マオリ・オールブラックス3選手をゲストに迎えて「第28回 三井不動産 SPORTS ACADEMY 『ラグビーアカデミー』」が開催！

　

真夏を感じさせる日差しの中、6月28日（土）の午前中、東京・東京ドームシティ ラクーアガーデン芝生広場で「第28回 三井不動産SPORTS ACADEMY 『ラグビーアカデミー』」が開催された。

主催の三井不動産は、2019年のラグビーワールドカップ日本大会の際にラグビーニュージーランド代表オールブラックスの事前キャンプをサポート。その後も交流を深めながら2024年6月、オールブラックス、マオリ・オールブラックス、オールブラックスXV(フィフティーン)を擁するニュージーランドラグビー協会（以下「NZR」）とパートナーシップ契約を締結し、昨年もオールブラックスのウェルカムセレモニー、マオリ・オールブラックスの選手がラグビーを教える「ドリームスクール」を行い、地域の子どもたちやファンに、ラグビーを通じた「感動体験」を創出してきた。

「スポーツ・エンターテインメントを活かした街作り」を加速させ、リアルの価値体験を最大化することを目指す三井不動産は、今年もマオリ・オールブラックス来日に合わせて「ラグビーアカデミー」を開催。小学校生低学年の子どもたち25名程度を招待し、1部、2部と2回実施した。

マオリ・オールブラックスの3選手（左からエヴァンス、トゥパエア、シャルフーン選手）

元ラグビー日本代表の田中史朗さん、筋肉芸人として有名な野田クリスタル（マヂカルラブリー）さん、ラグビー芸人のしんやさん、そして1部にはマオリ・オールブラックスのコーリー・エヴァンズ選手、メイソン・トゥパエア選手（ともにブルーズ）、アントニオ・シャルフーン（クルセイダーズ）選手と、さらにサプライズゲストとして元オールブラックスのデイン・コールズさんも参加した。

マオリ・オールブラックスの選手たちが登場したとき、子どもたちや見学者からこの日一番の大きな歓声とどよめきが聞こえた。子どもたちはハイタッチで選手を迎え、アカデミーが始まった。

野田クリスタルさん、しんやさんもウォームアップに参加

まず、ウォーミングアップとして田中さん、野田さん、しんやさんの腰につけられたたくさんのタグを取る本数を競った。さらに4チームに分かれ、マオリ・オールブラックスの選手らをよけながら何回パスを投げてつなげられるかの勝負をした。

タグラグビーによる2対2の実践的なトレーニング

最後にはマオリ・オールブラックスの3選手、田中さん、芸人さんも加わってタグラグビーによる2対2の実践的なトレーニングも行われた。ラグビースクールに通っていたり、普段からタグラグビーをやっていたりする子どもが多かったようで、マオリ・オールブラックスの選手をスピードでかわしてトライを挙げる選手も。

アントニオ・シャルフーン選手は「すごくみんな上手でペースも速くてビックリしました！」とコメント、普段からNECグリーンロケッツ東葛で子どもたちを指導している田中さんも「僕たちの時代とは違って、本当に上手い子が多かった。将来の日本代表が楽しみです！」と子どもたちの成長に期待を寄せた。

参加者によるトークショー

その後は参加者全員によるトークショーや子どもたちからの質問タイム、最後には全員での記念撮影が行われ、あっという間に約1時間にわたる「ラグビーアカデミー」は終了となった。

ゲストのみなさんから「将来、オールブラックスになりたい人？」と聞かれると、多くの子どもたちが目をキラキラさせ、一斉に手を挙げていた。世界の第一線で活躍するマオリ・オールブラックスの選手たちといっしょに汗を流し、ラグビーを通じて交流したことで、より憧れが増したようだった。

野田さんは「将来、代表選手になったら野田クリスタルとやったと言ってね！」とコメント、しんやさんは「スピーディーなアタッキングなラグビーだった。まさしくみんなが超速ラグビーだ！」と子どもたちのプレーを称えた。

昨シーズン、日本のクボタスピアーズ船橋・東京ベイでもプレーしたデイン・コールズさんは「お父さん、お母さんの言うこと聞いて、たくさん野菜など好き嫌いなく食べて、田中さんのような日本代表を目指してほしい！」と子どもたちに声をかけた。

メイソン・トゥパエア選手は「みんなエネルギーたっぷりだった。コーチの言うことを聞いてちゃんと活躍してくれて嬉しい！」とコメントし、コーリー・エヴァンズ選手は「すごく楽しく練習できました。子どもたちが、暑いのに頑張って動いてくれて嬉しい！　こうやって、日本の子どもたちとつながりを持てる機会はすごく良いし、スキルや可能性を持った子どもたちがたくさんいました」と破顔した。

「ラグビーアカデミー」に参加した子どもたちは、マオリ・オールブラックスの選手や元日本代表選手とのラグビーによる交流を十二分に堪能したようで、「（マオリ・オールブラックスの）選手が大きかった！」「タグラグビーでトライが取れて楽しかった！」と声を弾ませていた。

ラグビー体験コーナーで楽しむ参加者の子ども

午後からは同会場の芝生広場にパスターゲット、タックル体験、マオリ・オールブラックスの選手たちのフォトパネルが設置され、一般来場者向けの「ラグビー体験コーナー」を設置。

土曜日の午後ということで、子ども連れを中心に、実際にボールを投げたり、タックルしたりと、家族で写真を撮ったりと、おのおのラグビー体験コーナーを楽しんでいた。

今後も三井不動産は、オールブラックスやマオリ・オールブラックス、オールブラックスXV(フィフティーン)の日本国内での活動をサポートしつつ、街づくりによる「場」と「コミュニティ」の提供を通じ、ラグビーを通じた「感動体験」を創出していく。

文：斉藤健仁