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プレーオフ進出へ負けられない6位「横浜キヤノンイーグルス」。12位「浦安D-Rocks」を迎え撃つ。ジャパンラグビーリーグワン2024-25第14節
ラグビーレポート by 多羅 正崇
プレーオフ進出へ負けられない6位「横浜キヤノンイーグルス」。12位「浦安D-Rocks」を迎え撃つ。ジャパンラグビーリーグワン2024-25第14節
過去2季連続で4強入りの横浜キヤノンイーグルス(6位/5勝8敗)が苦戦している。
2月以降の戦績は2勝6敗。
第9節では三重ホンダヒートに17-20で競り負け、第11節ではリコーブラックラムズ東京に20-27で敗戦。この2試合には3月24日に怪我治療による一時離脱が公表されたCTB梶村祐介主将とSHファフ・デクラークも出場していた。
そして前節は11位だったトヨタヴェルブリッツの堅守を崩せず、17-29で8敗目。6位は保ったものの10位までが勝点6差の混戦となり、3季連続のプレーオフ進出(6位以内)が危ぶまれる状況となった。
ヴェルブリッツ戦後、イーグルスの沢木敬介監督は3連敗の要因を問われると、こう話した。
「やり切ることができない何かがあるんでしょうね。それはマネジメントをする私の責任です」
「例えばシステムをしっかりとやり切るとか、そういう細かい部分がおろそかになっています。アタックでもチャンスはたくさん作っていますが、それがスコアにつながっていないですし、フィニッシュの形まで持ち込めていません。そういう面はディフェンスのほうにもあると思います」
Optaによると、イーグルスは自陣22m内に進入された時の(1回あたりの)平均失点数が「3.37」で、今季D1ワースト。劣勢時に高確率で失点しており、浦安DRの「2.99」より多いという。
ヴェルブリッツ戦では後半28分、ペナルティトライで7点差(17-24)に迫ったものの、自陣で連続ペナルティを犯してしまい、同点以上の結果が遠のいていった。元ヴェルブリッツのFL古川聖人が反省を交えて試合後に語った。
「『ペナルティをしないように』と話していましたが、自分がチームメートに対して良いメッセージを届けられていなかったのか、ペナルティを繰り返してしまい、自分たちで勝てるチャンスがあるのに、自分たちでそのチャンスを手放す状況を作ってしまいました」
「前半は我慢し続けることでトライを取ることができました。でも後半は我慢をしてトライを取ったのに、そのあとに一瞬気持ちが緩むというか、気持ちがソフトになる一面が何回もあることで、3連敗という結果にもつながっています」(イーグルス、FL古川)
リーグ戦は残り5試合。7位東京サントリーサンゴリアスは勝点26で並んでおり、ボーナスポイントの有無でも6位スポットを失いかねない状況。イーグルスにとって、浦安D-Rocks戦は必勝の一戦となる。
メンバーは5人変更。PR岡部崇人、今季限りでの現役引退を表明したFL嶋田直人、そして2試合ぶり出場のNO8アマナキ・レレイ・マフィ。
一方、先週から大きくメンバーを替えたのが浦安D-Rocksだ。
「狙いとしては(前節の)三重ホンダヒート戦に出て、試合のプレータイムが増えているメンバーが多かったので、コンディションの部分が大きいです」
その前節ワイルドナイツ戦は、前半に4トライずつを奪い合い、26-28という2点差の接戦を演じた。
後半には筑波大学出身のルーキーSH白栄拓也、アーリーエントリーの梅田海星(帝京大学)、佐々木柚樹(大東文化大学)がデビューした。しかし平均年齢29歳のリザーブ8人を投入したワイルドナイツが4連続トライ。得意の逆転劇で26-54で勝ち切った。
「前半はフレッシュで元気な選手を使うことによって、かなりいいパフォーマンスを見せられたと思いますし、ローテーションしてもいい選手がそろっていることを見せられたと思います。ただ、いくつか弱い瞬間が重なってしまい、そこからいいチーム(ワイルドナイツ)に突き放されてしまいました」(浦安D-Rocks、レイドローHC)
ここまでの白星は、三重ホンダヒートに対する2つのみ。しかし11位以下が回る入替戦の回避へ向けて、今節は頼もしいプレイヤーが帰ってきた。
第4節東芝ブレイブルーパス東京戦以来の出場となるFBイズラエル・フォラウ。オーストラリア代表で73キャップを重ね、ルーツのトンガでも国代表1キャップを持つアスリートだ。
試合2日前の4月3日に36歳となったが、超一流のラインブレイク能力とハイボール処理は変わらず。剛脚から放たれるキックも特大だ。久しぶりに登場するフォラウが躍動するのか、注目が集まる。
イーグルスは今季第3節で浦安D-Rocksに40-12で快勝している。開始20分までに2連続トライで先制するなど、イーグルスのアタッキングラグビーが閃いた。
イーグルスが前回対戦同様のアタックを見せるのか。それとも浦安D-Rocksがシーズン中の成長を見せつけるのか。決戦の舞台は4月5日(土)の秩父宮ラグビー場。キックオフは正午だ。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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