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2度目の大学5連覇を狙う帝京大学が、大会に初登場する。
チャレンジャーはモスグリーン軍団「大東大」だろう。
昨季は5勝1敗1分けで7年ぶり9度目のリーグ戦優勝を達成した。9年前の2017年度はFL河野良太主将(釜石SW)の下、PR古畑翔(3年)やPR藤井大喜(2年、ともに埼玉WK)、NO8アマト・ファカタヴァ(BR東京)らを擁し大学ベスト4も達成した。
だが「5勝1敗1分け」という戦績が物語るように、近年の関東大学リーグ戦は大混戦。実力伯仲の勢力図は今季も続きそうで、大東大もリーグ戦連覇へ向けてはチャレンジとなる。
昨季はリーグ戦王者として大学選手権に乗り込んだものの、ベスト8で京都産業大学に12-59で敗戦。
その準々決勝の先発15人中8人(FW5人、BK3人)は4年生。PRリサラ・フィナウ(埼玉WK)やLO佐々木柚樹(浦安DR)、CTBハニテリ・ヴァイレア(相模原DB)といった大駒が卒業した。
だが2試合の合計得点は「66」。バックスを中心に昨季主力のFBタヴァケ・オト、新世代のトライゲッターであるルーキーWTB/FB吉岡聖太(石見智翠館)など決定力のあるランナーは多い。
課題は早稲田大戦、東海大戦とプレッシャーを受けたスクラムを中心としたセットピース、ポジショニングを起点とするディフェンスの整備だろうか。伸びしろのあるメンバーが多いだけに今後の成長に期待したいところだ。
王者との一戦へ向けた先発メンバーは、東海大戦から3名が替わった。
注目は大会初先発となる高校日本代表候補のPR芳賀空(御所実)。スクラムの柱である背番号3を背負い、帝京大のスクラムと対峙する。
残る2名は、オーストラリア高校代表の経験者。FLノア・トファエオノ(2年)、そしてSOニコ・バックリー(1年)が初先発。先発9番は徳重隼(御所実)であり、ハーフ団は1年生コンビとなった。
ここまで10番だった伊藤主将はユーティリティ性を活かして15番での先発。前回フルバックだった吉岡は経験豊富なウイングに入った。
一方、自軍グラウンドで待ち構える帝京大。
毎年主力が卒業する「大学」という難しい条件の下、昨季は2度目のV4を達成。夏合宿、対抗戦で早稲田大に2連敗した後、FL青木主将を中心に立て直した。
決勝戦では、公式戦初1番のPR梅田海星とHO知念優来を起用したスクラムで、ファーストからペナルティを取るなどして優勢に。岩出雅之前監督の後を引き継いだ相馬朋和監督の指導力、勝負師としての手腕もいよいよ確かなものとなっている。
ただ大東大と同様、帝京大も大駒が卒業した。
昨季の大学選手権決勝の先発メンバーでいえば8名(FW6名、BK2名)が卒業。
フォワードではFL青木恵斗(トヨタV)やLO本橋拓馬(神戸S)らが巣立ち、バックスからはプレーメイカーのSH李錦寿(埼玉WK)、決定機を幾度も創出したFB小村真也(トヨタV)というキーマンも卒業した。
「連覇」「王者」というプレッシャーと今季向き合う新主将は、長崎北陽台出身のCTB/SO大町佳生。2人いる副将はCTB/WTB生田弦己、FL吉田有吾だ。
そのほかのスタメンでは、注目の9番が愛媛の古豪・新田高校出身の武智成翔(4年)。先発抜擢のルーキーは3名おり、いずれも東北ゆかりの選手だ。
青森山田を卒業しているトンガ出身のLOアントニオ・フィシプナ。そして、男鹿東中学出身のHO三浦颯太(秋田工業)とFB吉田琉生(東海大仰星)。同郷の2人が大学で再会を果たし、そろって初陣で先発を飾る。
なお5月15日にニュージーランド学生代表とホンコン・チャイナ代表と対戦する「JAPAN XV」メンバー40名が発表されたが、両校の選手の名前はない。
注目はフォワードのバトルだろう。両校ともに昨季からメンバーが多数入れ替わっており、未知数の部分もある。帝京大は新年度からの積み重ねをぶつけ、大東大は過去2戦の経験値を活かす機会だろう。
大東大のハーフ団を含め、両軍合わせて7人のルーキーがいる。大学ファンにとって新星の登場は楽しみの一つだ。
文: 多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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