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ラグビー コラム 2025年5月2日

早稲田大学、U23日本代表遠征から戻った主力が復帰し、東洋大学と対戦。ラグビー関東大学春季交流大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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大東大戦にて円陣を組む早大メンバー

前節の大東文化大学戦で幕を開けた関東大学春季交流大会。迎える第2戦の相手は東洋大学。今季も全勝を狙う早稲田大学にとっては、前節に続いて白星を重ね、さらに勢いを加速させたい一戦となる。

早大は春季大会初戦で大東大を『早稲田大学上井草グラウンド』に迎え、見事に白星スタートを切った。SO(スタンドオフ)服部亮太(スポ2=佐賀工)のキックを軸にエリアを掌握した早大。多くの選手が『赤黒』デビューを果たし、チーム野中の船出を印象づける。

しかし、大会初戦特有の硬さからか、自らのミスでインゴールを明け渡し、26点もの失点を喫した。ゲームキャプテンを務めたFL(フランカー)田中勇成(教4=東京・早実)は、「失点を許しすぎた。どんな相手でもディフェンスにはこだわるべき」と振り返り、今節では、昨季同様の堅牢な守備の復活が求められる。

一方、東洋大にとってはこの試合が春季大会の初陣となる。チャレンジャーとして、『赤黒』の壁に果敢に挑んでくるはずだ。主将であるNO8(ナンバーエイト)ステファン・ヴァハフォラウに加え、212センチの長身を誇るLO(ロック)ジョーン・ウーストハイゼンを軸に、セットプレーから主導権を狙ってくる展開が予想される。

さらに、今試合では下級生時代から司令塔を務める天羽進亮がSOからCTB(センター)にポジションを移し、多彩な攻撃を見せてくるはずだ。鋭いランニングスキルを持つFB(フルバック)坂本琥珀もリザーブに控えており、彼の存在には警戒が必要だ。

インゴールに飛び込むPR前田

そんな早大の注目選手は、なんと言っても前節で『赤黒』デビューを果たした若き戦士、PR(プロップ)前田麟太朗(スポ2=神奈川・桐蔭学園)だ。

持ち味であるスクラムでの安定感はもちろん、ひとたびボールを持てば、強靭なフィジカルでモスグリーンの壁を何度も粉砕し、スタンドを沸かせた。今回はリザーブからの登場となるが、前田が力強いキャリーでピッチを躍動する姿から目が離せない。

また、両翼を担うWTB(ウィング)の西浦岳優(社2=東福岡)と鈴木寛大(スポ3=岡山・倉敷)にも注目だ。東洋大のディフェンスを切り裂き、ピッチを縦横無尽に駆け抜けて、得点を量産してくれるだろう。

そして、今節からはU23日本代表としてオーストラリア遠征に臨んでいたCTBの野中健吾主将(スポ4=東海大大阪仰星)、福島秀法(スポ4=福岡・修猷館)、PR(プロップ)杉本安伊朗(スポ3=東京・国学院久我山)、HO(フッカー)清水健伸(スポ3=東京・国学院久我山)も戦列に戻る。

異国の地で磨きをかけた彼らが、どのような成長を見せるのか。彼らの経験によって、より一層戦力に厚みが増すことが期待される。

連勝を手繰り寄せ、勢いを増したい早大。この一戦をものにできるかどうかで秋以降に広がる景色も変わってくるはずだ。主将も戦列に復帰し、ベストメンバーに近い布陣が整った。第1戦を上回る連携力で、多彩なアタックと鉄壁のディフェンスを披露してくれることだろう。

『One Shot』を体現する早大がチャンスを確実に仕留めきり、敵地『東洋大川越グラウンド』で勝利を奪い取ってみせる。

文:大林祐太/写真:大林祐太、村上結太(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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