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ラグビー コラム 2025年9月26日

黒星スタートの明治大学、悪い流れを断ち切るべく青山学院大学との一戦に臨む。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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春季大会ぶりの復帰となる平翔太主将

関東大学対抗戦の初戦で、筑波大学にまさかの黒星を喫した明治大学リア。再起を懸け、9月27日(土)に秩父宮ラグビー場で青山学院大学と激突する。

14日に行われた筑波大戦では、要所でのハンドリングミスやラインアウトの乱れに苦しみ、終始流れをつかみ切れず。一時逆転となるトライが飛び出したものの、試合終了間際のシンビンで数的不利となり、再逆転を喫し敗戦となった。

大きな敗因となったのがラインアウトの成功率だ。前節の成功率は約58%。筑波大のペナルティ数が明大を大きく上回った中、ラインアウトのミスで自らチャンスを潰してしまう形が多かった。

ラインアウトの核である亀井秋穂(政経3=長崎北陽台)は「ラインアウトは1人1人の役割を果たすことが大事だが、ベーシックの部分ができていなくて、筑波大のいいポジションに持っていかれてしまった」と振り返る。

また、「筑波のディフェンスの前にいいアタックができなかった。プレッシャーがかかるところで、しっかりFW(フォワード)と、BK(バックス)がリンクしてアタックするところもFW、BK共通の課題」(HO/フッカー西野帆平・文4=東福岡)とフィールドでのアタックにも課題が残る。イージーミスを減らし、いかにチャンスをモノにするかが重要になるだろう。

今節では筑波大戦からメンバーが3人変更。前節で負傷退場した藤井達哉(政経3=東福岡)に代わり、リザーブで逆転トライを挙げた物部耀大朗(商3=中部大春日丘)がLO(ロック)で先発。前節LOで出場した亀井がFL(フランカー)に回る。

BKではCTB(センター)平翔太主将(商4=東福岡)が戦列復帰し、9月21日に行われた関東大学ジュニア選手権(ジュニア戦)・早大戦で、チーム内MVPに選ばれたSH(スクラムハーフ)田中景翔(文3=常翔学園)が先発する。

筑波大戦でゲームキャプテンを務めた副将・利川桐生

FWの注目はNO8(ナンバーエイト)の利川桐生(政経4=大阪桐蔭)だ。昨年度の春シーズン以来の紫紺となった前節では、80分間通して攻守両面で躍動。自陣ゴール前でのスチールでチームを救うなど、高いワークレートで明大を支えている。秋シーズン通してのハードワークに期待が高まる。

そしてBKでは、平主将が今年度の関東大学春季交流大会・帝京大学戦以来の出場となる。正確無比なプレースキックや、体格とスピードを生かしたボールキャリーで、長く明大ラグビー部を支えてきた。主将の復帰でチームの流れを変えられるか。

また、リザーブに登録された倉掛太雅(政経2=東福岡)は、出場すれば紫紺デビューとなる。2023年度の花園(全国高校大会)で準優勝を経験し、高校日本代表にも選出された逸材の躍動にも要注目だ。

一方の青学大は、前節で慶応義塾大学と対戦。試合終盤まで肉薄するも惜敗となったが、昨年度の対抗戦で筑波大を下し、30年ぶりの全国大学選手権出場を決めるなど、一筋縄ではいかない相手だ。

注目は、2023年度の花園準優勝メンバーであるSO(スタンドオフ)井上晴生だ。大学1年時からスタメンに定着し、チームの躍進を大きく支えた。青学大の井上、松崎天晴、利守晴と、明大の高比良恭介(政経2=東福岡)、倉掛の東福岡高同期対決にも注目したい。

21日のジュニア戦で早大に大敗するなど、チームの勢いは決して良くない。「次戦の相手がどうこうではなく、自分たちが何をするか、どういうラグビーをしたいかを再認識して、リマインドして、一つの方向に向かってラグビーをしたい」(SO伊藤龍之介・商3=国学院栃木)。

攻守で青学大を圧倒し、悪い流れを払拭できるか。

文/写真:晴山赳生(明大スポーツ新聞部)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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