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ラグビー コラム 2026年2月19日

セットプレーの強み押し出して今季2勝目を手にしたいレッドハリケーンズ。シーウェイブスは、より攻めて、守りも固く。

ラグビーレポート by 田村一博
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2025-26シーズン開幕からの5試合を終えて1勝4敗のレッドハリケーンズ大阪は、リーグワン、ディビジョン2の8チーム中7位。前戦、2月8日の九州電力キューデンヴォルテクス戦での7-3の80分が、今季初勝利となった。

 日本製鉄釜石シーウェイブスは、ここまで4戦を終えて2勝2敗の5位。前戦は豊田自動織機シャトルズ愛知と打ち合いを演じて54-52と勝利した。
 その試合がおこなわれたのは1月17日。2月8日に予定されていたNECグリーンロケッツ東葛戦は雪で延期となったから、試合間が1か月以上空いた。

 2月21日にヤンマースタジアム長居でレッドハリケーンズ×シーウェイブスがおこなわれる。
 2024-25シーズンに戦った2戦は1勝1敗。試合当日の大阪は穏やかな青空が広がると天気予報が伝えている。準備期間が十分あった両チームが必死で勝利に挑む。

 

 ホストチームのレッドハリケーンズは今季、得点力が不足している印象だ。ここまで5試合の総得点(83)はチームによって試合数が違うもののディビジョン2の中で最少で、トライ数(11)も同様(2月14日の試合終了時点。数字は、以下同)。5試合のうち、強い雨や風、雪が降った試合が3試合あった影響もあるだろうが、整備が急がれる。

 FWで体を張り続けるLOエリオット・ストーク、バックローのジャック・オーサリバンの奮闘がチームを支える。両選手とも開幕から5戦のすべてに先発し、すべて80分プレー。ストークのラインアウト成功数はディビジョン2で2番目に多く、オーサリバンのオフロードパス7回は同6位となっている。

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 リーダーシップあふれる2024-25シーズンまでの主将、LO杉下暢も元気だ。こちらも全5試合に先発し、直近の3試合はフル出場で3トライ。トライラインを越えた3回は、相手の分厚いゴール前防御を突き破ったものだった。

 バックスでは射場大輔とバイスキャプテンの山口泰輝が開幕から全戦フル出場と全開でチームを支えている。射場はSO、CTBの位置でゲームをコントロールし、山口はFBの位置からピッチ全体を見渡して動き、仲間に指示の声を出している。また、山口の今季38得点はデイビジョン2の中で4位タイ。その得点はチーム全体が挙げた83得点のうちの約46パーセントを占めている。

 勝利という結果に届いたのは今季ここまで1試合のみだが、松川功ヘッドコーチは、「取り組んできたコリジョン、ブレイクダウン、そしてセットプレーについては昨年より向上しています」と話す。
「(トライを)取り切るところや、連係など、課題について修正を図ってきたので、その成果を出して戦いたい」と、準備してきたことをシーウェイブス戦で、チームとして出し切るつもりだ。

 直近の3試合はベンチスタートだったHO島田久満主将も先発でピッチに立つ。「シーウェイブスは強いキャリアーが多い印象があります。FWにもBKにもパワーがある選手がいる。それを粘り強く、ひたむきに守ってロースコアに抑えたいですね。敵陣に入れば自分たちの強みのセットプレーを生かして得点していきたい」と抱負を口にする。

 

 シーウェイブスは、外国出身選手たちのアタック力がチームにモメンタムを与えている。
 SOミッチェル・ハントは44得点(1T15G3PG)を挙げ、チームの全得点、124のうちの約3分の1をひとりで稼いでいる。NO8サム・ヘンウッドは4試合で2トライ、63ボールキャリー(D2で7位)、236ゲインメーター、19ディフェンス突破(ともに同9位)と、チームを前に出すプレーで貢献している。
 CTBヘルダス・ファンデルヴォルトも強いランナーだ。

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 両軍合計106点、8トライずつを取り合ったシャトルズとの前戦を振り返り、FL河野良太主将は、「アタックに関しては自分たちのやってきたプランを出せたが、簡単に得点を与えすぎた」と反省する。
 修正する時間は十分あった。「崩されたというよりは、ミスやキックチェイスから失点を重ねたので、そこについてチーム、個人の両方で対策を練ってきました」。

 今季からトウタイ・ケフHCを迎え、チームにはボールをよく動かし、スペースを攻める意識が染み付いてきている。結果、過去4試合の中で挙げたトライにはアウトサイドを攻略したものも少なくない。レッドハリケーンズ相手にも、最後まで動き勝つスタイルを発揮したいと考えている。

 前戦でSH村上陽平がシーウェイブスでのキャップが50に到達したのに続き、今回の試合では河野主将が同じ数字に並ぶ。
「ここからもどんどんキャップを積み重ねていけるように、体を張ったプレーをし続けたい」と覚悟を決めるリーダーのためにも、今季3勝目を手にしたいところだ。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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