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ラグビー コラム 2025年10月15日

【ハイライト動画あり】明治大学、悪天候下で日本体育大学に勝利し今季2勝目。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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3トライの活躍でPOMに選ばれた阿部煌生

明治大学の関東大学対抗戦第3戦目となる相手は日本体育大学。前節の青山学院大学戦では91得点で大勝。悪天候に見舞われながら神奈川県の『大和スポーツセンター競技場』で試合に臨んだ。

ラグビー 関東大学対抗戦2025

前半5分に試合は動いた。左CTB(センター)平翔太主将(商4=東福岡)が得意とするボールキャリ―でペナルティを獲得すると、SO(スタンドオフ)萩井耀司(商2=桐蔭学園)がキックパスを試み、右CTB東海隼(情コミ4=光泉カトリック)へとボールは渡った。

その後、NO8(ナンバーエイト)藤井達哉(政経3=東福岡)がパスを受け取り大きくゲインし、ゴール目前まで前進。フェーズを重ね、最後は左WTB(ウイング)阿部煌生(政経2=流経大柏)が先制トライを奪う。

「ボールが回ってきたら走り切るという役割があるので、そこをしっかり意識してできたのはすごく良かった」(阿部)。

しかしその後、ペナルティが続き藤井がイエローカードで一時的退場。そのまま相手にトライを献上してしまう。さらにはコンバージョンゴールも入り、5-7と逆転を許した。

「BK(バックス)もFW(フォワード)もタイミングが合わなくてミスをどんどん重ねて自分たちが苦しむようになった」(平翔主将)。

反撃に転じたい明大は16分、平翔が右WTB白井瑛人(商2=桐蔭学園)へパスが渡ると、ランでブレークし短くキック。相手にボールは渡ったがそのままタッチとなり、敵陣でマイボールラインアウトとなった。

ラインアウトでハンドリングミスとなったが、直後の相手ボールスクラムでペナルティを取り再度マイボールに。もう一度ラインアウトで再開し、モールで押し込み、最後尾にいたHO(フッカー)西野帆平(文4=東福岡)がインゴールへ飛び込み逆転した。

「モールは1週間、日体大さんの映像を見ながらしっかり対策してきた」(西野)。

32分には、ゴール付近でラインアウトから攻撃を展開し萩井の見事なロングバスが阿部へと通り、相手ディフェンスが複数寄ってくる中、左隅に滑り込みトライが決まった。

今季、日本代表に帯同した竹之下仁吾は春季大会以来の公式戦出場

「スキルフルなBK(バックス)がいる中で、しっかり自分からコールしたら(パスを)通してくれることは信頼していた」(阿部)。17-7でハーフタイムへ入る。

ラグビー 関東大学対抗戦2025

【ハイライト動画】明治大学 vs. 日本体育大学

迎えた後半、キックオフリターンでダイレクトタッチとなり、そこから2トライ目を許す。だが、6分にラインアウト、スクラムでペナルティを立て続けに獲得すると、藤井に代わり対抗戦初出場となった中村つぐ希(営2=目黒学院)がすぐさまタップキックでゲームを再開し、ゴールラインに飛び込んだ。

「チームに勢いをつけるという役割で入ったが、最初の僕のトライやチームへの声かけで勢いをつけられたと思う」(中村)。

直後の9分、ハーフウェーライン付近で相手の反則によりマイボールとすると、すぐに再開し、FW(フォワード)、BKともに連携しながら敵陣へと攻めていく。

大外で待ち受けていた右FL(フランカー)利川桐生(政経4=大阪桐蔭)がパスを受け取り、相手ディフェンスを跳ね除けるフィジカルを見せゲイン。最後は阿部がトライしハットトリックとなった。32分、35分にも追加点を挙げ、43-17でノーサイドとなった。

大学ラグビー

日体大に勝利し連勝を飾った明大。大差をつけての勝利となったが「前半はミスが多かったので、後半に修正しようとハーフタイムで話したが、それでも先制点を取られてしまった。内容的には満足いくものではなかった」(柴田竜成・営4=秋田工)と慢心していない。

次戦は早くも対抗戦折り返しとなる。『完遂』へ、明大戦士たちがどう成長していくのか注目したい。

文:木曽琴乃/写真:保坂啓太郎(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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