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浦安D-Rocksは終盤、自陣ゴール前で防戦を強いられた。
しかしスコアを許さなかった。
2026年初陣となったジャパンラグビーリーグワンD1第4節。浦安D-Rocks(6位/2勝1敗)と横浜キヤノンイーグルス(12位/3敗)が激突した。
J SPORTS オンデマンド番組情報
前半に優位に立ったのは風上のD-Rocks(ディーロックス)だ。
「前半は風を使ってポゼッションの高いラグビーができました」(D-Rocks、グラハム・ラウンツリーHC)
前半風上に立ったD-Rocksは、エリア中盤でボックスキックを徹底。唯一の先発変更だったWTBタナ・トゥハカライナがクリーンキャッチするなど効果を上げた。
さらに、勝利した第3節静岡ブルーレヴズ戦でも好調だったスクラムで、試合1発目からペナルティ。兄・優とは3度目の“兄弟10番対決”となったSO田村熙は、冷静にPGを決めて3点を先取。幸先の良いスタートを切った。3-0
イーグルスも序盤からファイトして失点を防いでいたが、痛恨は前半14分だった。
さらにイーグルスはこの日ペナルティを重ねた。
自分たちでコントロールできるオフサイドなどのペナルティも含め、開始16分で実に6回。1試合30回ペースの規律難でピンチを招くと、強風の中でもラインアウトが安定したD-Rocksが6次攻撃を繰り出す。
最後は逆サイドからライン参加したWTBケレブ・カヴバティのラストパスを受けたWTBトゥハカライナが2トライ目を沈めた。(0-18)
イーグルスは強風と連携不足が重なったためか、ノックフォワードも重ねた。さらに前半24分のスクラムでは、ヒットから優勢となったD-Rocksに2度目の強制ペナルティを起こされる。
ジャパンラグビー リーグワン2025-26(1月10日)
【D1 第4節 ハイライト動画】浦安D-Rocks vs. 横浜キヤノンイーグルス
攻撃精度、セットプレー、ディシプリン(規律)――。ゲームを構成する多くのエリアで上回ったD-Rocks。さらにイーグルスはPR岡部崇人がヘッドコンタクトでイエローとなり、窮地の度合いが深まった。
イーグルスは劣勢ながらモールではトライを獲らせなかったものの、数的優位のD-RocksはSO田村熙のラストパスを受けたWTBカヴバティが3本目。23-0とリードを広げた。
だが前半最後も敵陣のトライチャンスで取りきれず、D-Rocksの18点リード(23-5)で前半を終えた。
「前半にはインターセプトをされたパスが2回あり、ハーフタイムを挟んだあともトライのチャンスはありました。しかし取り切れなかったことが悔しいです」(イーグルス、レオン・マクドナルドHC)
イーグルスが後半に反撃に転じたことは確かだ。
J SPORTS 放送情報
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ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第5節-1 横浜キヤノンイーグルス vs. 埼玉ワイルドナイツ
放送日:2026年1月17日(土)放送時間:午前 11時50分~
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ジャパンラグビー リーグワン2025-26 D1 第5節-4 浦安D-Rocks vs. 東芝ブレイブルーパス東京
放送日:2026年1月17日(土)放送時間:午後 1時55分~
起点はスクラムから。前半ペナルティをとられていたスクラムで、逆にD-Rocksがステップアウトしたとして強制ペナルティ。ここからエリア前進。
しかしゴール目前のピック&ゴーが前半に続いて不発。この日2度目のヘルドアップ(トライエリアのグラウンディング失敗)によりドロップアウトで再開となるが、今度は先発復帰のCTB梶村祐介が力強くゲイン。
LOリアキマタギ・モリの折り返しのキャリーで待望の2トライ目。ゴール成功で11点差(23-12)に迫った。
さらに1トライずつを取り合って9点差(28-19)で試合は終盤戦へ。ここでゴール前の粘りを見せたのがD-Rocksだ。
後半21分。逆転を狙うイーグルスが13次攻撃。しかしD-Rocksはゴール前になるとラックサイドに参戦するCTBシェーン・ゲイツの奮闘もあって、3度目のヘルドアップ。この試合も豊富な運動量をベースとした(守備ラインの)早いセットが効いた。
イーグルスはPG成功で6点ビハインド(28-22)としたが、肝心な場面でのミスは続いた。
スクラムハーフからのダイレクトプレーで、ゴール前に迫りながら手痛いノックフォワード。さらにゴール目前のピック&ゴーでは、トライを目視しづらいポール脇の狭小スペースを狙ってしまい4度目のヘルドアップ。
「今日はヘルドアップが4回もありました。ここは改善しなければいけません」(イーグルス、マクドナルドHC)
4度のヘルドアップを起こしたD-Rocksは奮闘した。後半35分にもトライラインを背負いながら相手モールをターンオーバー。攻め続けたイーグルスは言い訳ができぬ力負けの様相となった。
そしてノーサイド。最後まで6点差(28-22)を守り切ったD-Rocksが今季3勝目を手にした。
“新HC対決”でもあったイーグルス戦を制したD-RocksのラウンツリーHC。
「前半はもう少し得点できたと思いますが、風下の後半のゴール前のディフェンスでは練習してきている成果がでました。ゴールラインのディフェンスは集中して取り組んでいるところです」
「ただ、その前の段階として、ラインアウトなどでの規律の乱れは改善が必要です。トライセーブの場面は見せられていますが、より良い結果を出すためには、相手を22m内に入れさせないことが今後の課題です」
これで早くも昨季の勝利数「3」に並んだD-Rocks。D1最多勝利数の更新を狙う次節の相手は、同じく3勝1敗の王者・東芝ブレイブルーパス東京。D1における現在地をより正確に測れる絶好機だろう。
これで開幕4連敗となってしまったイーグルス。復帰戦だったCTBジェシー・クリエル主将は「私自身も含めて、個人のミスが多かった試合でした。ノックフォワードなど、一人のミスがチーム全体に影響してしまいます」と語り、「選手一人ひとりが責任を持ち、ゲームプランを遂行できるようにしていきたい」と次節へ意気込んだ。
今季初勝利を狙うイーグルスの次節は横浜でのホストゲームだ。ニッパツ三ツ沢球技場で、全勝(4勝)の埼玉ワイルドナイツを迎え撃つ。
文: 多羅 正崇
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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