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ラグビー コラム 2025年1月30日

リーグワンは交流戦がスタート、首位の埼玉パナソニックワイルドナイツは未勝利の浦安D-Rocksを迎え撃つ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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埼玉パナソニックワイルドナイツ vs. 浦安D-Rocks

12月に開幕した4シーズン目の「NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25」。先週の『Byeウィーク』(休みの週)が明けて、ディビジョン1は2月1日(土)2日(日)に第6節。異なるカンファレンスのチームが戦う交流戦が、3月30日の第13節まで行われる。

2月2日(土)、現在首位に立つ埼玉パナソニックワイルドナイツが、ホストスタジアムの埼玉県・熊谷ラグビー場に、5連敗の浦安D-Rocksを迎える。

今季、ディビジョン1で唯一無敗のワイルドナイツ。前節のトヨタヴェルブリッツ戦でも前半からトライを重ね、38-22と勝利し、勝ち点23で首位に立っている。一方、今季からディビジョン1に昇格したD-Rocksは、白星を挙げることができず、勝ち点も獲得できていない。

前節の会見で、「開幕からの5試合は選手たちをとても誇りに思う。選手たちは自分のパフォーマンスを継続するように努力をしているし、常時試合に出ていない選手たちも、パフォーマンスを継続できたところに感心している」と話していたワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、ヴェルブリッツ戦からFW(フォワード)4名、BK(バックス)2名の計6名の先発を変更した。

埼玉パナソニックワイルドナイツ

FWはキャプテンのHO(フッカー)坂手淳史がベンチスタートとなり、島根一磨が今季初先発となった。PR(プロップ)は稲垣啓太と、この試合で公式戦100キャップとなるヴァル アサエリ愛の日本代表経験者の2人が入り、フロントローを構成する。

LO(ロック)はエセイ・ハアンガナが4番に移動し、4番には元南アフリカ代表のルード・デヤハーが入った。バックローは、FL(フランカー)に日本代表ベン・ガンターと、今季初の先発で、ゲームキャプテンを務める大西樹、NO8(ナンバーエイト)はジャック・コーネルセンが開幕から引き続きスターターとなった。

BKは日本代表のSH(スクラムハーフ)小山大輝と、前節のプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)で、現在62点で得点ランキングのトップタイに立つSO(スタンドオフ)山沢京平のハーフ団は引き続き先発。

CTB(センター)は南アフリカ代表のダミアン・デアレンデは引き続き先発するが、13番には日本代表のディラン・ライリーがメンバー外となり、ここまで5試合ではWTB(ウイング)でプレーした日本代表の長田智希が入った。

WTB(ウイング)にはヴィンス・アソが入り、竹山晃暉と両翼を担い、FB(フルバック)はイングランドのサラセンズから加入したトム・パートンが、リーグワンデビューとなる。

リサーブにはHO坂手の他に、PRクレイグ・ミラー、藤井大喜、FLラクラン・ボーシェー長谷川崚太、SH高城佑太、出場すればリーグワン初キャップとなるCTB川崎清純、FB野口竜司が名を連ねた。

得点はリーグ2位、得失点差がリーグ1位のワイルドナイツとしてはメンバーが6人替わったが、ホストの声援を背に前半からトライを重ねたい。

一方、今季からD-Rocksの指揮を執る、元スコットランド代表SHのグレイグ・レイドローHC(ヘッドコーチ)は、前節後に「ディビジョン1初参戦ということで厳しい展開を強いられているが、できるだけ早く学んで次に備えないといけない。80分間通して一貫したパフォーマンスを出すことと、ラインアウトの部分が一番の課題」と話し、その試合からFW4名、BK2名の計6名を変更した。

浦安D-Rocks

FW第1列はPR鍋島秀源、金廉は引き続き先発し、HOには藤村琉士に替わって松下潤一郎(明治大学出身)がリーグワン初先発となった。両LOは入れ替え、元日本代表のヘル ウヴェと、南アフリカ出身のローレンス・エラスマスの2人となった。

FLはに替わり、ゼファニア・トゥイノナが入り、FL小嶋大士と南アフリカ代表のNO8ヤスパー・ヴィーセは引き続き先発する

BKは、キャプテンのSH飯沼蓮、SO田村煕のハーフ団は変わらないが、CTBはオテレ・ブラックに代わって、元オーストラリア代表のサム・ケレビがチーフスでプレーしていた新加入のタナ・トゥハカライナとコンビを組む。

WTBは石井魁が14番に移動し、11番にはケレブ・カヴバティ(山梨学院大学出身)が先発に入った。FBは元日本代表の安田卓平が引き続き務める。

ベンチにはFWを6人入れ、新加入のHOキアヌ・ケレルサイムスが初めてメンバー入り、PR西川和眞、日本代表PR竹内柊平、元日本代表のLOヴィンピー・ファンデルヴァルト、ツイ、NO8トゥクフカ トネ、今季から加入したSH橋本法史、SO/CTBブラックが控える。

D-Rocksとしてはディフェンス、セットピースで粘りを見せて、クロスゲームに持ち込んで勝機を見いだしたいところ。

両者がリーグワンで対戦するのは初めてのことだが、2022年のリーグワン元年、D-Rocksとして再編される前のNTTコミュケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安時代に2度対戦し、いずれもワイルドナイツが48-5、31-24と勝利している。

ワイルドナイツがホームで6連勝を達成するか。それともD-Rocksがリーグワン初勝利となるか。交流戦の初戦は2月1日(土)午後2:30、埼玉県・熊谷ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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