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ラグビー コラム 2025年10月27日

【ハイライト動画あり】東洋大学、昨季敗れた立正大学に勝利。4連勝でリーグ戦を折り返し。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by 東洋大学スポーツ新聞編集部
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モールを展開するFW陣

執念でつかんだ4連勝。鉄紺が雨の一戦を制した。10月25日(土)、『川越運動公園陸上競技場』で、関東大学リーグ戦第4節、東洋大学vs.立正大学の試合が行われた。

絶えず雨が降り注ぐ中、繰り広げられた一戦。前半はなかなか好機をつかむことができず、1トライに抑えられるが、後半で3連続トライを挙げる。一度はインゴールを突破されたものの、26-16でノーサイド。苦しい時間帯を耐え抜いた先に、東洋大の4連勝が光った。

ラグビー 関東大学リーグ戦2025

試合は東洋大ボールでキックオフ。先に得点を生んだのは立正大だ。立ち上がりから自陣でのプレーが続き、7分、東洋大のペナルティにより立正大がPG(ペナルティゴール)を選択。先制点を奪われる。

苦しい立ち上がりの中でも16分、東洋大が好機をつかむ。自陣10mライン付近でのスクラムで優位に立つと敵陣に進み、25分。待望のファーストトライを決め、SO(スタンド)林星安(4年)のコンバージョンも成功。7-3で東洋大が逆転した。

ここから流れに乗りたい東洋大だったが、立正大も粘りを見せる。拮抗した時間が続き、38分には再びPGを許して7-6で前半を折り返した。続く後半も先にスコアを動かしたのは立正大。またしてもPGで得点を重ねられる。

しかし、ここから東洋大の猛攻撃が始まった。8分、モールで押し込みHO(フッカー)小泉柊人(4年)がインゴールへ沈めると、14分にもモールを起点に前進。パスを受け取った小泉が再びトライを奪い、立て続けに得点を重ねる。

ステファン・ヴァハフォラウ主将

勢いに乗ると19分、NO8(ナンバーエイト)ステファン・ヴァハフォラウ(4年)がディフェンスに絡まれながらも力強く前進する。インゴール直前まで運ぶと、最後はLO(ロック)栗原大地(4年)が仕留めてトライ。怒涛の3連続トライで一気に試合を引き寄せた。

しかし25分、立正大にインゴールを割られ、再び点差を縮められる。それでも東洋大は最後まで集中を切らさず、以降は両者譲らぬ展開に。試合終盤にはヴァハフォラウが自陣から相手ディフェンスを置き去りにして独走するも、惜しくもトライには至らなかった。

ラグビー 関東大学リーグ戦2025

【ハイライト動画】立正大学 vs. 東洋大学

試合はそのまま26-16でノーサイド。東洋大が勝利し、勝ち点6を獲得して首位を死守した。前半は1トライに抑え込まれながらも、後半で攻撃の糸口を見出し、勝ち切った一戦。

ヴァハフォラウは「キャリーをするなら100%でキャリーする。パスをするなら目を見てパスを出すとか。『丁寧にやること』を今シーズン意識していました。そういったところも含めて今日はいい準備ができました」と今節を振り返る。

一方で、これまでスピードのあるWTB(ウィング)の選手に回してトライまでつなげる戦術が多かったが、この日はあまり見受けられず。ヴァハフォラウは「みんなの前に出る意識が強すぎて、外まで回せない状態になっていた。次の試合までに改善するべき課題です」と、反省点を明確にした。

大学ラグビー

次節は11月3日(月)、『スピアーズえどりくフィールド』を舞台に全勝対決が繰り広げられる。

ここまで負けなしの東洋大が、同じく全勝の東海大学と激突。ここを制すかどうかで、優勝の行方が大きく変わるだろう。「東海大戦は毎年、気持ちだけの勝負。情熱だけ持って準備します」と福永昇三監督。

鉄紺の航海は、荒波を恐れず前進し続ける。

文/写真:北川未藍(東洋大学スポーツ新聞編集部)

東洋大学スポーツ新聞編集部

2001年(平成13年)創刊。東洋大学における唯一の学生新聞部。
体育会所属の部活動を対象に、取材を行い、紙面・Webサイトを通じて情報を発信。一人ひとりの挑戦やチームの歩みに光を当て、大学スポーツの魅力を発信することを目指して活動している。

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スポトウ|東洋大学スポーツ新聞編集部
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