横浜Eレキマ・ナサミラにトライを許し、SO田村優のゴールで20-19と迫られると、10分には田村のPGで20-22と逆転を許す。横浜Eのレオン・マクドナルドヘッドコーチは「後半10分までは自分たちのゲームができた」と、今季2勝目を目指してハードワークを続けた選手たちを称えた。
ジャパンラグビー リーグワン2025-26(2月22日)
【D1 第9節 ハイライト動画】東京サンゴリアス vs. 横浜キヤノンイーグルス
しかし、横浜Eは後半12分、WTB松井千士が相手のパスをノックフォワードで妨げたとして、イエローカード(10分間の一時退場)を受ける。その後、ジェフリーズのレッドカードが決まるなど、互いに15人が揃わない中での戦いになったが、風下に立つ東京SGは自陣からも果敢に攻めることで流れを作っていく。後半14分、HO堀越康介が逆転トライを決めると、16分、21分にマクマーンが連続トライ。37-22と差を広げると、ボールを大きく動かしながら、相手のいないスペースを突き、中野、尾崎泰雅がトライを重ね、試合終了間際には交代出場のCTB中村亮土のキックパスから尾崎泰雅がトライ。54-22としてノーサイドとなった。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは、何度もボールキャリーで前進し、2トライをあげたショーン・マクマーンが受賞した。
キャプテンのサム・ケインがリザーブだったため、ゲームキャプテンを務めたSH流大は、「14人になっても保守的にならず、アタッキングマインドがすごく良かった」と、攻める姿勢を勝因にあげた。流と同じく今季限りで引退を表明しているCTB中村亮土も、「みんなが同じ判断をしていた。一緒の絵を見ることができたのは収穫だった」と、かみあった攻撃に手ごたえをつかんだようだった。
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【45分ハイライト】ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第9節-6 東京サンゴリアス vs. 横浜キヤノンイーグルス
放送日時:2026年2月23日(月)午後 9:15 ~ J SPORTS 1
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放送日時:2026年2月23日(月)午後 10:00 ~ J SPORTS 1
9節を終え、東京SGは雪による順延で他チームより1試合少ない状況で4位に浮上した。次節(3月1日)は、静岡のヤマハスタジアムで、静岡ブルーレヴズと戦う。敗れた横浜Eは1勝8敗となり、依然として最下位。次節(3月1日)は、セカンダリーホストエリアである大分県(クラサスドーム大分)でクボタスピアーズ船橋・東京ベイを迎え撃つ。
文:村上 晃一
村上 晃一
ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。
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