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ラグビー コラム 2025年3月13日

4位の静岡ブルーレヴズ、今季無敗の首位・埼玉パナソニックワイルドナイツを迎え撃つ。

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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静岡ブルーレヴズvs.埼玉パナソニックワイルドナイツ

12月に開幕した「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」、ディビジョン1のリーグ戦も後半に入り、先週の「Bye Week」(休みの週)を挟み、3月14日(金)~16日(日)は交流戦となる第11節が開催される。

3月15日(土)、現在4位の静岡ブルーレヴズが、ホストスタジアムの静岡・ヤマハスタジアムで、無敗で首位に立つ埼玉パナソニックワイルドナイツを迎える。

昨シーズン8位だったブルーレヴズは、開幕戦でコベルコ神戸スティーラーズを15-13と下した後、3連勝を飾った。第5節は昨季王者の東芝ブレイブルーパス東京に、34-28と勝利するなど好調をキープしており、7勝3敗の勝ち点31で4位につけている。

一方のワイルドナイツは今シーズンも開幕から白星を重ねおり、第7節のブレイブルーパス戦こそ、28-28と引き分けたが、前節のスティーラーズ戦も、46-32で逆転勝利を収めて、9勝1分の勝ち点44で首位をキープしている。

前節、試合後の会見で「ワイルドナイツ戦なのでしっかり準備して、勝ちにいきたい」と意気込んでいたブルーレヴズの藤井雄一郎監督は、その試合から先発はBK(バックス)1名のみの変更にとどめた。

静岡ブルーレヴズ

FW(フォワード)は変わらず、PR(プロップ)河田和大、郭ぶん慶(ぶんは王偏に文)に、開幕から先発を続けるHO(フッカー)日野剛志がフロントローを構成する。LO(ロック)は試合に出続けているマリー・ダグラスと大戸裕矢の2人。

バックローはFL(フランカー)ヴェティ・トゥポウ(摂南大学出身)と、キャプテンで南アフリカ代表のクワッガ・スミス、そしてNO8(ナンバーエイト)マルジーン・イラウアが引き続き入った。

BKを見ると、新人ながら8トライを上げているSH(スクラムハーフ)北村瞬太郎(立命館大学出身)と、SO(スタンドオフ)サム・グリーンにハーフ団は変わらない。CTB(センター)も、169でボールキャリー数1位のヴィリアミ・タヒトゥアと、前節POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)のシルビアン・マフーザの2人も引き続き先発する。

WTB(ウイング)は矢富洋則がベンチに下がり、ここまで10トライのマロ・ツイタマが先発に復帰し、FB(フルバック)はオールブラックスとトンガ代表の経験を持つチャールズ・ピウタウが務める。

リサーブは、他にHO作田駿介(流通経済大学出身)、日本代表PR茂原隆由、ショーン・ヴェーテー(環太平洋大学出身)、LOジャック・ライト、HO/LOリッチモンド・トンガタマ、SH岡崎航大、SO家村健太が控える。

一方、「ここまで7人が新しいキャップを獲得してくた。誰が出ても同じパフォーマンスを維持できるかが、チームの壁だったが、それを選手たちが実践してくれた」と前節後に笑顔を見せていたワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督はFW、BKそれぞれ2名の先発を変更した。

埼玉パナソニックワイルドナイツ

第1列はPR古畑翔、藤井大喜が続けて入り、HOはキャプテンの坂手淳史がメンバー外となり、アーリーエントリーの佐藤健次(早稲田大学出身)が2度目の2番を背負う。

LOはエセイ・ハアンガナと、スプリングボクスでも活躍したルード・デヤハーの2人。FLは日本代表ベン・ガンターと、今季初の先発となる福井翔大、NO8は前節のPOMで、今季すべての試合で先発を続けるジャック・コーネルセンが入った。

BKは日本代表SH小山大輝と、現在119点と得点ランキングトップタイで、ゲームキャプテンも努めるSO山沢京平のハーフ団がスターターとなった。CTBは南アフリカ代表のダミアン・デアレンデと、日本代表の長田智希が引き続きコンビを組む。

両WTBは入れ替え、ヴィンス・アソと、丹治辰碩から、オーストラリア代表のマリカ・コロインベテが今季初出場となり、ブルーレヴズのWTBツイタマと並んで、10トライを上げている竹山晃暉とコンビを組み、FBには引き続き野口竜司が入る。

ベンチには、今季初のメンバー入りとなったHO下釜優次、元日本代表クレイグ・ミラーヴァルアサエリ愛のPR2人、LOリアム・ミッチェル、FL大西樹、SH高城佑太、WTB/CTBヴィンス・アソ、WTB/FBトム・パートンがインパクトを与える。

昨シーズンもブルーレヴズのホストゲームとなった交流戦で1度対戦し、ワイルドナイツが45-19で勝利した。2022-23シーズンは2度対戦し、ブルーレヴズが熊谷ラグビー場で44-25と勝利して1勝1敗。2022シーズンは26-25でワイルドナイツが勝つなど、両チームは接戦を繰り広げている。

『Opta』によると、ワイルドナイツはレギュラーシーズンのビジターで53戦無敗(51勝2分)を記録中。また、相手陣22m内への1試合平均進入数は、ディビジョン1で最多の12.7回(2位は静岡の11.5回)で、リーグトップの54トライ、401点を挙げている。

ブルーレヴズとしては武器としているセットプレー、ディフェンスでプレッシャーをかけて相手を自陣に入れる回数を減らしながら、クロスゲームに持ち込みたいところ。

ブルーレヴズが、今季初めてワイルドナイツに土をつけて順位を上げることができるか。それともワイルドナイツが勝利し、ビジターで無敗記録を伸ばし首位をキープするか。1位vs.4位の注目の対戦は、3月15日(土)午後2:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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