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ラグビー コラム 2026年1月13日

【ハイライト動画あり】ブレイブルーパス、先制パンチで2試合連続のボーナス点付き勝利。ダイナボアーズも攻撃に手応え

ラグビーレポート by 田村一博
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今季開幕戦でぶん殴られて黒星スタートとなった2連覇中の王者が、先制パンチを繰り出して今季3勝目を得た。

1月10日に川崎市の『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』でおこなわれたリーグワン、ディビジョン1の東芝ブレイブルーパス東京×三菱重工相模原ダイナボアーズで、ブレイブルーパスが47-22と勝利した。開始10分で2トライを挙げる好スタートを切った結果だった。

 

スタジアムには強い風が吹いていた。前半、風上に立ったブレイブルーパスは迷いなくプレーした。
先制トライは前半3分だった。赤いジャージーを着たホストチームは、ダイナボアーズのアタックを止め続けてボールを取り返す。そこからすぐに、SOリッチー・モウンガがスキルの高さを見せつけた。

ボールを手にしたモウンガは、相手の陣形をすぐに把握して右奥へロングキックを蹴り込む。それが敵陣22メートル内で跳ねて、右タッチへ出た。
自陣ゴール前、そして強風という圧力下でノットストレートのスローインと、ラインアウトでミスをしたダイナボアーズからスクラムを得たブレイブルーパスは、グイッと押して左へ。CTBロブ・トンプソンが縦へ走り込み、タックラーを引きずりながらインゴールへ入る。効率よく攻め切った。

8分過ぎには自陣スクラムから攻め、防御を崩した。大きくボールを動かしておいて、NO8山本浩輝のオフロードパスからLOマイケル・ストーバーグがビッグゲイン。ラックから出たボールをFB松永拓朗→HO酒木凜平と繋いで加点した。
よく攻めていたダイナボアーズにダメージを与える2トライだった。

初戦の敗戦について「自分たちの想定を超える強度を受けてしまった」(トッド・ブラックアダー ヘッドコーチ)と総括したブレイブルーパスは、その後の練習の強度を上げて準備を重ねてきた。FL佐々木剛は、試合へ向けて仮想敵となってくれる試合メンバー外の選手たちが練習で、「それまで以上の激しさで向かってきてくれることでいい準備ができている」と話していた。
その成果が攻守両面に表れた。

ジャパンラグビー リーグワン2025-26(1月10日)

【D1 第4節 ハイライト動画】東芝ブレイブルーパス東京 vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ

風下で、ボールを手によく攻めるダイナボアーズに思い切り圧力をかけて全員がタックルし続けた。アタックでは接点で力強く、ブレイクダウンから攻めるテンポをよくした。
前半17分のトライは、モールで大きく前進しておいて防御を集めておいてアウトサイドを攻略したもの。30分の自陣からのトライは、スクラムで圧力をかけた後、のべ8人が7つのパスをつなぎ、忠実なサポートプレーで取り切ったもの。積み上げてきた準備が実ったものだった。

ブレイブルーパスは前半に主導権を握り、得点を重ねたこと、そして、粘り強く攻める相手に1トライしか許さなかったことで勝利を得た。
相手が強い意志を持って攻撃的に攻めてきたためポゼッション、テリトリーで大きく上回られるも、10倍近く多いタックル数と攻め切る力で上回った。

後半は風上に立ったダイナボアーズに先に2トライ、12点を与えるスタートを切るも、その後3トライを追加して完勝した。
一時は28-22と迫られるも、要所でFWが前に出て圧力をかけて防御に乱れを生じさせた。最終的に7トライを挙げ、2試合続けてのボーナス点付きの勝利を手にした。

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16ペナルティは改善すべき点も、HO酒木や3番のヴェア・タモエフォラウ、FLアフ・オフィナなど、昨季は出場機会が少なかった選手たちがピッチに立つ中で、結果を積み上げられている点はチーム全体の成長を示している。

リーチ マイケル主将が戦列を離れている間、ゲームキャプテンを務めているFB松永も、「(フレッシュな選手たちは)最近急速に力をつけたわけではなく、ここ数年のうちに実力を伸ばしてきた結果だと思います」と話す。
指揮官は試合を振り返り、イエローカード3枚を受けるなど規律が乱れたことについて苦言を呈すも、選手たちが自分たちの立ち帰る場所に戻り、勝ち切ったことを称えた。

敗れはしたが、ダイナボアーズ側にも収穫があった。
特にアタック面には手応えがあったようだ。SO三宅駿は「(3トライを挙げて)得点できたことは自信になったし、細かいところを修正していけばもっとよくなれる」。グレン・ディレーニーHCも、敵陣深くに攻め入った時にトライを取れたこと、反則を多く誘ったことに触れ、「自分たちがやっていることは間違っていないという証拠」とした。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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