人気ランキング

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム一覧

ラグビー コラム 2026年2月13日

全勝ワイルドナイツと6連敗中のヴェルブリッツ。順位に関係なく、個々の高いレベルのぶつかり合いにも注目。

ラグビーレポート by 田村一博
  • Line

 

雪のため東京サントリーサンゴリアス×三菱重工相模原ダイナボアーズが延期となったため、第7節終了時の順位は暫定なのが前提だ。
それを踏まえて順位表を見ると、1位が埼玉パナソニックワイルドナイツで、最下位(12位)がトヨタヴェルブリッツ。その両チームが2月14日(土)、熊谷ラグビー場で戦う。

リーグワン、ディビジョン1で唯一の全勝チームと、開幕戦で勝った後は6連敗のチーム。得点、失点、トライ数、反則数を比べても、それぞれの項目で首位チームが好結果を残している。
ただ、ヴェルブリッツの潜在能力を踏まえれば何が起きても不思議ではない。ワイルドナイツも相手を甘く見ることはないだろう。

J SPORTS オンデマンド番組情報

ワイルドナイツはホストゲームでとにかく強い。現在20試合連続無敗。2022-23シーズン第15節の静岡ブルーレヴズ戦に25-44と敗れて以来負けていない。2024-25シーズン第7節、東芝ブレイブルーパス東京相手に28-28と引き分けた以外は、すべて笑顔で試合を終えている。

今季第6節のサンゴリアス戦は31-30の接戦ではあったが、勝負どころを制していたから危なげなかった。相手の一つのミスをトライに結びつけるなど試合巧者ぶりが目立った。前試合でもリコーブラックラムズ東京に16-3の辛勝だったが、雪の舞う天候の中での試合。試合後、金沢篤ヘッドコーチは「天候面で非常に厳しい状況だった。美しい試合内容ではなかったが、しっかりと勝てた。それは選手の努力も含め、チームにとっても大きな意味がある」と振り返った。
ホストスタジアムに戻り快勝といきたいところだ。

 

ヴェルブリッツ戦のメンバーを見ると、FWの先発で前戦と同じ背番号のジャージーを着るのは4番のリアム・ミッチェル、6番のベン・ガンター、7番のラクラン・ボーシェーだけ。1番の稲垣啓太、2番の佐藤健次は今季初めての先発出場。最初から全開のプレーを見せてくれる予感がある。

前節6試合ぶりに戦列に復帰したSH小山大輝が開幕戦以来の先発。前節、悪天候の中でゲームをコントロールした SO山沢拓也とコンビを組む。CTB、WTBは前戦と同じコンビネーション。そろそろCTB谷山隼大の爆発が見たいところ。FBには安定感のある野口竜司が入った。ヴェルブリッツの10番に入った、元チームメートの松田力也のキックに対応する。
22番の長田智希は、5試合ぶりのメンバー入り。復調ぶりが気になる。

今季開幕戦で三重ホンダヒートに勝ったのを最後に6連敗中のヴェルブリッツは何がなんでも勝利を手にしたい。SOには前節でも10番のジャージーを着た松田を起用する。

2023-24シーズンまでワイルドナイツでプレーしていた松田の起用についてイアン・フォスター共同コーチは、「戦略的な起用」と話し、「(2年目の小村)真也も成長していますが、力也も成長を続けています」。SOのポジション争いが激化しているとした。

同コーチは連敗中のチームの空気について、「ハードワーク、努力を重ねています。勝てない時は落ち込むものだと思いますが、いま自分たちがやっていることを信じ、ポジティブでいることが大事」と強調した。

「パナソニックが強いことは分かっていますが、(自分たちから)アタックするマインドセットが大事。やってきたことに誇りを持ち、それをコントロールしないといけない」
相手によって自分たちはやることを変えない。

 

注目は青木恵斗奥井章仁姫野和樹主将で組むFW3列だ。帝京大出身の3選手が並び、意思疎通は密。攻守に連係が取れたプレーが期待できる。
青木はワイルドナイツについて「防御が固いチーム。そこを自分たちがどう突破していくのか。そこが鍵になると思っています。その中で自分自身はボールキャリーでチームを勢いに乗せるプレーをしたい。役割をしっかり遂行したい」と話した。

J SPORTS 放送情報

また、どのチームも外国出身選手が多く起用されるバックローの中で、言葉の壁がない3人でコミュニケーションを取りながらプレーできる喜びを口にして、「自分たちのプレーによって日本人バックローが信頼されるようにアピールしていきたい」と秘めた気持ちも吐露した。

ワイルドナイツのボーシェー、ガンターの両FLとヴェルブリッツのNO8姫野の3人は、今季ディビジョン1最多タイとなる10回のターンオーバーを獲得している4選手のうちの3人(もうひとりはブラックラムズのリアム・ギル)。
チームの順位に関係なく、各選手の情熱も詰まった80分となる。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

人気ランキング(オンデマンド番組)

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ