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東洋大は前節、開幕節で昨年度リーグ戦王者の大東文化大学を破った関東学院大学と対戦。勢いのあるチームに苦しめられながらも地力でリードを守り抜き、38-31で辛くも逃げ切った。2戦を終えて2勝0敗、勝ち点は11。首位・東海大学と1差の暫定2位につけている。
リーグ戦初先発のナモア・ファタフェヒ
メンバーは1番に前節リザーブのPR(プロップ)島田晃誠(4年)、6番にFL(フランカー)ナモア・ファタフェヒ(3年)が初先発。5番にはLO(ロック)ジュアン・ウーストハイゼン(4年)が、今季初先発となる。
リザーブには阿部正英(2年)、小菅優斗(1年)が登録され、新たな顔ぶれも加わった。チーム内での競争が激化する中、新戦力がチームにどんな刺激を与えるか注目したい。
今節、勝利のカギとなるのはFW(フォワード)の強みを最大限に発揮しながら、ディフェンスで相手のスピード展開を封じる「試合の主導権争い」だ。
スクラム、ラインアウトといったセットプレーで流れを握り、相手を圧倒する時間帯をどれだけ増やせるかが勝負の分かれ目。ディフェンスでは相手のスピードを食い止めながら、東洋大が主導権を握る展開に持ち込みたい。
対する法大は開幕から2連敗と苦しいスタートを切った。とはいえ、個々の能力は高く、スピード感のあるプレーで展開してくるチームだ。
ただ、現在はクラブキャプテンの北川拓来(4年)をはじめ、主力数名を欠く状況。経験の浅い選手も起用されており、どれだけ粘り強く戦えるかが焦点になる。
東洋大としては、若手を多く含む法大の布陣に対して前線で圧をかけ、試合の主導権を引き寄せたいところだ。
シーズン中盤に差し掛かる今節は、互いに落としたくない極めて重要な一戦。東洋大は強みであるセットプレーとディフェンスを武器に、開幕3連勝へ。積み重ねなくして、勝利なし。「一戦必勝」の精神を持って、目の前の一戦に挑む。
文/写真:北川未藍(東洋大学スポーツ新聞編集部)
東洋大学スポーツ新聞編集部
2001年(平成13年)創刊。東洋大学における唯一の学生新聞部。
体育会所属の部活動を対象に、取材を行い、紙面・Webサイトを通じて情報を発信。一人ひとりの挑戦やチームの歩みに光を当て、大学スポーツの魅力を発信することを目指して活動している。
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