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ラグビー コラム 2025年11月19日

【ハイライト動画あり】明治大学、帝京大学に終了間際の逆転勝利。優勝への望みをつなぐ。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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トライをあげる田代大介

11月16日、秩父宮ラグビー場で、明治大学と、帝京大学の試合が行われた。試合の前半は0-10で折り返すが、後半は徐々に明大がペースをつかむと、ロスタイムにペナルティトライを奪い、21-17と劇的な幕切れで試合を終えた。

ラグビー 関東大学対抗戦2025

試合開始から明大はピンチを迎えた。前半3分、明大の反則から帝京大が前へ出ると、その後も明大は連続して反則をしてしまい、14分には自陣深くで帝京大にラインアウトを与えてしまう。明大は決死のディフェンスを見せるも、帝京大の攻撃を防ぎ切れずトライを奪われた。

先制点を許すも、その後はキックを駆使し、相手陣に入っていく。「キックゲームでハイボールのところで誰が競るのか、誰が残るのかという詳細なところにこだわってプレーした」(SH/スクラムハーフ柴田竜成・営4=秋田工)。

しかし、帝京大のディフェンスを崩し切ることができず、得点にはつながらなかった。逆に前半終了間際には明大の反則から帝京大にPG(ペナルティゴール)を決められてしまい、0-10で前半を折り返した。

「反則を減らそうという中で、結果的にプレッシャーがかかりペナルティが増えてしまったが、崩れることなく身体を張れたので大量失点にはつながらなかった」(FB/フルバック竹之下仁吾・政経3=報徳学園)。

ラグビー 関東大学対抗戦2025

【ハイライト動画】明治大学 vs. 帝京大学(11月16日)

後半は明大の流れから始まった。後半開始直後、スクラムで押し勝ち、敵陣5mでラインアウトを獲得も、モールアンプレイアブルとなる。だが、直後のスクラムで相手の反則からフリーキックを獲得。

すると、NO8(ナンバーエイト)利川桐生(政経4=大阪桐蔭)のゲインから田代がトライを挙げた。「前半はボールを出すことを意識しすぎて僕らが後手に回っていたので、ハーフタイムで修正して攻めていこうという意識に切り替えた」(右PR/プロップ田代大介・営3=大分舞鶴)。

リスタート後は中盤からキックを積極的に使い前へ出る。すると相手の反則が重なり、25分には相手トライライン前でモールを組むことに成功。最後まで押し切り、HO(フッカー)西野帆平(文4=東福岡)が逆転となるトライを奪った(14-10)。

「自分たちの武器のモールでいきたいと思っていたので、プランを遂行するという部分で、モールを多く組んで前に出られた」(西野)。

その後も明大のペースで試合が進むも、37分に帝京大にボールが入ると、フェーズを重ねながら前へ出られてしまう。明大は必死にディフェンスをするも、最後は外のスペースを崩され、14-17と逆転されてしまった。

「(BKは)全体的に良いパフォーマンスができたが、最後のトライなどの細かいところでやりきれないところがあった」(左WTB/ウイング古賀龍人・商1=桐蔭学園)。

このまま試合が終わるかと思われたが、直後のキックオフで帝京大の反則によりスクラムを獲得。フロントローの選手が変わるもスクラムで帝京大の反則を誘った。

「負けていた時間帯で僕たちが流れを変えないといけないという思いで入った」(高比良恭介・政経2=東福岡)。

逆転に沸く客席の選手たち

敵陣22mでモールを組むと帝京大が再び反則を犯す。再度敵陣深くでモールを組むと、相手を押し込み最後はペナルティトライの判定。21-17の逆転勝利で試合を終えた。「ノンメンバーのためにも、全員がいいラグビーができたのは素直にうれしい」(利川)。

大学ラグビー

勝利について左CTB(センター)平翔太主将(商4=東福岡)が、「準備してきたことが体現できて結果につながったのはいい収穫だった」と振り返るように、今回の試合は前半からセットプレーで優位に立ち、今季課題とされていた規律の部分でも後半はペナルティを1つに抑えるなど高い完成度を見せた。

次戦は早稲田大学との伝統の一戦。優勝に向け勝利に期待がかかる。

文:虻川隼人/写真:晴山赳生、保坂啓太郎(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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