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ラグビー コラム 2025年9月17日

【ハイライト動画あり】東洋大学、悲願の初優勝へ向け好発進。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by 東洋大学スポーツ新聞編集部
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トライをあげた梅木(左)と林

最高の幕開けだ。14日、東洋大学川越ラグビーグラウンドで、関東大学リーグ戦開幕節・東洋大学vs.日本大学の試合が行われた。

悲願のリーグ戦初優勝を目指す東洋大が、前半から主導権を握り、最終スコアは69-21。勝ち点6で『ステファン・ヴァハフォラウ組』の大航海が力強く帆を上げた。

曇り空の下、東洋大ボールでキックオフ。立ち上がりでノックフォワードによるペナルティを取られるも、直後に日大もペナルティを受けたことで好機をつかむ。インゴール間近まで迫り、マイボールラインアウトを成功させ、モールでHO(フッカー)小泉柊人(4年)が先制トライを挙げた。

勢いが加速した東洋大は9分、敵陣10mライン付近でのラインアウトを成功させると、パスを受け取ったWTB(ウイング)梅木颯斗(2年)が一瞬の隙を突いて突破。相手ディフェンスを振り切り、独走トライを決める。

このまま突き放していきたいところだが、思わぬ形で失点した。17分、自陣深くから蹴り上げたボールが日大に弾かれ、トライを奪取されてしまう。

痛い失点を喫したが、東洋大はすぐさま反撃に転じた。22分、敵陣10mライン付近にいた中山にパスが渡ると、防壁を切り裂いてトライ。26分には日大に7点を返されたが、なおも主導権を握るのは東洋大。

28分にPR(プロップ)山下源也(2年)が、35分には梅木がインゴールにボールをたたきつけて3トライ差に。さらに43分にはSO林星安がPG(ペナルティゴール)を成功させ、38-14で前半が終了した。

ラグビー 関東大学リーグ戦2025

【ハイライト動画】東洋大学 vs. 日本大学

後半も先手を打ったのは東洋大。9分に自陣スクラムからSH(スクラムハーフ)生田旭(2年)がWTB(ウィング)中山二千翔にパスを送ると、タッチキックで一気に敵陣深くへ。最後はラインアウトモールでHO小泉がトライ。

後半14分、日大にインゴールを割られたが、ここから東洋大の猛攻が始まる。19分、ラインアウトモールからHO小泉が絶妙なタイミングで前に出ると、途中出場のCTB(センター)浅尾至音(3年)がインゴールへ押さえ込んだ。

POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)を獲得した林

23分には素早いパスワークで一気に前進し、最後はWTB中山がライン際をすり抜けてゴールラインを越える。さらに31分、浅尾の大きな突破からインゴール目前に迫ると、スクラムから展開。林がタックルを受けながらもボールを沈め、スコアを重ねた。

そして試合終了間際の44分、WTB浅尾至音が自陣から相手ディフェンスを振り切って大きくゲインする。ボールを受けたSH佐々木健人がそのまま駆け抜け、ダメ押しの一撃を決めてノーサイド。開幕節を69-21で大勝した。

「恩返しをしよう」

キックオフ前のハドルで、ヴァハフォラウ主将が声を上げたという。スタンドにはOBや保護者、そして多くのファンが駆けつけ、鉄紺への声援が響き渡った。

「この環境が当たり前じゃないということを、もっと感謝して、恩返ししていきたいです」とCTB天羽進亮副主将は言う。

いろいろな人の支えがあってこそ、自分たちはプレーできている。その思いを胸に全員が身体を張ったことが、今日の大勝につながった。

次節は28日、昨年度リーグ戦王者の大東文化大学を破った関東学院大学と対戦する。「つまらないミスで失点してしまった課題があった。修正してチャレンジャー精神を忘れず頑張っていきたい」と天羽。

勝利の風を背に、挑戦者としての航路は、さらに熱を帯びていく。

文/写真:北川未藍(東洋大学スポーツ新聞編集部)

東洋大学スポーツ新聞編集部

2001年(平成13年)創刊。東洋大学における唯一の学生新聞部。
体育会所属の部活動を対象に、取材を行い、紙面・Webサイトを通じて情報を発信。一人ひとりの挑戦やチームの歩みに光を当て、大学スポーツの魅力を発信することを目指して活動している。

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スポトウ|東洋大学スポーツ新聞編集部
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