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ラグビー コラム 2025年5月31日

東洋大学、2試合で200得点を挙げた帝京大学を止められるか。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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東洋大学vs.帝京大学

4月末から始まったラグビー関東大学春季交流大会も中盤を迎えようとしている。

6月1日(日)には埼玉・熊谷ラグビー場で、埼玉が地元の関東大学リーグ戦2位の東洋大学が、対抗戦2位で大学選手権4連覇を達成した王者・帝京大学を迎える。なお、この試合は当初は有料の予定だったが、無料で観戦が可能となった。

今季、ジャージーの色にちなんで、『Navy Warriors』をスローガンに掲げた東洋大学。4月20日(日)の初戦は早稲田大学(昨季関東対抗戦1位)に、26-57と敗れ、続く第2戦は、5月18日(日)に明治大学(関東対抗戦3位)に7-64と連敗した。

東洋大学は、一昨シーズンの春季大会では14-92で敗れた王者と対戦するにあたって前節から大きくメンバーを替えてきた。

PR(プロップ)山下源也、岡田恭和(ともに2年)、HO(フッカー)小泉柊人(4年)、SH(スクラムハーフ)生田旭(2年)、アウトサイドCTB(センター)浅尾至音(3年)は前節から同じポジションで先発するが、他の10人は新しいメンバーやポジションチェンジをした。

左LO(ロック)は植田宗優(4年)が、FL(フランカー)から上がり、U23日本代表の栗原大地(4年)とコンビを組む。NO8(ナンバーエイト)から、6番にキャプテンのFLステファン・ヴァハフォラウ(4年)が代わり、7番にはスティールが武器の金井悠隼(3年)が入り、NO8にはU23日本代表で大活躍した森山海宇オスティン(4年)が先発する。

SH生田とハーフ団を組むのは、1年生SO(スタンドオフ)高田哲也(東福岡出身)、インサイドCTBには池渕紅志郎(2年)が入り、浅尾とコンビを組む。

バックスリーは11番のWTB(ウィング)に神真広、14番にスピードスター坂本琥珀(3年)、そしてFB(フルバック)にも、同じくスピードが武器の中山二千翔(2年)が入った。

控えにはHO小峰佳士(2年)、PR黒須楓(3年)、酒井慶(4年)、LO山岡快翔(3年)、FLルナ仁鼓(2年)、FL日高創太(3年)、SH佐々木健人(4年)、FB藤春大悟(2年)、CTBアダム・タマティ(4年)、CTB五十嵐舜悟(2年)、1年生のWTB小菅優斗(北越)が入った。

フィジカル、セットプレーの強い相手に対して、キャプテンFLヴァハフォラウを筆頭に、U23日本代表やJAPANXVで活躍したLO栗原、NO8森山らで対抗し、良い形でスピードのあるバックスリーを走らせたい。

一方、今シーズン大学選手権だけでなく、春季大会でも5連覇を目指す「紅き旋風」帝京大学。5月18日(日)に初戦を迎え、昨季の関東リーグ戦王者の大東文化大を95-0で下すと、先週の5月25日(日)は東海大学(関東リーグ戦3位)に111-0と大勝して連勝スタートを切った。

3戦目となった東洋大学戦は、前節から2名のメンバー変更となったが、1年生3人は引き続き先発する。FL甲斐敬心がメンバー外となり、FL蔵森晟が控えから先発に上がり、キャプテンのCTB大町佳生(4年)も今シーズン初めて先発する。

その他の13人は東海大学戦と同じメンバー。FW第1列はPR上野凌大(2年)、昨季は日本代表にも選ばれた森山飛翔(3年)、HOは1年の三浦颯太(秋田工業)、LOも昨季まで2年連続高校日本代表に選ばれた1年のアントニオ・フィシプナ(青森山田)、右LOに福田大和(2年)が入った。

蔵森とFLコンビを組むのは前節、ゲームキャプテンを務めた河村ノエル(4年)、NO8は突破力に長けたカイサ・ダウナカマカマ(2年)が入った。

ハーフ団はSH武智成翔(4年)、SO本橋尭也(3年)。大町とCTBコンビを組むのは上田倭士(3年)、バックスリーはWTB吉田有佑(3年)、生田弦己(4年)、そしてFBには2試合連続でルーキーの吉田琉生(東海大大阪仰星)が入った。

控えにはHO梶川尚能、PR清水栞太、布引大翔(いずれも3年)、LO鈴木彪馬(3年)、坪根章晃(2年)、SH三田村喜斗(2年)、SO高本とわ(3年)、1年生SO上田倭楓(大阪桐蔭)、CTB/WTB/FL平野晃成、CTB/FB福田正武、CTB佐藤楓斗(いずれも2年)が入った。上田兄弟の同時出場も期待される。

帝京大学としては、6月に早稲田大学、明治大学との対戦も控えているだけに、ここまでと同様に、FW、フィジカルで圧倒し、3連勝を飾りたいところだ。東洋大学vs.帝京大学の一戦は午後1:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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