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連敗脱出はどっちだ。10位「三菱重工相模原ダイナボアーズ」×8位「トヨタヴェルブリッツ」。ジャパンラグビーリーグワン第7節交流戦
ラグビーレポート by 多羅 正崇
2連敗から脱出するのは三菱重工相模原ダイナボアーズ(2勝4敗)か、それともトヨタヴェルブリッツ(1勝1分4敗)か。
2月9日(日)の相模原ギオンスタジアム(神奈川)で対峙する両軍は、この第7節を転機にしたいと考えているはずだ。
ダイナボアーズの2勝は、開幕節(浦安D-Rocks戦)と第4節(コベルコ神戸スティーラーズ戦)でのもの。しかし前節はクボタスピアーズ船橋・東京ベイにセットプレーで劣勢になるなどし、4敗目を喫した。
今節は“神奈川県内4連戦”の最終戦。この後は遠征が多くなることもあり、なんとしても地元・相模原で3勝目を掴みたい。
ヴェルブリッツ戦の注目点は、前節課題となったスクラムだろう。
リザーブ陣を含めたフォワードがどれだけ一貫性のあるスクラムを組めるか。試合中の修正力もカギを握るだろう。ダイナボアーズのFL鶴谷昌隆は前節、12-40で敗れた理由を端的に語っていた。
「ボール・イン・プレーを増やし、自分たちのラグビーをやろうというプランでしたが、自分たちのミスで、そこからスクラム、セットピースでまたミスが続き、そこからゴール前に運ばれてトライ、という形が続いたことが課題です」
土台は、ブレイクダウンに強いディフェンスチームだ。現在はアタック整備とフィジカル強化が進み、南アフリカ代表WTBカートリー・アレンゼのようなフィニッシャーも参戦。上位進出の準備を着々と進めてきた。
今季はさらなる飛躍を誓っているだけに、10位という現状は不本意に違いない。多かった怪我人も戻りつつあり、今後の反転攻勢に期待がかかる。
ヴェルブリッツ戦のスタメンを見てみると、チーム初の日本代表となったエピネリ・ウルイヴァイティが第2節以来の復帰。そのほか流経大出身のPRシンクル寛造が初先発、SH岩村昂太主将が9番に復帰し、WTBタウモハパイ ホネティが今季初出場・初スタメン。主力復帰で厚みが増した印象だ。
一方のヴェルブリッツは開幕6試合で1勝にとどまっているものの、2勝を挙げているダイナボアーズよりも上位にいる。
ヴェルブリッツは5試合中4試合が7点差以内。同点による勝点2に加え、「7点差以内の負け」によるボーナスポイントを計3点獲得し、総勝点10でダイナボアーズを上回っているためだ。
裏を返せば、接戦を勝ち切れていないとも言える。それは前節(横浜キヤノンイーグルス戦)も同じだった。
逆転を狙った最終盤、ラインアウトの獲得失敗から中盤にエリアを戻された。Xファクターになれる新加入CTBジョセフ・マヌらが再三ゲインを試みたが、最後は粘り強いイーグルスに軍配が上がった。
ゲームキャプテンを務めたHO彦坂圭克は「結果は付いてきませんでしたが、良いラグビーはできていると思いました」と語り、「これを続けていけばいつかは結果が付いてくる」と会見で話した。
スティーブ・ハンセンHCもフラストレーションはあるとしつつも「必ず自分たちのターンが来ると信じています」と気丈に語った。
現在怪我により欠場中のFL/NO8姫野和樹主将は開幕前、今季への手応えを語っており、その期待値は高かった。それだけに1勝1分4敗という結果は不本意だろう。
ダイナボアーズに対しては3連勝中。前回の敗戦は2022-23シーズンの第2節。相模原ギオンスタジアムで昇格1年目のダイナボアーズに2点差(25-27)を喫した試合だ。実績では上回るヴェルブリッツだが、難敵であることは過去の経験から承知しているだろう。
先週からは先発2名が替わり、フランカーの印象が強いウィリアム・トゥポウが背番号8を担う。もう一人はNZ代表SHアーロン・スミス。レジェンドの2試合ぶりの復帰は朗報だ。
日曜日は好天予報。連敗脱出へ負けられない両軍の火花は、寒さを吹き飛ばしてくれるに違いない。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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