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各主将が書いた漢字一文字
9月13日(土)の関東大学ラグビーの開幕を控えて、関東対抗戦、関東リーグ戦の全16校の指揮官、キャプテンが揃ってメディアカンファレンスが、1日に行われた。
関東対抗戦、関東リーグ戦ごとに写真撮影が行われ、最後には全16校のキャプテンが揃った(関東学院大学は共同キャプテンの2人が出席)。それぞれ、キャプテンから今年のチームを表す漢字一文字が発表された。
まずは今年も上位5チームまでが、大学選手権に出場できる関東対抗戦から。昨年は早稲田大学が全勝優勝を果たしている。
左から慶應義塾、青山学院、早稲田、日本体育の各大学
◆早稲田大学 CTB(センター)野中健吾
「漢字は『繋』という言葉にした。チームがどのチームがどんな状況でも、チーム全員160人で繋がって戦っていくという気持ちを込めた」
◆帝京大学 CTB大町佳生
「私たちが選んだ漢字は『粘』。今年のチームスローガンである『グリッド』という言葉のように、粘り強く最後までやり抜くという気持ちを込めた。チーム全員がグランド内外でハードワークして、何事にも粘り強くやり切ることを体現したい」
◆明治大学 CTB平翔太
「漢字一文字は『前』にした。セットプレーや、1対1のセットの部分で前に出続けられることが強みと思うので、どんな局面においても、しっかり前を向いて1試合1試合、戦っていきたい」
◆慶應義塾大学 CTB今野椋平
「今年のチームを表す漢字一文字は『繋』。今年の夏合宿は『コネクト』ということをテーマに掲げて、チーム全員できつい練習を乗り越えてきた。対抗戦でも、きつい状況はたくさんあると思うので、そういった中で1人にならず、チーム全員でコネクトして、つながって勝利を目指してがんばっていきたい」
◆青山学院大学 FL(フランカー)八尋祥吾
「漢字一文字は『明』にした。チーム状況が良くない時でも、どんなときでも明るく前を向いて戦っていきたい」
左から立教、帝京、明治、筑波の各大学
◆筑波大学 SH(スクラムハーフ)高橋佑太朗
「漢字一文字は『狂』。今年のスローガンの柱にもなっている言葉で、去年の結果からも、今まで通りにプレーをしていては目標である日本一にとても及ばないということで、1人1人が狂ったようにハードワークするということで、この漢字にした。シーズンを通して全員が『狂』を体現していきたい」
◆立教大学 LO(ロック)白石和輝
「今年のチームを表す漢字は変化の『変』。スローガン『変わる、変える』の下、今年は活動している。常に変化を求めて失敗を恐れることなく、挑戦を続けてきた。シーズンが開幕しても、常に変化を求めて(大学選手権出場という)目標達成に向けて精進していきたい」
◆日本体育大学 SO(スタンドオフ)/FB(フルバック)大野莉駒
「漢字一文字は『壁』。先輩後輩、壁なくコミュニケーション取れているということと、スローガンに『タフチョイス』を掲げていて、個人としてチームとしても、しっかり厳しい選択をして、限界を作らない、壁を作らないと捉えている。シーズンでもしっかり壁を乗り越えて目標である大学選手権出場に向けてがんばっていきたい」
【対抗戦 開幕カード】
◆9月13日(土)
・13:00 早稲田大学 vs. 日本体育大学(月寒)
・15:00 立教大学 vs. 帝京大学(駒沢)
・16:00 慶應義塾大学 vs. 青山学院大学(秋葉台)
◆9月14日(日)
・16:00 明治大学 vs. 筑波大学(水戸)
続いて、関東リーグ戦。今年も昨年同様に、上位3チームが大学選手権に出場できる。なお、昨年は大東文化大学が7シーズンぶり9度目の優勝を飾っている。
左から東洋、日本、関東学院、大東文化の各大学
◆大東文化大学 SO/FB伊藤和樹
「今年のチームを表す漢字は『次』。大東文化大学の今季のスローガンは、チーム内外で次に進めるように『ネクスト』なので、『次』という漢字にした」
◆東洋大学 NO8(ナンバーエイト)ステファン・ヴァハフォラウ
「今年を表す漢字は『和』。『和』はいろいろな意味があるが、仲間の関係性を大切にしたいと思い選んだ。ただ、つながっているのではなく、心がちゃんと揃っている状態で、みんな一丸となってがんばりたい」
◆東海大学 薄田周希
「今年のチームを表す一文字は気合いの『気』。今年は例年と比べてサイズのある選手があまりいないが、気合の入った選手は多い。気合いの入ったプレーで、リーグ戦優勝を目指してがんばっていきたい」
左から法政、流通経済、東海、立正の各大学
◆流通経済大学 LO/FL福田拓人
「信じて越えると書いて『信越』という言葉を下に、1年間練習をしている。その意味は仲間を信じて、過去の流通経済大学を越えるという意味が含まれている。1年間、過去の流通経済大学、他の大学や、今までの歴史など、それらを越えることをチームとして目標に掲げているので『越』という漢字にした」
◆法政大学(昨年5位) FB北川拓来
「今年を表す感じは『速』。スピードという意味を取ってこの漢字にした。法政大学はリーグ戦の中で、唯一留学生がいないチーム。留学生のいないチームが勝つために、どうするかと考えた結果、今年はスピードを重視するスピードラグビーを意識している」
◆立正大学 PR(プロップ)/HO(フッカー)井川桃太朗
「今年を表す漢字は『繋』。今年のチームは『バンド』という言葉を掲げて活動してきた。1人1人の個性や役割の違いをつなげていくことで、大きな力になるという意味が込められている。繋がりの部分を武器にして、仲間とともに全力で関東リーグ戦を戦い抜いていきたい」
◆日本大学 SH福田涼平
「私たちが選んだ漢字は『圧』。私たちの今季のスローガンである『ドミネート』を漢字にした。見る人を魅了し、フィールドを支配し、圧倒したいという意味が込められている」
◆関東学院大学 SO/FB安藤悠樹
「今年のチームを現す漢字は『進』です。その理由は、1つ1つの課題をクリアして進んできた、またスキル向上、身体作りなどチームとして、とても成長を感じられたので、この漢字にした」
※共同キャプテンのNO8ラリーティポアイールーテルも同席
【リーグ戦 開幕戦カード】
◆9月13日(土)
・11:30 法政大学 vs. 流通経済大学(秋葉台)
◆9月14日(日)
・15:00 東海大学 vs. 立正大学(東海大学G)
・15:00 東洋大学 vs. 日本大学(東洋大学G)
◆9月15日(月・祝)
・15:00 関東学院大学 vs. 大東文化大学(熊谷)
16校の主将、スポンサー解禁で胸に企業名が入ったチームも
9月13日(土)~15日(月・祝)、開幕節の8試合が行われる。どのチームも初戦に勝利して勢いに乗りたいところだ。今年は関東対抗戦、関東リーグ戦、それぞれどのチームが王者に輝き、大学選手権にコマを進めるだろうか。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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