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ラグビー コラム 2026年2月19日

悲願のトップ6へ邁進「リコーブラックラムズ東京」×連敗脱出へ必勝「浦安D-Rocks」!ジャパンラグビーリーグワン2025-2026D1第9節交流戦

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1(D1)は、リーグ戦の折り返しとなる第9節を迎えた。

2月21日(土)、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京)で激突するのは、ホストで6位(4勝4敗)のリコーブラックラムズ東京と、8位(3勝5敗)の浦安D-Rocksだ。

ブラックラムズ東京 vs. 浦安D-Rocks

 

ホストを務めるブラックラムズは、プレーオフ初進出(6位以内)へ突き進みたい状況だ。

前身トップリーグ時代からリーグ中位の壁をなかなか突破できなかったが、今や風向きは変わっている。

昨年はSO中楠一期ら8人がジャパン招集を経験。若手が台頭し、最強モチベーターのTJ・ペレナラも2季目を迎えて主将に就任。クラブの悲願となったプレーオフ進出の機は熟した。

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ブラックラムズOBで元HCの神鳥裕之氏は今年1月、母校・明治大学を率いて大学日本一に輝いた。今季こそチーム初の快挙を成し遂げ、元指揮官の朗報に続きたい。

前節では、伝統の事務機器ダービーに53-31で勝利した。以前の課題だった得点力を大きく改善させ、今季最多53得点で勝ち切ってみせた。

しかしタンバイ・マットソンHCは両軍合計84得点の乱打戦を振り返り、ディフェンスについては「30点を取られている以上は重点的に見直す必要があります」と話した。

「アタック面を伸ばしている一方で、ターンオーバーが起きたときのリアクションが遅く、簡単に得点を許している場面がありました。トップ6(プレーオフ進出圏内)を目指すのであれば、その部分にフォーカスしなければなりません」

五分の勝ち負け(4勝4敗)を維持している背景には、セットプレーの充実もある。

Optaによると、ブラックラムズの自軍投入スクラム成功率はD1トップ(98%)。一方で今週の対戦相手となる浦安D-Rocksの自軍投入ラインアウトの成功率(71%)、そして自軍投入スクラムの成功率(79%)はD1ワーストであり、スクラムは主導権を取りたいエリアだろう。

先発メンバーを見てみると、メンバー外からLO山本秀が入り、2023年W杯日本代表のNO8ファカタヴァ アマト、CTBラメカ ・ポイヒピが今季初先発。ウイングにはメイン平が戻ってきた。スクラムを主戦場とするフロントローは、変わらずPR谷口祐一郎、HO大西将史、PR笹川大五の3名だ。

正念場にあるのが浦安D-Rocksだ。

浦安DR

 

今季は開幕4戦で3勝1敗。昨季最下位(12位)からのロケットスタートを決めたが、その後は昨季ファイナリスト(BL東京S東京ベイ)との対戦などが続いたこともあって4連敗を喫した。

対戦相手がD-Rocksを要警戒チームに格上げしたことも影響しているかもしれない。

第3節でD-Rocksに初黒星を喫した静岡BRの藤井雄一郎監督は「『勝てるだろう』というようなところ(雰囲気)がおそらくチームの中にあった」と語った。しかし、今やD-Rocksを白星が計算できる相手とみるチームは皆無だろう。

前節の宮崎でのホストゲームでは、東京SGに19-41で完敗を喫した。

奪った3トライの得点者はWTBイズラエル・フォラウだった。クロスキックから2本、インターセプト起点の独走が1本。ここにモール起点やフェーズ攻撃で崩し切る形でのトライなどが含まれていれば理想的だったが、結果として属人的な武器で得点した感は否めない。

東京SG戦ではハンドリグエラー、連携ミスも目立った。序盤戦に比べてミスや増え、粘り強さが欠けている印象についての理由を問われた指揮官は、以下のように答えた。

「ここ4試合はかなり良いチームを相手に試合をしてきたので、相手の質が高ければ、それにともなって圧も高くなってきます。その中でどうやってミスをしないかが大切です」

「4試合のエラーの種類や原因は違うものなので、普段の練習からスピードのある中でどうやってスキルを使えるか、速いスピードでラグビーをすることによってもっとプレッシャーのかかる状態を作って、その中でスキルを遂行していくところを改善していきたいです。魔法のような改善策はないので、細かいところからやっていきます」(D-Rocks、グラハム・ラウンツリーHC)

ラウンツリー新HCがチーム強化に用いる選択肢の一つは、練習の負荷を試合よりも高くする、というものだ。元イングランド代表PRの指揮官が用意したトレーニングによって、D-Rocksの遂行力が着実に改善していくことに期待したい。

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先週からのスタメン変更は3名だ。

ナンバーエイトにタマティ・イオアネが入り、山梨学院大学出身のWTBケレブ・カヴバティが帰ってきた。そして2月に日本代表招集が発表されたCTBサミソニ・トゥアがスタメンに入った。

注目はセットプレーの攻防。後半のフロントローにも自信を持つブラックラムズに対し、D-Rocksは互角以上に戦いたい。そして今週もD-Rocksの右奥にはハイボールキャッチの名手・フォラウが待ち構える。分かっていても止められない――D-Rocksの“奥の手”が今週末も炸裂するのか。見所の多い一戦のキックオフは、土曜日の午後1時だ。

文: 多羅 正崇


多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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