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ラグビー コラム 2026年2月23日

【ハイライト動画あり】セットプレー堅調!リコーブラックラムズ東京が価値ある5勝目!ジャパンラグビーリーグワン2025-2026D1第9節交流戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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折り返しとなるD1第9節で、2月21日(土)、初のトップ6入りを狙う4勝4敗のホスト・ブラックラムズ東京と、3勝5敗の浦安D-Rocksが激突した。

まずブラックラムズが強みのセットプレーで違いを見せた。

Optaによるとブラックラムズのスクラム成功率はD1トップ(98%/第8節終了時)。すると開始4分、黒羊軍はそのスクラムでペナルティを誘発。いきなり武器でエリアを獲った。

一方のD-Rocksは後退後、ラックで3連続ペナルティをおかしてしまう。すると黒羊軍はアドバンテージを受けてバックス展開。広大なスペースをもらったFBアイザック・ルーカスが2対1をつくり、WTB西川大輔が左隅で仕留めた。(5-0)

またブラックラムズはこの日、エリア両端でのグラバーキックが効いた。

前半12分には18次攻撃目でWTBメイン平が絶妙なグラバー。相手の大型WTBイズラエル・フォラウを背走させ、直後に絡んでスティール成功。ここからモールで2本目を奪う理想的な展開で、12-0を突き放した。

前半はこのままブラックラムズが押し切ったのかといえば、そうではなかった。

直後に黒いジャージーがペナルティを犯すと、D-RocksはSO田村熙の好タッチから左コーナーへ。固いモールを構築し、相手の圧力が抜けた左サイドから一気にプッシュ。NO8タマティ・イオアネのスコアで7点を返した。(12-7)

ここからお互いの守備が攻撃精度を上回り、スコアは膠着。D-Rocksは前半27分、自陣ゴール前でモールをアンプレイアブルに追い込む好守。失点を防いでみせる。

「前半は、先制こそされましたが、しっかりディフェンスで粘ってしっかり取りきる、というD-Rocksのラグビーができました」(D-Rocks、HO藤村琉士主将)

すると前半32分、D-Rocksは相手のボールロストを拾ったWTBフォラウが独走トライ。前半ポゼッションが65%、テリトリーは58%あったブラックラムズだが、ミスから逆転を許し、12-14で前半を終えた。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(2月21日)

【D1 第9節 ハイライト動画】ブラックラムズ東京 vs. 浦安D-Rocks

だが後半最初のスコアはブラックラムズだった。

前半終了前にFLヤスパー・ヴィーセをイエローで一時的に欠くことになったD-Rocks。するとブラックラムズは後半開始直後、攻守交代後にHO大西将史がタックル&スティール。

そのままピックしたボールをSH TJ・ペレナラ主将に渡し、トライをアシストする“一人3役”の大活躍。HO大西の好プレーを起点にブラックラムズが逆転に成功した。(17-14)

さらに3分後(後半8分)にはハイボールの競り合いからカウンター。WTBメイン平が防御を突き抜け、スワーブから中央に2連続トライ。

WTBメイン平、FBアイザック・ルーカス・・・。ターンオーバー直後の一瞬をトライに変えるランナーが揃うブラックラムズが、24-14とリードを広げた。

一方でD-Rocksは後半15分に9次攻撃目でスローフォワード。ポジショニングの精度不足によってスコアが伸びない。

J SPORTS 放送情報

「後半は重要な局面でフォワードパスなどがあって、自分たちに流れを持っていけませんでした。またアンストラクチャーの戦い方が課題として残りました」(D-Rocks、グラハム・ラウンツリーHC)

一方のブラックラムズはSO中楠一期のショートパントの再獲得から9次攻撃目で3連続トライ。10点ビハインドだったD-Rocksは、追いつきたい局面での手痛い失点となった。(14-31)

終盤のD-Rocksはラインアウトが不安定。

後半24分の敵陣左ゴール前ラインアウトでは、ブラックラムズが前後で2人をリフト。これが的中してスローイングをカット。D-Rocksの得点チャンスを奪った。

黒羊軍は終盤SHペレナラ主将がハイタックルでイエローとなったが、14人ながらFLブロディ・マクカランの落球を誘うタックル、SO中楠のキック「50:22」などで応戦。

逆にPGで3点を加える会心の試合運びを見せると、ターンオーバー直後の混戦で途中出場のサミュエラ・ワカヴァカがロングゲイン。FLリアム・ギルがダメ押しのトライで、勝負を決めた。

 

D-RocksはWTBフォラウが終盤に後半初トライを決めたが届かず。19-41で5連敗となった。試合後の会見で「当然がっかりしています」と切り出したのは、就任1年目のラウンツリーHCだ。

「ただ前半は僅差で終えることができました。ここは自分たちのプランに忠実だったからこその成果だと思います」

指揮官は「プレッシャーのある中で精度高くプランを遂行することが大事」と話し、引き続き遂行力を高めていくとした。

連敗脱出を期する次戦の相手は、王者・東芝ブレイブルーパス東京埼玉ワイルドナイツを連続撃破して波に乗るコベルコ神戸スティーラーズ。2月28日(土)、今度はホストとして東京・駒沢のピッチに立つ。

かたやブラックラムズはボーナス1点を加えての今季5勝目。折り返しの第9節を終えてトップ6圏内に踏みとどまった。

試合後に「とても嬉しいです」と喜びを隠さなかったのが、ブラックラムズのタンバイ・マットソンHCだ。

「ハーフタイムを迎えるまではイコールなゲームでしたが、ハーフタイムでプランをクリアにして、今まで通り良い後半を見せることができました。ボーナスポイントを取ることができたことはとても大きいです」

次節の相手は、トヨタヴェルブリッツに21-52で大敗したBL東京。同じ5勝4敗同士となった2連覇王者に28日(土)、桜島を眺望する鹿児島・白波スタジアムでチャレンジする。

文: 多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある

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