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ラグビー コラム 2025年9月12日

東洋大学、開幕戦はホーム川越で日本大学を迎え撃つ。ラグビー関東大学リーグ戦

ラグビーレポート by 東洋大学スポーツ新聞編集部
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ステファン・ヴァハフォラウ主将

勝負の秋がやってきた。いよいよ、NO8(ナンバーエイト)ステファン・ヴァハフォラウ主将(札幌山の手)が率いる東洋大学『Navy Warriors』の秋シーズンが、9月14日(日)に幕を開ける。初戦の相手は昨年同リーグ6位の日本大学。舞台は本拠地・東洋大学川越ラグビーグラウンドだ。

春は対抗戦チーム相手に大敗を喫し、悔しさを味わった東洋大。しかし、その中で「自信を持てば張り合える」という手応えを得た。夏の菅平合宿ではその感覚をさらに磨き上げ、ラックスピードやラインアウト、ハイパント処理といった細部も徹底。

加えて、声を掛け合いながら一体感を高めたことで、チームには確かな自信が芽生えている。汗と声で培ったその自信は、秋の公式戦でどんな形で表れるのか──。その答えが明日、川越の芝に刻まれる。

CTB]天羽進亮 副主将

今節の注目は4年のCTB(センター)天羽進亮(城東)。2年時から先発の座を射止め、攻守ともに貢献度が高い副主将だ。

春シーズンはケガにより戦列を離れており、夏の菅平合宿での筑波大学との練習試合で実戦復帰を果たした。これまではSO(スタンドオフ)でチームを動かす役割を担うことが多かったが、今節はCTBで先発出場。司令塔としての豊富な経験を持つ天羽の存在は、攻守両面で大きなポイントとなる。

一方で、今節のSOには同じく4年の林星安(目黒学院)が名を連ねた。彼の武器は、正確なキックでエリアを支配する力。高いコントロール力は以前から光っていたが、出場機会にはなかなか恵まれず、Cチームで試行錯誤を重ねる日々が続いていた。

その積み重ねがようやく形となり、ここにきて大きな安心感をチームにもたらしている。大学ラストシーズンでつかんだ司令塔のポジションで、どんな開花を見せるか注目だ。

大学ラグビー

対する日大は、伝統的なFW(フォワード)の強さを土台に戦うプレースタイルが特徴的。春季交流大会では成蹊大学に勝利を収めた一方で黒星も多く、課題が残る結果となった。

しかし、FW陣を中心に展開する力強いプレーは健在。今年度掲げるチームスローガン「Dominate」の通り、試合・マインド・日常のすべてで主導権を握る姿勢が、チーム全体に浸透している。夏を越えて一段と力をつけている可能性が大きく、東洋大としてはこのFWにいかに対抗し、相手を揺さぶれるかが勝敗のカギを握りそうだ。

ここからは、これまで積み上げてきた努力を証明する舞台だ。仲間と肩を並べ、声を掛け合い、グラウンドに立つ一瞬一瞬が勝負の刻。

川越で鳴り響くホイッスルは、単なる試合開始の合図ではなく、鉄紺が切り拓くリーグ戦初優勝への道の幕開けを告げる音になる。まずはホームでの白星を、そしてこの秋、チーム全員で新たな伝説を刻みにいく。

文/写真:北川未藍(東洋大学スポーツ新聞編集部)

東洋大学スポーツ新聞編集部

2001年(平成13年)創刊。東洋大学における唯一の学生新聞部。
体育会所属の部活動を対象に、取材を行い、紙面・Webサイトを通じて情報を発信。一人ひとりの挑戦やチームの歩みに光を当て、大学スポーツの魅力を発信することを目指して活動している。

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