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【ハイライト動画あり】「ペレナラ劇場」ふたたび!リコーブラックラムズ東京と東芝ブレイブルーパス東京が大熱戦。ジャパンラグビーリーグワン2024-25交流戦第9節
ラグビーレポート by 多羅 正崇
ニュージーランド代表スクラムハーフ、TJペレナラ。
同代表の舞踊「ハカ」をリードする姿が印象的なアタッキングハーフは、2020年度、トップリーグ時代のNTTドコモに加入。「ペレナラ劇場」と呼ぶに相応しい活躍を続け、チーム初のベスト8進出に貢献した。
そのペレナラは今季、4年目のリーグワンでリコーブラックラムズ東京に加入。スタンドオフとしても先発するなど主軸として全試合に出場中だ。
ただ今節(第9節)は活躍の度が違った。
2月22日(土)、11位(2勝6敗)のブラックラムズが、格上となる2位(6勝1敗1分)東芝ブレイブルーパス東京と対戦。序盤から高精度のアタックをみせたのは昨季チャンピオンだった。
まず突破口を開いたのは天理大学初優勝メンバーのFB松永拓朗。開始1分で半身ゲイン&オフロードパスでWTBジョネ・ナイカブラの先制をアシストすると、同13分にはみずから巧みなボディーバランスから風穴を開け、チーム2本目(G)を奪った。(12-3)
チーム一丸の波状攻撃で崩すブレイブルーパスに対し、ブラックラムズはペレナラを起点とした奇襲を連続成功させる。
ジャパンラグビー リーグワン2024-25 D1(2月22日)
【第9節 ハイライト】ブラックラムズ東京 vs. 東芝ブレイブルーパス東京
ブラックラムズは、さらに1トライを失い16点ビハインド(3-19)の前半21分。
正確なフォローコース&スキルでオフロードパスが次々決まるブレイブルーパスにもう1本獲られるが、ふたたび16点差(8-26)の前半35分だ。
敵陣ラインアウトのショートサイドにSHペレナラが走り込むスペシャルプレー。オフロードパスがLOジョシュ・グッドヒューに繋がり2本目。
前半ブレイブルーパスの攻守の圧力は強烈だった。差は明確と感じられるほどだったが、ペレナラ起点の奇襲を決め、スコアはわずかに8点差。攻防から受ける印象とスコアとの違いに、マジックを見ているような感覚に陥った。
さらにペレナラ劇場は続いた。
お膳立てをしたのはブラックラムズの強力スクラムだ。後半開始から出場した190センチのPRパディー・ライアンが存在感を示した。
後半7分に敵陣ゴール前スクラムで、PRライアンがぐっと押し込む。ここからPK奪取のビッグスクラムを見せると、アドバンテージを受けて184センチあるSHペレナラがキャリー。そのままトライエリアに飛び込んだ。(25-26)
さらに同14分には、ふたたびスクラムから攻撃開始。一次攻撃で今度は防御裏へショートパント。走らせた日本代表候補のCTB池田悠希がキャッチ。TMO判定の結果、逆転トライが認められた。
ただこの直後の比較的簡単なコンバージョンをSO中楠一期が不成功。この日SO中楠はプレース成功率40%(10本中4本成功)と不調だった。
正攻法のフェーズアタックはやはり昨季王者が冴えていた。後半16、21分にチームで崩して2連続トライ。8点リード(38-30)を奪い返した。
この状況で、ふたたびペレナラが大歓声を浴びる。
自陣に押し込まれた後半25分、ペレナラが相手フォワードのバックドアへのパスを読み切り、爆発的な歓喜を呼ぶインターセプト。相手CTBトンプソンに追いつかれてトライはならなかったが、ハイタックルを引き出し数的優位となった。
優勢のスクラムも加勢する。PK奪取から敵陣に入ると、SHペレナラがブラインドサイドの走り込んだPR津村大志(帝京大卒)のリーグ初トライをアシスト。ペレナラのここまでの全6トライに絡む活躍もあり、ブラックラムズはこの日3度目となる1点差(37-38)に迫った。
が、ここで14人のブレイブルーパスが守りに入らなかった。
数的劣勢となればモールや近場戦に時間を費やすのがセオリーだが、中盤から果敢にアタック。途中出場の眞野泰地がピック&ゴーでトライを決めてしまった。
ブラックラムズも直前のプレーで倒れ込んでいたWTBメイン平が自陣からビックゲイン。WTBセミシ・トゥポウがチーム7本目を決めたが、最後は敵陣でノックフォワード(ノックオン)。ブラックラムズは今季初の連勝を逃した。
ブラックラムズの次節はふたたび秩父宮ラグビー場だ。3月1日に順位で一つ上の9位(3勝6敗)三菱重工相模原ダイナボアーズと激突する。
7勝目を挙げたブレイブルーパスは、ホストとして鹿児島に登場する。桜島を望む白波スタジアムで、同じく7勝1敗1分の3位を迎え撃つ。クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの「2位×3位」対決は要注目だ。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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