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ラグビー コラム 2026年1月8日

本来の攻撃力を出し、勢いに乗りたいブレイブルーパス。ダイナボアーズは規律がカギ

ラグビーレポート by 田村一博
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2025-26シーズンの開幕戦で埼玉ワイルドナイツに0-46と大敗したものの、第2戦で静岡ブルーレヴズに26-22、横浜キヤノンイーグルスに41-19と勝って勝利を先行させた東芝ブレイブルーパス東京が1月10日、2026年最初の試合を戦う。

場所は神奈川県川崎市中原区の『Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu』。対峙する三菱重工相模原ダイナボアーズは、リーグワン2022-23の第4節(2023年1月14日)に19-23と敗れた相手だ。3年前の同ゲームでは、ハードなタックルを受けて沈んだ(三菱側にとって創部史上初の勝利だった)。

ブレイブルーパスはトップリーグ時代も含めたダイナボアーズとの直近の8試合で7勝と、敗れたのは前述の1試合だけ。そして、直近4戦では各7トライ以上を挙げ、1試合平均31点差をつけて勝利している(Opta調べ)。
だからといって安心できないのは、今季のブレイブルーパスはフレッシュなメンバーも入れて戦っているからだ。

 

今回も、HO酒木凜平、3番のヴェア・タモエフォラウ、6番のアフ・オフィナら、連覇中のチームでの試合出場が今季からという選手たちが先発に並ぶ。16番の日吉健も、今季デビューを果たした。
多くの選手たちは、試合経験を積み重ねている途中にある。

日本代表活動中の怪我で戦列を離れているリーチ マイケルは、この試合にも出場しない。今季第2節以降ピッチに立てていないFLシャノン・フリゼルも含め、大駒のいないFW第3列で奮闘を続けているのは7番の佐々木剛だ。今季開幕からの3試合で記録した51回のタックル成功はリーグトップの数字。周囲からの信頼も厚い。
33歳でNO8の山本浩輝は、プレシーズンからリーダーシップを発揮してきた存在。よくチームをまとめている。

司令塔のリッチー・モウンガと組むSHには、高橋昴平が選ばれた。前節の横浜キヤノンイーグルス戦では、後半10分からと限られた時間の出場ながら2トライを挙げた。いずれも視野と強さを生かしたもの。今回の試合でも強みを出したプレーが期待される。

FB松永拓朗が開幕からの3戦同様、ゲームキャプテンを務める。 TB陣にはミッドフィールドのロブ・トンプソンセタ・タマニバル、両翼のティージェイ・クラーク、桑山聖生とハードランナーが揃うだけに、モウンガのゲームコントロールと松永のライン参加により、多くのバリエーションを出して攻めることができそうだ。

ただ、ボールを動かすスタイルは貫かれているが、ここまで、3試合の合計得点は67(リーグ10位)、合計トライは11(リーグ7位)と、本来の得点力は出せていない。チームにモメンタムを与える勝利をそろそろ手にしたい。

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対するダイナボアーズは、今季ここまで1勝2敗。開幕戦で浦安D-Rocksに24-27と競り負けるも、第2節の横浜キヤノンイーグルス戦では逆に17-14と競り勝っている。埼玉パナソニックワイルドナイツに3-33と完敗して迎えるブレイブルーパス戦は、3年前の歴史的勝利のように、堅守から勝利を掴みたいところだ。

そのためにも準備期間で注力してきたのはディシプリン。過去3試合で受けたイエローカード6枚はリーグ最多となっている。自分たちから崩れ、失点し、敗れた印象が強い。
その点について7番の吉田杏主将は、ハードにプレーしながらもクリーンに、周囲とコミュニケーションを取ってプレーすることをチーム全体に声掛けしている。同主将自身は過去3試合で48タックルと、リーグ4位タイのパフォーマンスを見せている。先頭に立って、自分たちがやりたいプレーを実践する姿勢は変わらない。

 

高校時代からニュージーランドに渡り、カンタベリー代表にもなったSO三宅駿は試合ごとにチームへのフィット感が高まっている。本人も、「周囲の動き、考えていることが分かるようになってきている」と頼もしい。
新加入のブラッド・ウェバーが21番のジャージーを着てベンチに座る。ニュージーランド代表キャップ18を持つ。スタッド・フランセでプレーの幅を広げてきたSHは、「リッチー(相手SOのモウンガ)は一緒にオールブラックスで戦ったことがあるが、何度もスーパーラグビーではやられてきた。今度こそ」と燃えている(ウェバーはチーフス、モウンガはクルセイダーズ)。
こちらのマッチアップは試合後半のお楽しみとなる。

文: 田村 一博

田村一博

前ラグビーマガジン編集長。鹿児島県立鹿児島中央高校→早稲田大学。早大GWラグビークラブでラグビーを始める。ポジションはHO。1989年、ベースボール・マガジン社に入社。ラグビーマガジン編集部に配属される。1993年から4年間の週刊ベースボール編集部勤務を経て、1997年からラグビーマガジン編集長に就く。2024年1月に退任し、現在は編集者、ライターとして活動。

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